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2024年12⽉13⽇(⾦)、長崎県長崎市に「ホテルインディゴ⻑崎グラバーストリート」が開業した。ホテルインディゴブランドとしては九州初上陸、日本では5か所目となる。
長崎ならではのこだわりが詰まったホテルの魅力を、本記事では深掘りしていこうと思う。
現在、世界で270軒以上の開業が約束されているライフスタイルブティックホテル、ホテルインディゴ。IHGホテルズ&リゾーツのアッパーアップスケールに属するホテルインディゴは、サービスからフード体験まで、ホテル周辺にある土地の世界観を反映する「ストーリーテラー」な性格が特徴だ。
ホテルインディゴ長崎グラバーストリートは、実は100年以上前に建てられた修道院のマリア園を「時空を旅する和・華・蘭ラビリンス」をコンセプトにリノベーションして建てられたもの。1898年に竣工し、大浦天主堂建造に貢献したプティジャン神父の働きかけにより完成したマリア園は、居留地を代表する建物として地元の人々から愛されていた。
そんなマリア園を改修したこのホテル、やはり地元の人々からの注目度も高い。タクシーの運転手などは「ホテルインディゴにお願いします」と言えば、「あの旧マリア園ね!」と言って、連れて行ってくれるそうだ。
ホテルの外観は、当時のマリア園を感じることができるレンガ造りの建物になっていたり、レストランは当時の聖堂を活かして作られていたりなど、至る所で長崎の歴史や当時の面影を感じることができる。
特にレストランは、当時の聖堂の雰囲気を残しながら再建しており、ホテルの中でも歴史を最も感じられる場所となっており必見だ。レストランの入り口を入ってすぐの場所にあるステンドグラスは、改修前のものをそのまま使用しており、他のステンドグラスとの違いにもぜひ注目してみてほしい。長い歴史を感じながら、その特別な空間を堪能し、楽しむことができる場所だ。
他にもホテル内には、長崎を感じさせる工夫が随所に施されている。廊下は長崎の街に広がる石畳の道が再現されており、ホテルから一望できる眼鏡橋のオブジェが置いてある。
客室には、テレビの側面や化粧台の取っ手など細かいところに、県の花木である椿のモチーフが。またベッド裏にある立派な屏風には長崎の街や港の様子が描かれており、長崎の情緒を感じることができる。
ホテルにはこのように、全て記載しきれないほど様々なこだわりが詰まっている。訪れた時に自分で探してみるのも、楽しみの一つとして良いかもしれない。
長崎では方言で歩くことを「さるく」と言い、街をぶらぶら歩くことを指すそう。ネイバーフッド文化を大切にしているホテルインディゴ長崎グラバーストリートではホテルスタッフが周辺のおすすめ情報を教えてくれるのでぜひ尋ねてみるのもおすすめだ。
ホームページでも、周辺の観光スポットを紹介しているため、これを参考にホテル周辺を“さるいて”みるのも良いだろう。
「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」ウェブサイト:
https://nagasaki.hotelindigo.com
筆者もホテルの周りをさるいてみると、昼寝中の「尾曲がりねこ」に出会うことができた。「尾曲がりねこ」とは長崎特有の尻尾の先がクルッと曲がっている猫のことで、その曲がった尻尾で幸せを引っ掛けてくると言われているため、幸運を呼ぶ猫とも呼ばれている。長崎は猫の街と言われるほど猫に出会うことができるというが、この猫以外にも3匹ほど見かけたので、猫好きには特に一度訪れてみることをオススメしたい。
長崎の異国情緒溢れるグラバー通りにできた、ホテルインディゴ長崎グラバーストリート。ホテルの中はもちろん、周辺観光地も含めて、長崎を満喫できるステイになるのは間違いないだろう。
現在、「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」では、2025年3月31⽇(⽉)までの期間、開業記念宿泊プランを販売中。次の旅先が決まってない人は、これを機会にホテルインディゴ長崎グラバーストリートに泊まって、「長崎さるく旅」をしてみるのはいかがだろうか?
正式名称:ホテルインディゴ⻑崎グラバーストリート
総支配人:丹羽秀之
開業日:2024 年 12 月 13 日(金)
所在地:〒850-0931 ⻑崎県⻑崎市南山手町12番地17
アクセス:⻑崎駅からタクシーで約8分
客室:全66室(26㎡〜67㎡)
設備:本館/地上3階(地下1階)、北館/地上3階
本館地下1階/フィットネスジム、1階/フロント、ロビー、ラウンジ、
レストラン「Restaurant Cathedréclat」、駐車場(3台)