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日本Xrealは11月17日、ARグラスの新モデル「XREAL Air 2 Pro」を発売しました。新モデル最大の特徴は、エレクトロクロミック調光により、レンズの暗さを3段階調整できること。発売前日の16日に開催されたイベント「秋を満喫 XREAL Air 2 Pro×アウトドア」に参加して、太陽の下でその機能を体験することができました。
当日はXREAL Air 2 Proのイメージとロゴでラッピングしたバスに乗り、千葉のグランピング施設へ移動。会場はコテージの他に屋外テントが設置され、さまざまな場所で製品を体験することができました。
XREAL Air 2 Pro 2は、内側にハーフミラーを搭載し、フレームから下向きに投射する映像をメガネから見る現実世界に重ねて表示できるARグラス。USB-C端子のDisplay Port ALT出力に対応するAndroidスマートフォンやiPhone 15などのデバイスに、USBケーブルで接続して使用します。
10月に発売されたXREAL Air 2同様、ソニー製の0.55インチ Micro-OLEDスクリーンを採用し、前モデルのXREAL Airと比べて光学系を小型・軽量にしながら、画質を向上。最大120Hzのリフレッシュレートで、1920×1080解像度の映像が視聴できます。視野角は46°で、輝度は前モデルの400nitから500nitに向上。本体重量は75gと、前モデルと比べて6%軽量化し、ボディの前後の重量配分を1:1に改善して装着感が向上しているのも特徴です。
メガネのテンプル(つる)に搭載するスピーカーは、前モデルの下向きのスピーカーに加えて上向きのスピーカーを追加。上向きのスピーカーで音を打ち消すことで音漏れを抑えます。
これらのXREAL Air 2で採用された機能に加えて、調光機能が追加されたのがXREAl Air 2 Pro。右テンプルにあるボタンを押して、レンズの透過度を0%、35%、100%の3段階で調整することができます。
スマートフォンの画面を出力しながら、実際に調光機能を体験してみました。
透過度100%は薄いサングラス程度で、視界も良好。画面を見ながら屋外を歩いても、問題なく歩き回ることができました。透過度を0%にすれば、日差しの強い屋外でもしっかり画面を見ることができます。テントの中や昼間のコテージ室内では、中間の35%でも視界がありながら画面の視聴もできるレベルに。より集中するには0%と、その場の状況に応じて簡単に切り替えられるのはなかなか便利です。
XREAL Air 2 Proの調光機能を体験してきました。中間が分かりにくいけどテンプルのボタンで透過度が100%、35%、0%の3段階に調節できます pic.twitter.com/4aVicGJYMe
—宮原俊介@getnews.jp (@shnskm) November 17, 2023
より集中したいときのために、光の漏れを完全に防ぐ遮光カバーも付属します。
XREAl Air 2 ProはXREAL公式サイト、Amazon、ヨドバシカメラ、ビックカメラで11月17日から販売を開始。価格は 6万1980円(税込)です。
Miracast対応デバイスからのワイヤレスミラーリングや、3DoF(Degree of Freedom、自由度)表示を可能にする専用アクセサリー「XREAL Beam」の機能アップデートも発表されました。
Windows PCと接続してBeam本体に動画や画像を保存してオフラインで視聴できるようになった他、Androidアプリのapkファイルを保存してBeam本体にインストールが可能に。スマートフォンがなくても、XREAL AirとBeamをつなぐだけでできることが増えています。
イベントの最後には、日本XREALの中澤真人氏からブラックフライデーキャンペーンの実施が発表されました。XREAL Airは通常販売価格4万9980円を4万1980円に、HDMI機器との接続に利用する「XREAL Adapter」は通常販売価格8900円を5980円で販売する他、XREAL Air 2/Air 2 Proの購入者には、グラスのフロントフレームに貼り付けてカラーリングが楽しめるアクセサリー「Kaleido Kit」(販売価格1500円)をプレゼントするというもの。キャンペーン期間は2023年11月18日0時から12月3日23時59分まで。XREAL公式サイトとAmazonで実施します。