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劇場版完成に崎山は「ようやくドラマを経て1年掛かってお嬢さんとの距離を縮めて、最後は名前を聞くことができた。役柄的にも僕的にも成長ができた濃厚な時間を過ごすことができました」と手応え。岡本は「まっすぐな波留(岡本)ちゃんが丈士(崎山)のことを好きな気持ちをより大きくしながら演じることができました」と充実した撮影を報告した。
村井は「稜(村井)が丈士のことを見守る立場が具体的になり、より背中を押しているのが映画版。さらに稜が恋をする時間もあったので、そこも楽しんで撮影しました」と見所に。横田は「ドラマよりも出演時間が長かったので、とても嬉しかったです!」と喜んだ。古厩監督は「ドラマ版と映画版を連続して撮れたので、そのままスッと映画版を撮影することができました」と話した。
役柄との共通点について崎山は「何かに対して真っ直ぐだったり、情熱を注いだりする姿には共感と尊敬があります。それに僕は恋愛に対して積極的ではないので、そこも共感できる」と分析し「恋愛経験のないうぶな時代の気持ちを思い出しながら演じました」と役作りを明かした。
岡本は「私はせっかちなので演じるにあたり、喋り方をゆっくりにしたり、丈士に気持ちを伝える時もスローなお芝居を心掛けました。丈士との会話シーンは間があったり、長回しで一連のお芝居を撮っていたのでリアルな間が生れたと思います」と手応え。村井は「僕がいた厨房はとても居心地が良くて、ケーキ独特の甘いにおいやフルーツの匂いがしていました」と洋菓子屋ならではの雰囲気を振り返った。
一方、横田が「現場に行ったら台本と違うセリフになっていたので、かなりテンパった。終わったなと思った…」と笑わせると、崎山は「セリフ変更について、岡本夏美天才エピソードがある」と発表。なんでも崎山のセリフ練習に岡本が付き合ってくれたそうだが「一回見ただけでそのシーンの稜(村井)のセリフをすべて覚えた」という。記憶力を絶賛された岡本は「役柄がスッと入ってきた」と照れると、崎山は「もはや霊媒師!?」と驚きの声を上げていた。
またスイーツを食べる女性の姿について横田が「女性が美味しそうに食べている姿を見ると可愛らしいと思うし、俺も負けたくないと思う」と笑わせると、崎山は「スイーツに関わらず、美味しそうに食べ物を食している女性の姿は魅力的。モグモグしながら喋るのが好き」と女性の好きな仕草を告白。これに岡本から「ベタですねー!」とイジられた崎山は、八つ当たりとばかりに「パスタを食べるときに髪の毛を耳にかけるのがいい」という村井に対して「ベタですねー!」と自分を棚に上げてツッコんでいた。
最後に主演の崎山は「スイーツが沢山出てくる美味しい映画ができました。ドラマ版以上に家族愛や友情などの温かみの溢れる作風になりました。この作品を皆さんで広めていただき、共有していただきたいです」と劇場公開に期待を込めいていた。