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奥平大兼と、鈴鹿央士がW 主演を務める映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』が現在公開中です。
不満はないけれど、なにかが足りない。そんなどこにでもいる10 代男子がひょんなきっかけから【eスポーツ】全国大会に挑むことに。同じ学校に通いながらオンライン上で集合・解散、学年も性格もバラバラの3 人組がモニターを越え、勝ち負けをも超えたその先で、目にした景色とは 。 【e スポーツ】を題材にした日本初の劇映画である本作は、徳島の高等専門学校を舞台に実在した生徒をモデルに描く青春映画。本音を語らず微妙な距離を保ついまどき世代を、時に笑いを誘いながら等身大に映し出します。
奥平さん演じる金髪にピアスのやんちゃな外見を持つ、学校の仲間内では愛されキャラの翔太。心の隙間を埋めるようにオンラインゲームに没頭、高校生にして、大会種目ロケットリーグの日本上位ランカーである達郎を鈴鹿さんが演じます。お菓子片手に動画に没頭、推しのVチューバーは“胡桃のあ”という亘を演じたのは小倉史也さん。“チーム・アンダードッグス”の3名にお話を伺いました!
――本作とても楽しく拝見させていただきました!皆さんの関係性がとても心地良くて素敵だったのですが、撮影に入ってすぐ打ち解けられたのですか?
奥平:ゲーム画面の撮影で、(鈴鹿さんと)2人きりの時間があって、その時に僕らの姿はカメラには映らないので、ちょっと気楽で。ちょっと気の抜けた話もしながら。
鈴鹿:そうそう、そういうシーンの撮影を経て打ち解けていきました。
小倉:僕がインして、最初の撮影がそのシーンですごく緊張しました。楽しそうだったから、「あ、もう2人は仲良くなってる」って。
鈴鹿:本当に雑談をダラダラしていたので(笑)。
――皆さんは同じクラスになっていたら、仲良くなっていそうですか?
奥平:なっている可能性も十分にあるし、なってない可能性もありそうだよね?
小倉:なっていなかったとしても、「仲良くなりたいな」って2人のことをチラチラ見ちゃうかも。
鈴鹿:今こうやって大人になって出会っているから仲良くなれたけれど、学生時代の空気ってまた別だったりするから面白いですよね。
――本作で皆さんが演じられたキャラクターも、いわゆる「青春もの」とは違う関係性がとても面白かったです。
奥平:それぞれ役について意識することが違かって。監督と役柄の話をする時間はもちろんありましたけど、結構自由にやらせていただきました。3人でいる時って、お互いの悩みとか、家庭環境について話したりしないんですよね。個々のシーンでは描写されているから、映画を観てくださった方には分かるのですが、翔太、達郎、亘の3人は知らないという。
小倉:そういう環境的な意味でもバラバラな3人が集まっているんですよね。
鈴鹿:不思議なんですよ。仲間っていったら仲間なんですけど、ゲーム以外の話をほぼしていないし、 ゲーム以外の繋がりが同じ学校っていうくらいの不思議な関係値なので。各々のやりたいことを頑張っているキャラクターだったので、お芝居もそうで、共有するという感じでは無かったんです。
――物語のモデルとなった阿南高専で実際撮影されたということも素敵ですね。
奥平:学校を丸ごと貸していただくことって大変だと思うので、ここまで協力してくださって感謝の気持ちでいっぱいですし、モデルとなった皆さんがここで過ごしていたんだなあと思うとグッと来る部分がありました。
小倉:学校の周りがとても景色の良いところで、ああいうところで暮らしていた方って良いよなあと思います。
奥平:央士くんがいない時間だったのですが、空き時間にお散歩しに行こうって言って、山に登った先に、海がバーっと広がっていてすごく綺麗でした。
鈴鹿:徳島県が本当に素敵な場所だったので、僕も山に登りたかったなあ!
奥平:また行きたいよね。隙あれば道の駅とかに行っていたので。
――おっしゃる通り、自然が本当に綺麗ですよね。一方でゲームのシーンも大迫力で素晴らしかったです。皆さんはゲームは普段やりますか?
奥平:ゲームはもともよくやっていたので、やっている時のテンション感は共感出来ました。
小倉:僕はパーティゲームというか、みんなでワイワイするゲームしかやったことが無かったので、今回初めてヘッドセットもつけて。
鈴鹿:そうだ、亘は一番良い環境でゲームしているしね!
