- 週間ランキング
webアプリを開いて、流行拡大以降の健康状態(感染した場合は後遺症)などをはじめ、日ごろの食事内容、生活習慣、運動状況、過去の疾病記録やアレルギー症などのパーソナルデータを入力すると、健康度をAIが自動判定。100点満点のスコアとともに5段階評価で示します。
図)日ごろ食べている食事のバーコードか成分表をカメラで撮ると、AIがそれをもとにリスクを数値化しスコアとして表示される。
図)新型コロナ感染の有無、食事内容、「入浴時に湯船につかるか?」など生活習慣との関係も数値化。
図)「発症リスク判定」と、発症リスクに影響する食品や生活習慣が頻度なども加味したオッズ比となって表示される。→ それらパーソナルデータから導きだされたAIによるおすすめ商品を、そのままネット購入することも可能。
現時点での信頼度は、国内1500人の詳細な生活データにおいて陽性経験者がC判定以下になる確率は89%。A判定の人で陽性経験者は0%のという確率になっており、今後、ユーザーが増えることで、より精密なデータと確率が導きだされていくことになります。
感染予防から発症予防へ
webアプリを開発した「株式会社シグナルトーク」では、これまでにもAIが食品の健康度を自動判定するアプリ「FoodScore」や、食生活や生活習慣の健康へのリスクをスコア化する「my healthy」、ワークパフォーマンス改善につながる食事をAIがアドバイスしてくれる「WorkUp AI」などのヘルスケアサービスを展開しており、栢 孝文代表取締役は、これらの開発経験から、ワクチンや治療薬などとは異なる新しいヘルスケアのカタチを提案。食事や生活習慣の改善で、新型コロナの発症リスクを避ける選択ができるのではないかと考え「コロナラボ」の開発に至ったそうです。
栢氏は、「おそらく未来においてもウイルス感染を完全に防ぐことは難しい。だからといって、流行するたびに行動が狭められるのは人生の制限になる。ならば、発症リスクを避けることで人間らしい生活ができるのではないか?」と話し、「“発症リスクの見える化”をすることで、食事や生活習慣を見直すための選択をできるようにしたい」と提案。
さらに、「スコアが良くないからとって、今までの生活すべてを変える必要はないと思う。好きなものは好きなのだから、やめてしまうことでストレスが溜まるかもしれない。すべてが悪いのではなく、どれを、どの程度やめようか?などの目安と行動変容に役立ててほしい」としています。
AIによる新型コロナ発症リスク判定に基づいたカウンセリング結果や、リスクのスコア表などを知ることにより、最終的には、免疫力全般をあげていくのが大きな目的であり、ユーザー、一人ひとりの生活環境のなかで最善の健康と維持につなげていくオプティマルヘルスをめざしています。
webアプリでインストールは不要。より精密なデータを得るためにも多くのユーザーに使ってもらいたいと、現在は無償提供されています。
自身の健康度をチェックしながら、AIによるおすすめ食品をそのままネット購入できるヘルシーフードリスト機能などもあり、今後、新型コロナ感染症対策だけでなく、さまざまなヘルスケアサービスとの連携も期待されています。詳細は、https://corona-lab.tech/lp まで。