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写真家・映画監督の蜷川実花さんが率いるクリエイティブチーム「EiM(エイム)」による体験型展覧会「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」が、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの情報発信拠点「TOKYO NODE」にて、2024年2月25日(日)まで開催中です。
すべて本展のために制作した映像インスタレーション、写真、立体展示などで構成された11作品が一堂に会する、蜷川実花にとって過去最大規模となる体験型展覧会。その模様をモデルの水映さん(https://www.instagram.com/25mizuha06/)とレポートします!
外光を作品の一部に取り入れることで、訪れるたびに異なる表情を楽しむことができる設計となっている本展覧会。
「Unchained in Chains」は、花のシリーズと同様にアーティスト蜷川実花の代表的モチーフの一つである金魚をテーマにした作品。アクリルの中で移り変わる情景はいつまででも眺めていられる魔力があります。
TOKYO NODE の広大なギャラリースペースに合わせて制作された作品たち。他の施設では見れない展示方法が圧巻です。ドーム型空間で見る「Flashing before our eyes」は、まさに“体感型”。
展覧会の中でも一番のボリュームを誇る「Intersecting Future 蝶の舞う景色」は、360度が花に囲まれており、ため息が出るほどの美しさ。
蝶とご挨拶。
光の変化によって二度と同じ景色は現れないという、儚さも展示の魅力の一つ。
これまでも花をテーマにした作品を数々生み出してきた蜷川実花さん。「蝶が姿を現すのは人の営みと環境が調和したとき」「蝶はButterfly effectという言葉の通り蝶は可能性の象徴」など、たくさんの想いが込められたこの“桃源郷”、ぜひご自身の目で体験して。
「Fading into the Silence」は、造花と生花を組み合わせた空間展示を核とするもの。異なる周期で朽ちていく花々が展示され、期間中そのプロセスが写真として記録されていきます。空間展示の横には、先行して行われた同様の展示の時系列的な変化が写真によって示されています。生花の香りが五感を刺激するインスタレーションです。
寝転んで鑑賞できる「Blooming Emotions」。鑑賞者がこれまでの人生で出会ってきた様々な感情と、作品の奏でる美しさが結ばれる事で生まれる体験を探すこともこの展示の1つの見方に。
様々なピンク色を組み合わせた空間がたまらなく美しい。
この他にもここでしか観ることの出来ないアートばかり。制作された映像は、幻想的な美しさながら、CG等を用いずに現実を切り取ったもの。日常の中にある儚い美しさを体験して。
これらの作品を使った素敵なグッズも販売中。
TOKYO NODE内の飲食店とのコラボメニュー企画もあり、味覚でも楽しめるのが嬉しいですね。
【蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠 展覧会概要】
会期:2023年12月5日(火)~2024年2月25日(日)※2024年1月1日(月・祝)~1月2日(火)は休館
会場:虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F TOKYO NODE GALLERY A/B/C
主催:TOKYO NODE
協賛:株式会社ポーラ/TOKIO INKARAMI/Roadstead/ガトーフェスタ ハラダ/Audi Japan/nido/ソニー株式会社/ ソニーマーケティング株式会社/ソニーPCL株式会社
協力:小山登美夫ギャラリー/ヴーヴ・クリコ/株式会社 黒澤フィルムスタジオ/東京リスマチック株式会社/パナソニック コネクト株式会社
(公 式 サ イ ト)https://www.tokyonode.jp/sp/eim/
(チケット情報)https://www.tokyonode.jp/sp/eim/ticket/
モデル:水映