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ミュージアム内は、5つの駅と駅同士を繋ぐ「てきと~線」という車両で構成されています。まずは駅さながらにデザインされた販売機でチケットを受け取り改札口から入場。改札をぬけると、そこは「てきと~中央駅」のコンコースです。
全長42.5mにもなる「てきと~線」は3両編成となっており、1号車は普段見慣れた車両のようですが、よく見ると“いつもよりちょっとてきと~”につくられた車両、2号車は、さまざまな忘れ物が展示されている車両、そして3号車は一面草で覆われた“てきと~な緑車”(グリーン車?)となっています。
それぞれの車両は各5つの駅(エリア)に停車しているので、車両を探検しつつ途中下車の旅へレッツゴー!
ちなみに、アナウンスも到着時刻も自由すぎる「てきと~中央駅」に滑り込んでくる電車のデザインは、参加者の描いた絵が反映されたもの。肩のチカラを抜いてきと~に描くもよし、てきと~なデザインを真剣に描くのもよしです。
そして、ママやパパに「好き嫌いしないで食べなさい!」なんて言われなくてすむ、健康もヘルシーも存在しない「エキベン・タウン駅」。欲望のおもむくままに、好きな具材をてきと~に詰め込んで「てきと~な駅弁」をつくってみてください。
「エキベン・タウン駅」に停車中の2号車は、実際に電車内で回収された“てきと~すぎる忘れ物”が展示してあります。車両は「これ、忘れる?!」とびっくりするような拾得物のオンパレード。日ごろ、いかに私たちが“てきと~”に電車に乗っているのか分かりますね。
3号車に入ると、最新のアーケードゲームからレトロなアナログゲームまで揃うサイケな雰囲気の「ゲーム・ステーション駅」に到着。てきと~に遊んだ後は、なぜか眠そうなカワイイ生き物“てつど〜ぶつ”たちが出迎えてくれる「てつど~ぶつパーク駅」へ。電車ごと一緒に、夢の世界へ行ってらっしゃ~い。
今回の“てきと~”がコンセプトのミュージアムについて「てきと~な鉄道展」の委員会実行委員長 佐藤永武氏は、「“てきと~”というコトバは面白い言葉。二面性があり人によって感じ方が違う。“雑”や“いい加減”といったネガティブなワードとして捉えられたりもしますが、一方で、真面目にやりすぎるのでなく…ほんの少し肩のチカラを抜いて楽しく生きるという意味も含まれますよね。この“てきと~”を、きっちりとした存在の象徴である鉄道と掛け合わせることで、不思議で面白いコントラストが生まれるかも知れない」と感じ企画を立ち上げたそう。
前回の「うんこミュージアム」同様、ごく身近な題材を軸に新しくつくりだされた世界感を、カラダを動かしたり写真を撮ったり遊びながら体験する、参加型コンテンツの面白さを踏襲しつつ、世の中には様々な要素の“てきと~”があることや、個人が感じる心地よい“てきと~感”に気が付いてほしいとのこと。
身近で安心・安全である鉄道の存在が、「てきと~線」の車両を移るごとに、現実世界から離れていく不思議さや、てきと~にゆるんでしまう瞬間が肝(きも)だそう。ミュージアムを楽しむのに特別なルールはないそうなので、てきと~な時間を存分に堪能してみてはいかが。
■てきと~な鉄道展
場所:神奈川県 横浜市西区高島2‐14‐9 アソビル2階 YOKOHAMA COAST
期間:2022年11月27日(日)まで
時間:10:00~19:00 最終入場受付は18:00
休日:施設に準ずる
詳細:https://www.tekito-train.com/
横浜駅の東口を出るとすぐ、右手にみえる「横浜中央郵便局」を目指します。郵便局の建物を正面にして右側にある「みなみ東口通路」に入ると「アソビル」に到着します!