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空港での搭乗手続きの際に時間ギリギリになって冷や汗をかいたという経験がある人は多そうですが、旅行情報を中心に発信しているブロガーのnanabanさん(@7788nanaban)が、「飛行機はこのくらいの対応で丁度よい」とLCCのPeachが出している「乗り遅れのお客様へ」という案内板の写真つきでツイート。約5000のRTと13500以上の「いいね」を集めて話題となっています。
飛行機はこのくらいの対応で丁度よい。 pic.twitter.com/cmX76ORhw1—nanaban@nanatabi.com (@7788nanaban) July 26, 2022
Peach便の搭乗手続きは出発手続き30分前に終了しました。
手続きの再開、便変更、払戻等は致しかねますので、どうぞご了承下さい。(略)
※Peach係員は出発業務の為、対応致しかねます。
また、保安検査員へのお問い合わせはご遠慮下さい。
この案内については、「潔い」「良い紙対応」「これでダメな理由ないよね」という反応のほか、「問い合わせ先がナビダイヤルなのが強い」といった声も上がっていました。
ツイートへの反応について、nanabanさんは「検査場の表示を何気なくツイートしただけで、ここまでの反応があるなんて思ってもいなかったのでびっくりしています」と驚き、Peachの対応については「とても素晴らしい対応と思っています。少ない人員で価格を安く提供しているので、利用者はそのことを理解するべきで、他のキャリアも同じような対応で良いとも思っています」と語ります。
Peach Aviationによると、この案内板は石垣空港のみでの掲示で「他空港より係員の数が限られているために⾏っています」とのこと。搭乗⼿続き終了時刻について、「⽇本国内線のチェックインは出発時刻の90分前〜30分前までになっております。関⻄空港は25分前までになっておりますが、関⻄空港よりご出発の場合も、搭乗⽇が2022年10⽉29⽇までは25分前まで、10⽉30⽇以降は30分前までと変更予定です」といいます。
また、係員の「出発業務」について「出発搭乗⼝での業務の事を差しています。係員はチェックインカウンター業務後に搭乗⼝に移動し、改札業務を⾏います。低運賃を実現するためにスタッフの数は限られており、⼀⼈のスタッフが複数の業務を担当する必要があります」と説明。ツイートに関して「当⽇の午後から把握しておりました」と明かし、「LCCならではの特徴をご理解頂いているRTなどのコメントが多く、この10年の努⼒が実りつつあるのかなと嬉しく拝⾒していました」と話します。
「当社の搭乗⼿続き時間はフルサービスの航空会社よりも短く設定されています。搭乗⼿続きの時間を短くすることで⼈件費や施設費を抑えるなど、様々なコストマネジメントをすることで、⼿頃な運賃を実現しています。また、これ以外にも座席指定や受託⼿荷物料⾦は必要な⼈が必要な分だけ追加できるような シンプルな運賃設定も導⼊するなど、フルサービスの航空会社とは異なるLCCならではの特徴があります」というPeach Aviation。ツイートが話題になったことで、「まだまだ啓蒙が⾜りないと感じる部分も多く、課題として認識しました」としつつ、「これからも誰もが気軽に移動できるPeachならではの魅⼒的な体験価値をお客様にお届けできるよう努めて参ります」といいます。
⽇本初のLCCとして就航して10年⽬を迎えたPeach。搭乗する際には、チケットが安いだけの理由があると認識したいところ。航空便を買う際には運送約款に目を通しておくことが大事なのではないでしょうか。
また、このツイートには「フルサービスキャリア(FSC)もこれで良いのでは」とnanabanさんと同意見の人も多く見られ、「時間の約束が伴うサービス業は全てこれでいい」という声も上がっていました。最近ではカスタマーハラスメントが問題視されるようになっていますが、「お客様対応」と「ルール」は別々に捉えるべきだという好例といえそうです。
Peach Aviation(公式サイト)
https://www.flypeach.com/ [リンク]
※画像はTwitterより
https://twitter.com/7788nanaban [リンク]