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コラーゲンはなぜ肌に大切なのでしょうか? 実は、皮膚の70%はコラーゲンで構成されており、規則正しく何層にも折り重なった多層構造であるため、それが崩れると肌の弾力(ハリ)が低下するだけでなく、くすんだようになるなど見え方にも影響します。
いちはやくコラーゲンに着目し“コラーゲンが皮膚の土台である”という考えから、長年、その役割を研究してきた資生堂ですが、堀場研究員によると「これまでは、この土台をいかに補うかに注力してきたが、代謝によって古くなったコラーゲンを取り除かなければ細胞の活動は抑制されず、コラーゲンをつくる力が減少することがわかった」と説明。増やすのではなく除くことに着目したそうです。
堀場研究員は「壊れてしまったコラーゲンをしっかりと掃除してから、新しいコラーゲンを取り入れる。これは、瓦礫が積まれた土地に新築の家を建てるより、瓦礫を掃除して整地された土地に家を建てた方が良いのと同じ。そこに住む細胞たちも元気になる」と家造りに例えて、その“掃除”を担う免疫細胞の一種、マクロファージM1とM2のバランスを整えることでコラーゲン代謝を正常に保ち、若々しい肌へのアプローチが望めるのではないかとの見解を示しました。
さらに、宗研究員からは「年齢を重ね代謝が悪くなった角層の重層化を促す、肌内因子YUKOPINを制御することで、うるおいが肌の奥深くまで届けられるようになる」と説明があり、今後、これらの研究を続け、コラーゲンによる新しいエイジング化粧品の開発に活かせればとしました。
イベントの後半には、9月21日に発売される「エリクシール」の新作「エリクシール リフトモイスト ローションSP」と「エリクシール リフトモイスト エマルジョンSP」がお披露目され、エリクシールブランドの越間マネージャーが登壇。会場に設置されたフォトスポットや新商品の体験ブースは来場者で賑わいました。
資生堂の「エルクシール」といえば、1983年に発売され現在にいたるまでユーザーに愛され続けている基礎化粧品。15年連続売上金額No.1※のエイジングケアブランドとして今なお進化し続けています。※インテージSRI,SRI+Ⅰ基礎化粧品(スキンケア)市場メインシリーズランキング2007年1月~2021年12月推計販売金額。
今回は、開発までに3年かかったという厳選された美容成分を新たに配合。化粧水・乳液ともにお好みで使用感(さっぱり・しっとり・とてもしっとり)を選べる3タイプ6種類が登場しています。また、サステナビリティ対応として環境に配慮したリサイクルPET樹脂を使用。これにより、新しく石油から製造するPET樹脂量を72%以上削減できるそうです。
1983年に発売された当時3,000円だった化粧水(150ml)は、なんと現在でも3,000円(170ml)と価格が変わっておらず、越間ブランドマネジャーは「私たちとしては日々のケアで、お客様に肌の“実感値”をしっかりと感じていただきたい。続けやすい価格は重要なポイント」と理由を説明し「みなさんのお守り的な存在になりたい」との思いを届けました。
一方、「高くないと化粧品はダメなんじゃないか」と生徒さんから質問されることもあるという神崎さんは、「エリクシールは、このお値段でも十分に手応えがある。疲れた日は、たっぷり浴びるように使用したり、顔の部位や状況によってタイプを使い分けたりもしている」と話し、「大切なのは、心までも潤うかどうか。朝、透明感のあるボトルを見ると心が上がる」と、エリクシールならではの良さを語りました。