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会社に行きたくない。仕事したくない。ならば仕事をしに行かなくていいのではないでしょうか。辞めたいなら辞めてしまってよいと思います。自分が常識なのです。自分を信じて、自分を大切にすることは大切です。会社を辞めて、旅に出るのもアリ。
日本から旅立ち、約1か月かけて中国からアフリカ大陸まで陸路で行ってみたのですが、厳密には海を渡らなくてはならないイタリア~チュニジアは船を使用しました。それ以外はすべて陸路。鉄道を駆使して移動しました。YouTubeにスタートからゴールまでの動画を20分でまとめてあります。
飛行機で飛べばヨーロッパ各国に約12時間ぐらいで到着します。しかし、飛行機での移動は距離感がよくわからない。陸路で行けば、どれくらいでヨーロッパに行けるのだろうか。ヨーロッパまで行くならアフリカ大陸まで行くのもアリだな。ということで、実際に中国からアフリカ大陸まで陸路で行ってみることにしました。
経路としては、中国、モンゴル、ロシア、ウクライナ、ポーランド、ドイツ、オランダ、ベルギー、イギリス、フランス、スイス、イタリア、そしてアフリカ大陸のチュニジアの順。最短距離を目指す場合、イギリスとスイスは経由する必要はなかったのですが、せっかくなので立ち寄りました。
外国に着いたらとりあえずマクドナルドに行くよね
北京駅前は人がたくさん
ほとんどの客がモンゴルのウランバートルに向かうようです
シベリア鉄道の個室はとても快適ですが、暖房が壊れててぶるぶる震えることに……
中国・北京からロシア・モスクワまでシベリア鉄道で移動。5~6日間ぐらい寝台列車での旅になります。中国に到着してから予約するのは不安だったので、日本にいながら、日本語ができる北京の旅行代理店にお願いし、座席予約をお願いしました。
シベリア鉄道は個室で、2~4人が寝ることができますが、私以外、誰も来ませんでした。貸切。コンセントがあるのでスマホやパソコンが使用可能。スマホの電波もけっこう届いていました。
シベリア鉄道の食堂車は国ごとに車両とシェフが変わります。つまり料理も変わります。中華料理、モンゴル料理、ロシア料理が堪能できます。
ロシアの食堂車のシェフに話を聞いたのですが、シェフの妻と一緒に食堂車をきりもりしているそうです。とにかくボルシチがうまい。ボルシチがうますぎて何度も食べました。
こういう素朴な中華料理がイイんだよ、と思いながら食べた中国食堂車の料理
モンゴル食堂車の料理は日本人にもバッチリ合うやさしめな味付けが良き
ロシア食堂車で一番おいしかった料理はボルシチ。筆者はこのボルシチよりおいしいボルシチに出会えていません
食堂車のチェフご夫婦は車内を巡ってドリンクも売ってくれます
停車中に売店でピロシキ買いました。うまい
日本から持っていったインスタント焼きそばは和食が恋しくなったときに重要
旅をしたのは冬。シベリア鉄道には暖房設備があるのですが、壊れていて、部屋がめちゃくちゃ寒い。毛布を纏(まと)っても寒い。なので温かい食堂車に避難する毎日でした。
モスクワに到着したら、ウクライナのキエフ行きの寝台列車に乗り換え。事前にインターネット経由で切符を予約していたのですが、車掌によると「プリントアウトして窓口で切符と引き換えないとダメ」とのことで、発車まで時間がなく、かなり焦りました。実は乗り遅れそうになったのですが、何かのトラブルで出発が遅れてて、なんとか助かりました。
ロシア・モスクワに到着。持ち物が少ないのは動きやすくするため
とりあえずロシアに着いたらマクドナルドに行くよね
ちなみに、ヨーロッパに入ってからは定額で鉄道乗り放題のユーレイルパスも使用しながら移動。
ユーレイルパスは日本でインターネット経由で購入し、用意してきました。特急も乗り放題。完全無料ではない追加料金が必要な列車もあります。
シチリア・トラパニのピッツェリア
ドイツまで行くと、鉄道での移動はスムーズ。なによりパンがうまいので、サンドイッチを買って列車内で食べるのが楽しみになっていました。いろいろと国を巡ってイタリアのシチリア・トラパニから船でアフリカ大陸・チュニジアに渡ることに。船の乗り場、極めてわかりにくい。港がいくつかあるので、事前チェックは重要です。
無事、チュニジアに到着したあとは、ローマまで飛行機で移動し、そこから日本へと帰国しました。「本当に中国とヨーロッパは大陸で繋がっているのか?」なんて思っている人もいるかもしれませんが、しっかり繋がってました。旅したいけどしていない人、いると思います。でも、旅、できますよ。やらないだけで。やってみよう!
1か月かけて陸路で中国からヨーロッパ・アフリカ大陸まで行ったけど、飛行機だと10時間ちょっとで東京に着いちゃう。人類凄い pic.twitter.com/lF8UAW7tyb—クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) July 19, 2022
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)