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イタリアはブーツのような地形をしていて、その先端にあるのがシチリア半島。その最大都市パレルモの魚市場周囲には、たくさんのおいしい魚介レストランがあります。そのなかでも特においしいのが、屋台で食べる茹でダコの内臓ぶっかけ。
獲れたてのタコを塩ゆでし、それをぶつ切りに。仕上げに内蔵をぶっかけて完成。あとはレモンをかけて食べるだけ。
これがもう絶品。調理法はシンブルながら、その味は格別です。温かいまま出され、プリプリ食感を楽しむとともに、温かいタコの旨味エキスが広がります。
内臓は存在感が強い苦みのあるテイストをしていますが、臭味はなく、むしろ強いコクが楽しめます。タコの身が上品なテイストなので、苦味がプラスされることでむしろマイルドに仕上げっていると感じました。
極めてシンプルな茹でダコの料理。もしパレルモに行くことがあれば、屋台を覗いてみると良いかもしれません。シンブルなのに深い。そのおいしさに驚くはずですよ。
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)