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福岡県といえばラーメンのイメージが強いですが、実は“やわめ”のうどんも名物。
けれど、お蕎麦屋さんは意外と少なかったりします。
今回は、福岡県糸島市にある蕎麦処「月を忘れてゐた」をご紹介します。
夜は予約制ですが、ランチはリーズナブルに本格蕎麦が楽しめます!
「月を忘れてゐた」は、JR筑肥線・糸島高校前駅から徒歩約10分の場所にあります。
▲シンプルな入口。意識していないと、うっかり通り過ぎてしまいそうな佇まいです。
▲中に入ると、しっとりとしたシックな空間が広がります。
まるで時間がゆっくりと流れているかのような、落ち着いた雰囲気。
料亭のような上質さがありながら、どこかほっとする空気も漂います。
▲高級感がありそうな店構えですが、ランチはなんと¥1,000から!
今回は「三種の蕎麦セット」を注文してみました。
▲三種の蕎麦セット。すべて一気に出てくるのではなく、店主が考えた順番で一品ずつ提供されます。
▲まずは温かいかけ蕎麦。蕎麦をすするたび、蕎麦粉の香りがふわっと広がります。
冷たい蕎麦の印象が強いですが、温かい蕎麦の優しさに、心もほっこり。
▲目の前には旬の野菜が並び、そこから選ばれた素材がその場で天ぷらに。
▲目の前で揚げられる音と香り……贅沢です。
▲タラの芽と蓮根が最初に登場。サクッと揚げたてを頬張る幸せ……格別です。
▲他にも、しいたけ、カリフラワー、フキノトウ、海老など豪華ラインナップ!
筆者は、ほのかな苦みが甘さを引き立てるフキノトウがお気に入りでした。
▲続いて、冷たい唐墨蕎麦。塩気がほどよく、しっかりとした食感が好み。
▲三種目は、季節のなめこおろし蕎麦。とろみのあるなめこの汁が蕎麦とよく絡みます。
▲食後には、蕎麦湯。とろっとした口当たりで、まるで食べるような感覚。
汁まで余すことなく味わえる、まさに“もったいない精神”を感じる一杯です。
▲蕎麦粉のカステラとコーヒーの甘味セットも注文。甘さ控えめで、ふっくら優しい味わいでした。
蕎麦の味に集中できる、静かで豊かなひととき。
友人と語らいながらでも、一人でじっくりでも、目の前の料理と丁寧に向き合える時間がここにはあります。
ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。
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〒819-1119
福岡県糸島市前原東1丁目8-17糸島新聞社ビル1F 「月を忘れてゐた」
営業時間:11:30-14:00 夜は完全予約制
(執筆者: AYATAKA)