もはや伝説というより神話といってもよいかもしれない、そんなラーメンが神奈川県に存在した。白楽駅から徒歩5分ほどの場所にあった『すっごいよ』(横浜市神奈川区六角橋1-9-1)である。

『すっごいよ』のラーメンを徹底して再現

あまりにも繊細かつ濃厚な豚骨ラーメン。「旨味」が繊細、「とろみ」が濃厚。臭味はなく、しなやかな麺はスープのヴェールを纏って味覚を訪れ、弧を描くようにしなやかで滑らかな「食感」を楽しませてくれる。

……と書きつつも、それは実際に『すっごいよ』のラーメンを食べたことがある人の談。筆者は食べたことがなく、今回、初の『すっごいよ』体験となる。『すっごいよ』のラーメンを徹底して再現したラーメンが『渡なべ』(東京都新宿区高田馬場2-1-4)で食べられるのだ。レギュラーラーメンではなく期間限定ラーメンとのこと。

大学生でありながらラーメン店をオープン

『渡なべ』の渡辺樹庵さんのブログによると、彼がラーメン店の開業を決意するきっかけになったラーメン屋が『すっごいよ』なのだという。当時、『すっごいよ』の店主は東大の大学生だったのだとか。大学生でありながらラーメン店をオープンするとは驚きだ。

「丁寧」「心地良さ」「突出」の3つが揃った豚骨ラーメン

この時点で筆者は「すっごいよの情報」しか食べておらず、期待に胸を膨らませて『渡なべ』へと向かったのだが、いやー、うまい。久々に「丁寧」「心地良さ」「突出」の3つが揃った豚骨ラーメンを食べた。

スープはかなりドロドロ濃厚

筆者はまったくラーメンに詳しくないので評論はしないが、スープはかなりドロドロであるにもかかわらず、臭味がなく、そして旨味濃厚。

やや塩気の強さを感じたが、必要悪ならぬ「必要塩」だと感じた。リミッターの天井、ギリギリセーフな強めの塩気が旨味を際立たせ、満足度を高めてくれる。むしろこの塩気が良き。

気がつけばスープを飲みほしていた

個人的に好きだと感じたのはスープだけでなく麺。とことんなめらかで、どこまでも延々と続く円柱状の麺が、食感を通して心地良さを楽しませてくれる。気がつけば、スープを飲みほしていたのだった。

トッピングは個々の好みによるが

ちなみに、ニンニクや辛味などをあとからトッピングすることもできるが、入れるとかなり強めのパワフルテイストに味変するので、ニンニクは麺を食べ進めて後半、辛味はスープだけになってから投入した。麺が語りかけます。うまい、うますぎる。

店名: 渡なべ
住所: 東京都新宿区高田馬場2-1-4

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 今なら伝説的ラーメン屋『すっごいよ』を再現したラーメンが『渡なべ』で食えるよ