全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が8月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。それでは発表します!

第5位:ラーメンショップ いずみ中央店(いずみ中央)

“ラーメンショップ”の中でも、横浜エリアにいくつかある“たつみや”という蕎麦屋と併設しているお店。

「ネギチャーシューメン(並)」を注文。具はチャーシューたくさん、ネギ、ワカメ、ノリ。麺は中ストレート。

ライトめの豚骨スープに醤油ダレやうま味調味料が強すぎず、じんわりとしたまとまり。ネギのクマノテ(調味料)感もやりすぎていないので、ネギはダブルで入れても良いかも。大人な味わいだが、どっしりとした横綱感でいいお店。

第4位:博多ラーメン琉(祐天寺)

 

2015年に“博多ダイナー琉”としてオープンし、コロナ禍を境にラーメンを提供し始め2022年冬からラーメン店としてリニューアル。太宰府出身の森田店主が作る豚骨ラーメンが人気。

注文は「太宰府ラーメン」。麺のかたさはデフォルトでかためとなる。具はチャーシュー、キクラゲ、青ネギ、ノリ。麺は極細ストレート。上に背脂がかかる。

匂いはないが旨味の強い本格派。東京で流行った背脂系豚骨などの雰囲気も感じる味わいで美味しい。いわゆる都内のクサウマ系とは違う独自路線で、意外とあるようでない一杯。背脂を振りかけるのはオリジナルだそう。

第3位:横濱家系ラーメン 川島家(渋谷)

渋谷の宮益坂に6月にオープンした横浜家系ラーメンの新店。“野中家”系のお店。

「ラーメン 並」「ライス食べ放題」を注文。お好みは全て普通で。具はチャーシュー、ほうれん草、ノリ3枚、ネギ。麺は太め平打ちストレート。

豚骨のボディの厚さが素晴らしい。ドロドロではなく骨感をしっかり残しながら厚みのあるスープに仕上げている。醤油もある程度立たせつつ、しょっぱくないラインでバランスを取っていて素晴らしい。

旨すぎてライスを2杯いってしまった。渋谷の宮益坂側にこのクオリティの家系の出店は嬉しい。

第2位:中華そば 二代目 高橋商店(山形・東根)

山形県東根市の超人気店。お店の前から煮干しの香りが漂い、食欲を誘う。

「中華そば(並)」を注文。大きめのどんぶりにどでかいチャーシューとパンパンなスープ。具はチャーシュー、ネギ、穂先メンマ。麺は極太平打ち縮れ。

清湯ながら煮干し感バッチリのスープにゴワゴワ麺を合わせており、悶絶の旨さ。インパクトも凄いしバチバチの旨味。これは行列も納得だ。

第1位:白河手打中華そば こすが(あざみ野)

2021年12月オープンの“とら食堂”出身のお店。

「焼豚ワンタン麺」をいただく。チャーシューは切りたて、麺は手打ちと作っている様を見ているだけでそそる。スープや上澄み脂を目分量で入れている姿もたまらない。

具はチャーシュー3種類、ワンタン、メンマ、ナルト、青菜、ノリ、ネギ。麺は太め平打ち縮れの手打ち麺。スープは鶏の分厚い旨味と醤油のまろやかさでこれぞ白河なお味。ボヤけた感じも全くなく、洗練された味わいを感じた。麺もツルモチシコシコの愛おしさ。手仕事を随所に感じる。

これでもかと乗るチャーシューは歯ごたえやジューシー感もそれぞれで、飽きずに楽しい。部位ごとのコントラストをこんなに感じられるとは。ワンタンは餡は少なめながら味のアクセントはしっかりで皮もツルッと美味しい。卓上の刻みタマネギで清涼感を足しても美味しい。

これは名店中の名店。超本格的で思わず唸ってしまう一杯だ。

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(執筆者: 井手隊長)

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2024年8月)