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本作の熱烈なファンである上白石は、劇中のクライマックスを飾る涙腺崩壊曲『青春の光と影』をBGMにしてニコニコと登壇。冒頭では自己紹介および「アカデミー賞受賞おめでとうございます。今日は一緒に楽しみましょう!」という言葉を主人公ルビー(エミリア・ジョーンズ)のような流暢な手話で挨拶し、拍手喝采となった。
WEBスポット映像では「わんわん泣いた」「ここ数年で一番良かった」とのコメントを寄せている上白石。改めて「この映画に出会えて良かったと心の底から思っていますし、心を揺さぶられました。これから先何回も見返すだろうと思うし、歌がもっと大好きになったし、手話を始めたいと思うきっかけにもなりました。沢山のものをくれた映画です」と“コーダ愛”ダダ漏れ。
ルビーの父親を演じたトロイ・コッツァーが助演男優賞を受賞。これに上白石は「絶対に獲ってほしいと密かに思っていたので、受賞のニュースを見て嬉しくて泣きました」と大喜び。第94回アカデミー賞作品賞を受賞したことには「作品賞を獲ったらサイコーだと思ったし、愛に溢れた素敵な作品が受賞するって素敵な世界だと思いました」と我がことのように喜びを噛みしめた。
受賞式でのエミリア・ジョーンズのドレスアップ姿にも感激。「私はエミリアの声が大好き。スーパーハイパーヘビーローテーションしているサントラも最高っす!サントラも絶対に聴いてください!劇伴も最高です!」と猛プッシュしていた。
歌手としても活躍する上白石。自身にとっての“歌”とは「一番好きで一番怖いものです。好きだからこそ怖いです。一人で家で歌う分には好きでいいけれど、それがお仕事になると、好きだからこそいい歌を歌いたいと思う。好きだからこそ歌に失礼のないようにという気持ちがあります。でもそんな気持ちに対して勇気をくれるものも…歌なんです。歌がなかったら生きていけないくらい大切なもの」と唯一無二だと打ち明けた。
女優で妹の上白石萌歌も姉・萌音のプッシュで本作を鑑賞したという。「サイコーだった!と二人で1時間くらい映画について喋りました。アビーが歌を歌う理由に感動して共感したと言っていました。両親も作品を見ていて…もはや“コーダ大好きファミリー”です!」と胸を張った。
本作をきっかけに手話を勉強中という上白石は「手話は体全体の言語だと思った。エネルギーのあるもので奥深い。これからもっと勉強をしたいです。みなさんも自分のお名前だけでも調べたら楽しいかもしれません」と手話の魅力を熱弁。本作のさらなるヒットに向けて「映画館という静寂の中で見ると、聴こえてくる音の数も静けさの種類もまったく違う。『コーダ あいのうた』は絶対に映画館で見るべきだとオススメしたいです!」と力強くアピールしていた。