小倉:高校生であのお金の掛け方はすごい。それは捻くれるよね(笑)。
奥平:僕は今、自分でゲームをする時もヘッドセットはしますけれど、エンジョン勢なので。今回の撮影で、専門用語も初めて知りました。「gg」(good game)とかは使うんですけど。
鈴鹿:僕もエンジョイ勢ですね。
小倉:ゲーム、機材色々買うのでまたみんなでやりたいですね。
奥平:絶対下手!(笑)
鈴鹿:(笑)
――皆さんが学生時代はどんな青春を過ごしていましたか?
鈴鹿:部活の存在が結構大きかったです。高校でバドミントン部に入ったのですが、めちゃめちゃしんどくて。「なんでこれを選んだのだろう?」と後悔する時もあったんですけど、チームのみんなスポーツをする楽しさとか、団結力みたいなのを感じられたし、一生懸命打ち込めたなと自分でも思います。
小倉:僕は放課後に某ファーストフード店に行って、フライドポテトを食べながら、携帯ゲームをして、恋バナすることが青春でした。ポテトのLサイズ3つとか1人で食べていた。
奥平:青春だね!
小倉:今では考えられない胃袋だね。
奥平:それを聞いていて今思い出したのですが、僕が中学生の時、ちょうどタピオカブームだったんですよね。お洋服が好きだったので、背伸びして友達と原宿とか渋谷とかをもうずっとウロウロしていて。買えないけれど、色々なお店に入って、お店の人の話を聞いて…ということが楽しくて。その時にタピオカのお店がたくさん出ていたから、その度に買って飲んでいましたね。週2、3ぐらいで渋谷、原宿行っていたので、そう思うとよく飲んでいたなあ毎回。
鈴鹿:わあ、東京の学生って感じする! 僕の学生時代に、岡山にタピオカ屋さんが出来たら、もう行列ですよ。一大ニュースです。
――皆さん素敵なエピソードをありがとうございます!最後に映画の公開を楽しみにしている方に見どころを教えてください。
小倉:大人もチームを組んで何かをやり遂げるとかもあるかもしれないんですけど、やっぱり学生だからこその熱量ってあると思うんです。そんな熱をすごく等身大で映している映画だなと思います。誰かと何かをやってみたいなとか、そう思っている人が一歩踏み出せるきっかけになる作品だと思います。
奥平:僕も最近まで高校生でしたけれど、現役の高校生の子が観るのと、大人が観るのでは感じ方があると思います。学生さんは「今を楽しめ!」とたくさん言われていると思うのですが、本当にその言葉に尽きるし、その良さを出しているのがこの作品だと思います。僕も部活をやっていたのですが、学生時代に熱中して全力で何かを楽しんだっていう思い出があると、より楽しんでもらえるのではないかと思います。そしてeスポーツの楽しさもたくさん知ってもらえる作品なので、eスポーツに興味がある方に観ていただきたいですね。
鈴鹿:普通に学校生活を送っていたら混じり合わない3人が、ゲームを通じて混じり合う。そのご縁みたいなものが素敵だなと思います。映画の中での3人の描かれ方にも表れているのですが、夢中になれることや居場所って、今の時代色々な場所にあるので。それこそ熱中するものを1個見つけたら、仲間が見つかるかもしれないし、新しい出会いがあるかもしれない。自分の好きなことを楽しんで共有できる人が出来る、あたたかさも描かれている作品ですので、大きなスクリーンで楽しんでください。
――今日は素敵なお話をありがとうございました!
撮影:たむらとも
奥平大兼 鈴鹿央士
山下リオ 小倉史也 花瀬琴音
斉藤陽一郎 唯野未歩子 冨樫 真 山田キヌヲ / 三浦誠己
監督:古厩智之 脚本:櫻井 剛 音楽:遠藤浩二
主題歌:Cody・Lee(李)「イエロー」(Ki/oon Music)
協賛:コーユーイノテックス 岡谷エレクトロニクス ジャックス 制作プロダクション:ザフール
制作協力:吉本興業 配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ 製作:サードウェーブ ハピネットファントム・スタジオ
©2023 映画『PLAY! 〜勝つとか負けるとかは、どーでもよくて〜』製作委員会
公式サイト:https://happinet-phantom.com/play/ 公式 X:@play_2024_movie