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モバイルマーケティングデータ研究所(以下、MMD研究所)はこのほど、2021年以降に子どもにスマートフォンを持たせた親1,000人を対象に「初めてスマホを所有した子供の学年」を調査しました。すると、51.6%が「小学生でスマホを所有した」という回答。スマホデビューの低年齢化が顕著に現れる結果となりました。子どもにスマホを持たせることで便利なことが増えた反面、トラブルの心配も懸念されます。
こうした状況を受けてソフトバンク株式会社は2月23日、都内で「親子で一緒に学ぼう!スマホデビュー体験教室」を開催。参加した親子はPayPayの使い方やSNSのルールなどを学びました。
始めに実施されたプログラムは「キャッシュレス決済について」。配られた実際のスマホでPayPay画面を開き機能をおさらい。マップを開いてクーポンが使える店などを調べていました。続いて親が子どもにお小遣いを送金する練習です。PayPayから100円を子どものスマホへ送金。「早くちょうだい」と急かしたり「やったー、もらったぞ」と喜ぶ子どもたちの姿が見られました。一方、親は「パスワードがあって安心」、「残高や履歴の確認ができるので、使い過ぎ防止になる」と、新しいお小遣いの形に感心していました。
MMD研究所によると2023年の「キャッシュレスでのお小遣い送金意向」は18.5%が「利用したい」、26.9%が「やや利用したい」となっています。「手持ちの現金がないときにお金の送金ができる」、「振込手数料がかからない」、「遠隔で送金できる」といったメリットを感じる親も増えてきているようです。
次のプログラムは「SNSマナーについて動画をみて話し合おう」です。ソフトバンクと株式会社ベネッセコーポレーションが制作したアニメ動画「これでバッチリ!スマホデビューへの道」を鑑賞します。
友だちとキャンプ場で遊んだ写真をうっかりSNSに投稿してしまった主人公。写真には自分や友だちの顔だけでなく、学校の名前が入ったタオルまで写り込んでいました。コメント欄で撮影されたキャンプ場や学校が特定されてしまい、大ごとに。動画をみて何が良くなかったのかを話し合う親子。「人に許可なく写真を公開してしまった」、「背景や写っているものに気を付ける」といった意見を発表し、参加者で共有していました。
スマホは現代社会に欠かせないインフラ。早くから子どもに持たせたいと思う親も多いでしょう。子どもには、特にお金のやり取りやルール、マナーをしっかり学んでスマホデビューさせたいですね!