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人里離れた深夜のガソリンスタンドでスナイパーにひたすら狙われ続けるという極限状態のサバイバルを描く『ハンテッド 狩られる夜』が2月23日より公開。主人公の絶望的な状況を捉えた本編映像と、メイキング写真をご紹介する。
製作を務めるのは『ヒルズ・ハブ・アイズ』『クロール 凶暴領域』のアレクサンドル・アジャ。『P2』、リメイク版『マニアック』でもアジャとタッグを組んだフランク・カルフンが監督を務める。主演は水中幽霊屋敷ホラー『ザ・ディープ・ハウス』のカミーユ・ロウ。
不倫相手と一夜を過ごし、深夜に夫の元へと家路を急いでいたアリス。人里離れたガソリンスタンドの売店に立ち寄るが、店員の姿はどこにも見えなかった。仕方なく売店を出ようとすると、どこからか狙撃され、腕を負傷。アリスは一瞬でも隙を見せたら即死という極限状態に置かれることになる。
映像は、アリスがさらなる絶望を味わう衝撃的なシーンを切り取っている。売店の外、車の中でアリスを待っていた不倫相手のジョンは、車のガソリンが漏れていることに気付く。一方店内では、突如狙撃されたアリスがあまりの恐怖にパニックに陥っていた。スマホは撃ち抜かれ、店内で見つけたトランシーバーだけが唯一の通信手段だ。アリスはかろうじて死角になっている商品棚の裏側に身を隠し、ようやく応答した通信相手に必死に助けを求めるが、なかなか状況を理解してもらえない上に、何も知らないジョンが店内に入ってきてしまう。アリスが振り返った瞬間、ジョンはスナイパーの餌食に。首を撃たれて大量に出血しながら倒れ込むジョンだったが、それだけでは済まなかった……。あまりにも絶望的な状況にアリスが声を殺してひたすら耐えるなか、闇夜に照らし出された看板には「GODISNOWHERE」の文字が。「神はどこにもいない(GOD IS NO WHERE)」とも「神はここにいる(GOD IS NOW HERE)」とも読めるのがなんとも意味深だ。
メイキング写真では、撮影に臨むフランク・カルフン監督とアレクサンドル・アジャの姿、撮影した映像をチェックする和気あいあいとした様子の監督と主演のカミーユ・ロウ、血糊をべっとりと付けて這いつくばる撮影中のカミーユの姿を見ることができる。少人数のスタッフで、わずか17日間という厳しいスケジュールの中で行われたという本作について、アジャは「撮影を行っていて『ハイテンション』の時ととても近いものを感じ、当時のことをよく思い出しました」と語っている。
『ハンテッド 狩られる夜』
2月23日(金・祝)よりシネマート新宿ほかロードショー