圧倒的な映像美、世界観で現代日本が抱える闇をあぶり出す 衝撃のサスペンス・エンタテインメント『ヴィレッジ』が全国公開中です。

大ヒット作『余命10年』など多くの話題作を手掛ける藤井道人監督と、日本映画の変革者として絶えず注目作を世に贈り出してきた故・河村光庸プロデューサーの遺志と遺伝子を受け継いだ注目のスタジオ・スターサンズの制作チームが結集し、人々のリアルに迫る物語を作り上げています。

ガジェット通信では、村長の息子で、主人公・優たちを暴力で屈服させる、透を演じた一ノ瀬ワタルさんにお話を伺いました。この記事では、映画について一ノ瀬さんが感じたことを<ネタバレあり>でご紹介します。映画の重大な部分に触れていますので、まだご覧になっていない方は以下はお読みにならない様、お気をつけください。

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――横浜さんとの共演はいかがでしたか?

横浜さんとは初めてだったのですが、ドラマ『4分間のマリーゴールド』とか、すごくキラキラしているイメージを持ってたんです。でも現場入って初めて会った時には、俺が想像していた横浜流星さんではなく、本当に闇を抱えていた『優』がそこにいて。アクションシーンなどでもすごく気遣ってくださり、素敵な役者でした。

――横浜さんも一ノ瀬さんも、ジャンルは違えど格闘技経験者ですから、お互い安心してアクションが出来そうですね。

アクションがすごくやりやすかったというか、やっぱりちがいましたね。安心感がありました。俺がやりたいことも分かってくれるし、リアクションもすごく安全で。体幹もやっぱり強いんですよ。胸ぐらを掴むとそれがすごくわかるんです。相手にケガをさせたら大変なことになるっていうプレッシャーがある中、横浜さんの様にしっかり動ける方だと、安心してアクションに集中できました。

※以下より、ネタバレあり※

――横浜さんとのシーンで驚いたことについて。

演技にすごく熱中されていて、俺が美咲を襲うシーンで、優が「オラ!おい!」って止めるシーンがあったんです。そこで横浜さんが熱くなりすぎちゃって…ビックリしました。意識が飛ぶほどではなかったですけど、その熱量は圧倒的でした。

――完成した作品をご覧になって、一ノ瀬さん的に「すごい」と思ったシーンってありますか?

優が幸せな暮らしを手に入れたのに、後戻りできないぐらいヤバい状況になって。それを作間君演じる恵一が見ていたと知った時、優が恵一にお願いしたことがありますよね。あのシーンは凄かったですね。優っていいやつ、可哀そうなやつだけど、初めて優のダークサイドが垣間見れた瞬間で。魂が揺さぶられるシーンでしたね。

――恵一はすごく可哀想でしたよね。

大好きな優からあんなことを頼まれるなんて…。あんなに強く信頼する人から頼まれたら、どこかで折れちゃいそう、受け入れちゃいそうですけどね。折れなかったですよね。恵一はこの物語の希望というか、語り部だと思うので、それを演じた作間君も含めてすごいなと思います。

ヴィレッジ
公開表記:4月21日(金)全国公開
配給:KADOKAWA/スターサンズ
(C)2023「ヴィレッジ」製作委員会

横浜流星 黑木華
一ノ瀬ワタル 奥平大兼 作間龍斗/淵上泰史 戸田昌宏 矢島健一/杉本哲太 西田尚美 木野花/中村獅童 古田新太

撮影:オサダコウジ
ヘアメイク:小林雄美
スタイリスト:吉田麻衣

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 映画『ヴィレッジ』一ノ瀬ワタルインタビュー「横浜流星との共演で驚いたこと」「凄いと思ったシーン」<ネタバレあり>