4月から新生活が始まり、気持ちを新たにトレーニングを始めたり、食生活を見直したりしている人も多いのでは。そんなタイミングで、泣く泣く我慢することが多い愛しの食材……それは「白米」。

白米は、食後の血糖値の上昇を示す数値である「GI値」が主食の中でも特に高い食品で、トレーニングや食事のケアで制限対象にされがちだ。

筆者も今年から無駄のないマッチョ体型を目指し肉体改造中なのだが、1月から白米を玄米に置き換える生活を送っていた。しかし我々の根底にあるのは、白い米が好きという日本人魂…。

白米をかきこむ友人や同僚を横目に、日々やるせない想いを募らせていた筆者の目に飛び込んできたのは、味の素から新しく発売された夢のような商品だ。

「白米どうぞ」とは?

1合分スティック7本入袋(スティック1本当たり4.5g×7本/990円)、30合分袋(157g/3,500円)の2つのサイズ展開。

まるで筆者に語りかけてくるような商品名「白米どうぞ」は、味の素から3月に発売された炊飯器専用の調理料。

炊飯時に混ぜて炊くだけで、酵素の働きで白米のでんぷんが分解されにくい構造になることにより、糖が穏やかに吸収されるご飯が炊けるという。おいしさはそのままに、白米の糖の吸収速度が玄米並みになるという仕組みだ。

「白米どうぞ」は味の素が9年かけて開発した日本初の調理料だそう。こんな夢のような商品があり得るのなら、まさに白米好きにとっての救世主。そこで今回は、「白米どうぞ」を使った白米は本当に「おいしさそのまま」なのか、大検証を実施!

「白米どうぞ」いざ炊飯!

使い方はとっても簡単! いつもと同じように米を洗い、最後に「白米どうぞ」を加えるだけ。

2~3回軽く混ぜる。簡単すぎて、これでいいのか不安になった。

白米大好きマンが白米利きで「白米どうぞ」に挑戦!

今回、「白米のおいしさそのまま検証」を行うため、筆者の横でいつも白米をかき込んでいる、白米大好きの友人Aを緊急招集。1日3食、元気に白米を食べる彼に「白米利き」を実施!

「白米どうぞ」を使用しているものと、使用していない通常の白米を用意し、使用していない方を当てていただきます、と伝えたところ、(アイマスクで見えていないはずだが)訝しげに「白米どうぞ」を見つめる友人A。

「正直、間違えることはないと思いますよ。1日3食、日々白米を愛しているのだから。大丈夫ですか」

そう語るAの前に2種類の白米を用意。見た目には何も変わりはない。「目隠ししてても白米の匂いで(場所が分かるので)問題なく食べられます」と豪語する。

最初に手に取ったのは「白米どうぞ」を使用した白米。

それではいざ実食!

「おいしい!」と笑顔がはじける。

「正直もう、分かってしまったかもしれないですね……すみませんね。」と言いながら、しっかり水で口直し。

続いて「白米どうぞ」未使用の白米のテイスティング。本当に目隠ししていても食べられているから、脅威の白米嗅覚である。

「!?」2膳目を口に運んでから明らかに口数が少なくなったA。

運命のシンキングタイム! 「『白米どうぞ』未使用の通常の白米を当ててくださいね」と伝えたところ、漫画のように頭を抱えてくれた。

「分かりました。こちらが未使用の通常の白米です」

「違います。こちらが未使用の通常の白米です」

「分かんねえぇぇぇ! 正直、本当に全然違いがわからなかったです。どちらも美味しかったです……すごいですね」

白米大好きAが見事間違えてくれたところで、今回の検証は終了。

検証結果は、“『白米どうぞ』で白米のおいしさは変わらない”といって差し支えなさそう。この後筆者も一緒にいただいたのだが、本当に味や匂いの違いがなく、いつもの白米のおいしさは変わらずだった。

白米好きも太鼓判の、おいしさそのままに糖の吸収を穏やかにする「白米どうぞ」。炊飯時に混ぜるだけで取り入れるのも簡単なので、白米を我慢しない健康的な食生活に向けて試してみては。

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 【筋トレ勢に朗報】混ぜるだけで白米が玄米並みの糖の吸収速度に変わる「白米どうぞ」は本当においしさそのままなのか? 「白米利き」で検証してみた!