2019年、世界を席巻した『パラサイト 半地下の家族』が日本国内に与えたインパクトは計り知れません。「第92回アカデミー賞」では作品賞をはじめ監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の4部門を受賞。その他、「カンヌ国際映画祭」や「英国アカデミー賞」、「ロサンゼルス映画批評家協会賞」など世界中の映画祭や映画賞で絶賛され、日本で公開された韓国映画の興行収入記録を塗り替えました。

あれから約3年、2023年は新年早々から大注目の韓国映画が日本で公開されます。

まず、トップを切るのは、1月6日から公開される『非常宣言』。『パラサイト~』で主演を務めたソン・ガンホと、近年ではハリウッド映画にも進出しているイ・ビョンホン、韓国映画界を代表する2大俳優が共演するパニックスリラーは、飛行機内で発生したウィルステロの恐怖を描いている。地上と上空でそれぞれが愛する人のために奮闘する姿は、手に汗握る一方、観る者の心を大きく揺さぶるでしょう。

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続いての注目作品『パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女』は、1月20日から公開・こちらも『パラサイト~』で半地下の家族の長女を演じたパク・ソダムが主演を務め、凄腕の運び屋を見事に演じ切っているカーアクション。彼女が命がけで守り逃がそうとする少年役は、『パラサイト~』でソダムが演じた美術家庭教師の教え子を演じたチョン・ヒョンジュン。なんと、“元”教師と教え子が『パーフェクト・ドライバー~』では強い絆で結ばれるバディ役ということで、映画ファンにはたまらないタッグになっています。

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パニックスリラー、カーアクションと、年始からエネルギッシュな作品が立て続けに公開されるが、『呪呪呪 死者をあやつる者』は前出2作以上にアクの濃い作品となっていなす。
2月10日から公開される『呪呪呪~』は、『新感染 ファイナル・エクスプレス』のヨン・サンホ監督が原作・脚本を手掛けたハイブリッドホラーエンターテインメントで、呪いによって蘇ったゾンビ集団に立ち向かうジャーナリストと少女呪術師の戦いを描きます。「愛の不時着」や「シスターズ」など、クオリティの高いドラマ作品を得意とするスタジオドラゴンがヨン・サンホとタッグを組み、アクションや衝撃のカーチェイスシーンでゾンビ映画史に新たな1ページを刻んでいる、と映画ファンの注目も上昇中です。

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そして、韓国が誇る巨匠、パク・チャヌク監督約6年ぶりの新作『別れる決心』が2月17日より公開。2022年5月の第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞以来、世界中の批評家や映画サイトから絶賛を浴び、韓国で最も権威のある最大の映画賞「青龍映画賞」では、『パラサイト~』の受賞数4部門を超える、6部門(最優秀作品賞/監督賞/主演男優賞/主演女優賞/脚本賞/音楽賞に、人気スター賞を含む7冠を達成。先日発表された「第80回ゴールデン・グローブ賞」で<作品賞-非英語作品賞>にノミネート。更にはアカデミー賞®国際長編映画賞部門の韓国代表に選出されるなど、勢いは留まることを知りません。

『オールド・ボーイ』(03)で第57回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞。その後『渇き』(09)、『イノセント・ガーデン』(13)、『お嬢さん』(16)など唯一無二の作品で世界中の観客と批評家を唸らせ続けてきた韓国映画界の巨匠が約6年ぶりに描いた最新作は、サスペンスとロマンスが見事に溶け合った珠玉のドラマ。

『殺人の追憶』(03)、『グエムル ~漢江の怪物~』(06)とポン・ジュノ監督作品への出演で一躍注目を集め、ドラマ、アクション、時代劇などキャリアを通して幅広い分野で活躍しているパク・ヘイルと、アン・リー監督『ラスト、コーション』(07)でヒロインを演じ一躍国際的な女優としての地位を確立、『ブラックハット』(15/マイケル・マン監督)でハリウッドにも進出しているタン・ウェイが初共演を果たしています。

物語は、刑事ヘジュン(パク・ヘイル)が、崖から転落死した男の妻ソレ(タン・ウェイ)の調査を開始することから始まる。取り調べが進む中で、お互いの視線は交差し、それぞれの胸に言葉にならない感情が湧き上がってくる。いつしか刑事ヘジュンはソレに惹かれ、彼女もまたヘジュンに特別な想いを抱き始める……。
パク・チャヌクの盟友でありNetflix「シスターズ」も話題のチョン・ソギョンと共に手掛ける、二転三転する先の読めないストーリー、相手の本心を知りたいヘジュンとソレのスリリングな駆け引きに、ハマる批評家や観客が続出!映画レビューサイトのRotten Tomatoesでは94%フレッシュを記録し、「『パラサイト 半地下の家族』の次はこれ!」(Variety)、「今年最もロマンティックな映画」(IndieWire)、「ミステリーとロマンスが優雅に溶け合っている」(Collider)といった絶賛評が上がっています。

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パニックスリラー、カーアクション、ハイブリッドホラー、サスペンスロマンスと、韓国映画ならではのクセの強いバラエティに富んだ作品は、2023年の幕開けを飾るに相応しいラインナップとなり、日本での旋風を巻き起こすことは間違いなし。あなたの注目作品は?

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 バラエティに富んだ作品が続々と日本上陸! 2023年は年始早々、韓国映画から目が離せない