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地球温暖化の影響により年々気温が上昇し、今年の夏は厳しい暑さとなっています。
昨年の夏はこんなに暑かっただろうかと感じるほど暑い日が続き、体力を奪われる日々。
今年はなんと10月まで平年気温を超える暑さが続くとのことで、まだまだ気は抜けません。気温の上昇もさることながら電気代の高騰が懸念されている今年は、節電を意識しながら熱中症予防など暑さ対策が必須となります。
東京都が脱炭素化に向け実践するプロジェクトHTTでは、「酷暑でも高いパフォーマンス維持が求められるプロアスリートが行っている暑さ対策」をテーマに、FC東京に所属する仲川輝人選手に節電を意識する中で日々自身が行っている体力づくり方法や、今日から誰でも真似できる暑さに負けないための筋トレ方法などをインタビューしています。
残りの暑さを乗り切るため、そして来年の暑さにも負けない体を作るため、「暑い夏を乗り切る」秘訣をぜひ皆さんも真似してみてください!
節電しながらも涼しく快適に過ごすためには、さまざまな工夫が必要。
仲川選手は、行動、食事、体力づくりの3つの観点から、コンディションを保つ秘訣を解説しています。
<意識している行動のポイント>
①タイミングが肝心! 喉が渇く前に水分補給
②身体を休めるには“こまめに陰のある場所で”
③家でも外でも! 身体中の“首”を冷やす
家庭でも実践できるとおすすめするのは、首や手首、足首など、“首”のつく大きな血管が通っている部分を冷やすこと。外にいても手を水に2~3分つけたり、冷感アイテムなどで首を冷やすことで身体を内側から冷やすことができます。
④エアコンの温度を下げすぎず部屋と外の寒暖差に注意
暑いからといって冷え切った室温にするのではなく27度前後に設定し、汗をかかず寒すぎない室温を心がけ、2~3時間で切れるようにタイマーを設定することで部屋内外の温度差が広がりすぎないようにし、暑い外に出た際の身体への負担を軽減することがおすすめ。
<意識している食事のポイント>
①ミネラル豊富な海藻を摂取! バランスの良い食事で身体作りを
試合前日は大盛りの白米に豚キムチを食べるのがルーティーンという仲川選手は、サラダや汁物、副菜でバランス調整をすることを意識しているそう。食べたいものを食べつつ、さまざまなビタミンが摂れる緑黄色野菜のサラダ、ミネラル豊富な海藻が入っている汁物、デザートに水溶性食物繊維などが摂れる果物を食べることで無理をせずに身体作りを意識した食事を心がけています。
<意識している体力づくりのポイント>
①姿勢をただして身体のバランスを整えよう!
②体力づくりの第一歩は身体を慣らすところから! 軽いジョギング
基礎体力向上を意識して行なっているのがゆっくりしたペースのジョギング。軽くジャンプする感覚で走ることで、無理をせず運動することに身体を慣らしていくことが大切と語る仲川選手は、練習後に20分間、長友佑都選手と取り組んでいるそう。身体が慣れない方はまずは10分からでも体力の向上を目指して実践してみましょう。
HTT とは、電力を「H(へらす)T(つくる)T(ためる)」をキーワードとして、東京都民や事業者と共に、気候危機への対応だけでなくエネルギーの安定確保に向けたアクションを推進する取り組みです。
ここ数年、酷暑やゲリラ豪雨などを身近に感じることが多くなってきました。
東京都では、気候危機に立ち向かうキーワードとして「脱炭素化」を掲げ、エネルギー効率の最大化と、再生可能エネルギーの導入を促進し、ゼロエミッション東京の実現を目指しているのだとか。
「脱炭素」はよく聞くようになりましたが、安心した暮らしのためにもより理解を深めていく必要がありそうです。
HTT公式サイト:https://www.htt-tokyo.jp/
FC東京の仲川選手が教える秘訣は今日から誰でも始められることばかり。
筆者はまず、エアコンの温度と軽いジョギングから始めてみようと思います。
皆さんも少しずつ生活に取り入れていき、この暑い夏を乗り切りましょう!