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映画『マッドマックス』(MADMAX)シリーズは、荒廃した近未来の世界を描いたアクション作品。2015年には最新作として『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が公開され、ゲームとしても発売されるなど、今なお、世界中に熱狂的なファンがいる作品です。
そんな『マッドマックス』の祭り的イベントがあると知り、ぜひ取材したいと主催者に連絡を取ったところ「取材してもいいけど世界観壊すコスチュームでくんなよ」「マッドマックスでこいよ」的な返答が。そんな流れで取材に行ったことがあります。
場所はロサンゼルスの中心部からクルマで数時間の荒野。何もありません。突然、バリケードのような入口があり、問題ないヤツだけ入れるようでした。
問題あるヤツは「マッドマックスじゃないヤツ」。筆者は頑張って『ハンニバル』とかホラー映画のコスプレグッズを買って着用して行きました。
筆者的には完璧な『マッドマックス』的コスプレ。でもすぐに「マッドマックスじゃねえ!」と指摘、……されながらも受け入れてくれたので、みんな優しい。荒廃した世界を描いた『マッドマックス』ですが、みんな優しいから撮影も快諾してくれました。
「お前日本人?」なんて声かけられましたが、コスプレしているのによく日本人と分かったな……。ほかの日本人はこんなヤバくないから誤解しないでほしいと思いました。
この『マッドマックス』祭り、コスプレだけに留まらず、何から何まで『マッドマック』の世界観を忠実に再現。誰から言われて作ったわけではなく、各人が自主的に『マッドマックス』に登場した物、家、クルマを再現。凄まじい気合の入れようです。
劇中に登場した缶詰まで再現しているので、ガチ勢なのは間違いない。このマッドマックス祭りは数日間かけて開催されました。多くの参加者がこの場に寝泊まりして、本当に『マッドマックス』の世界観のなかで生活します。
キャンピングカーで来た人もいましたし、『マッドマックス』的家屋を作って泊まったり、野宿する人もいるとのこと。筆者は日帰りしました。
とても楽しいといいますか、とても過激で刺激的な時間を過ごせる『マッドマックス』祭りでしたが、いちばん厳しかったのは暑さ。荒野の温度は尋常じゃあない。もし参加することがあれば、気温対策だけはしていくべきでしょう。
参加して思ったのは、日本でも同様のイベントが開催されればいいのになあと思ったしだい。村とか島とか、自治体がガッツリと協力して、というよりみずから推進して、『マッドマックス』祭りとか似たようなイベントやって欲しいなあと強く思います。おもしろい!
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)