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全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が10月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。それでは発表します!
荻窪に10月にオープンしたばかりの新店。“三益”“迂直”と名店があった跡地。店主は“きたかた食堂”“鴨to葱”“綾川”を展開するFF Diningから独立された方だそう。早くも行列ができている。店名はポストに小さく書いてあるだけで、ナルトの看板が目印。
「チャーシュー麺」を注文。オープン記念でライスがサービスだった。具はチャーシューたくさん、ナルト、ネギ、メンマ、ノリ。麺は中ストレートの低加水麺。
小さめの丼になみなみのスープが嬉しい。しっかりと煮干しの効いた清湯スープで少し甘めのタレでまとめており、非常に完成度が高い。麺も美味しい。
喜多方ラーメンのように丼を覆うように乗せられたチャーシューは柔らかくて、いいノスタルジック感もあって良い。
ライスには細切れチャーシューが乗っていて、さらにチャーシューを何枚か乗せ、ネギを乗せてタレをかけてカラシをつけて食べるとサイコーのチャーシュー丼になる。
新しさと懐かしさの共存で素晴らしい満足度。これから凄いことになりそうな期待の新店だ。
ミシュラン掲載店としてもおなじみ“らぁめん小池”の6店舗目が巣鴨にオープン。駅から離れているのに早くも行列を作っている。
「豚骨醤油ラーメン(並盛)」をニンニクありで注文。具は低温調理チャーシュー、ほうれん草、刻みタマネギ、ノリ、ニンニク。麺は太め平打ちの自家製麺。
ビジュアルは「小池」イズムを出しつつ、味わいはしっかり横浜家系にまとめている。クリーミーで鶏の旨味と香りをしっかり感じる家系スープ。見た目以上に家系な一杯でとても美味しい。
蒲田の“飛粋”でも感じたような上品さを持ち、かつ「小池」イズムをしっかり出して差別化しているのはさすがだ。商品力も高い一杯だ。
2018年オープンの横浜家系ラーメンの人気店。
「ラーメン 並盛」。お好みはすべて普通で注文。ライス無料。具はチャーシュー、ほうれん草、ネギ、ノリ3枚。麺は中太ストレート。
豚骨の厚みと鶏油、醤油のバランスがベスト。真っすぐな家系で素晴らしい美味しさ。少しオールドスタイルな雰囲気を感じるのも嬉しい。チャーシューが大ぶりでさらに嬉しい。
卓上の高菜と豆板醤をライスに乗せて、ノリを巻いて食べると最高。680円でここまで楽しめるのは神レベル。文句なしに最高。
今年6月オープンで、「TRYラーメン大賞」の新店大賞の3位。店主さんは“らーめん改”出身ほか有名店4軒で修行された方。
「醤油そば」をいただく。麺は手もみ麺と細麺から選べ、手もみ麺で。具はチャーシュー2種、鶏胸ほぐし、メンマ、錦糸卵、九条ネギ。麺は極太ちぢれ。非常に綺麗なビジュアル。
スープは地鶏と本枯れ節を使用し、風味豊かな醤油ダレを合わせる。かなり和風だが、醤油の旨味と酸味がとても良い。ダシ感もしっかりあって良い。
店主の故郷・鹿児島の「鶏飯」をイメージしたという具材のチョイスはセンスの塊。絵柄だけでなく、味や食感なども素晴らしいバランスと新しさで感動モノ。
肩ロースとモモのチャーシューのしっとり感、メンマの切り方、錦糸卵のふわふわ感、鶏胸ほぐしの程よい塩味などどこをとっても素晴らしい。極太の手もみ麺も最高。
これは今後行列必至。素晴らしい完成度だ。
2015年創業で、店主は新潟・妙高の“食堂ミサ”出身。待合室に加えて外待ちまで出ていて凄い人気。
「味噌」をニンニクありで注文。アットホームで温かな店内の雰囲気が最高。地元の小学生からの手紙や自由研究などが貼ってあって、店員さんの接客も最高にいい。並んでるにもかかわらず、食べる前から気分のいいお店だ。
具はチャーシュー、ひき肉、タマネギ、モヤシ、ネギ。麺は細め縮れの自家製麺。
鶏、豚、魚介のスープに3種の味噌を合わせた味噌ダレ。ある程度ノスタルジックにまとめながらコクがしっかりあり、最高。田舎っぽい縮れた細麺を自家製麺で作っているのが凄い。
ニンニクでさらにコクを中毒性を増し、やめられない旨さ。チャーシューは吊るし焼きで程よい燻香と噛みごたえ。濃厚すぎないのにこの旨さ、まさに理想。幸せで昇天しそうな一杯。
※こちらのランキングは筆者のYouTubeでも紹介しています。合わせてチェック!
(執筆者: 井手隊長)