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国語辞典に新動詞「つが-る」が追加!? 女子大生アンバサダーが集結して社会課題に取り組む“キャンパスラボ”は、地域活性の活動の一環として青森県つがる市と一緒に、「つがるファン獲得大作戦withキャンパスラボ」を展開中。つがる市の魅力を知ってもらい、応援してくれるサポーターを増やすプロジェクト活動の第一弾として、「つがる」を動詞化した広告ポスターを制作、「新解釈つがる辞典」としてまとめた展覧会を5月11日から開催します。
第一弾の活動では、キャンパスラボのメンバーと一緒に地元の木造高校の生徒も参加し、つがる市の魅力を発見するワークショップを実施。首都圏で感じるつがる市の印象と地元で感じるつがる市の特徴をオンラインで意見交換しながらつがる市の魅力を出し合い、「つが-る」という今までにない動詞に意味を込めた13種類のポスターが完成しました。一例をご紹介しましょう。
「つが-る」
意味:うまく受け流す
解釈:津軽弁は聞き取ることが難しいため、分からなくても程よく受け流すスルースキルが高くなることから。
例文:
・「馬市まつりに一緒に行こう」としつこくデートに誘われるがそれとなくつがる。
・親が毎日勉強しろ、勉強しろとうるさいが、めげずにつがった。
「つが-る」
意味:思いがけないラッキーをつかむ
解釈:今まで注目されていなかった亀ヶ岡石器時代遺跡が思いがけず世界遺産に登録されて嬉しいさま。
例文:
・期待していなかったのにバレンタインにチョコを10個もらった。今年はまじつがってるわ。
・相手の都合で不戦勝になり、優勝することができてつがった。
上記を含む全13種類のポスターが“新解釈つがる辞典”として、神楽坂の青森県つがる市アンテナショップ“果房 メロンとロマン”に展示されることが決定。「味わう・香る・見る・聴く・触る」の五感すべてでメロンを体感できる新しい形のアンテナショップで、メロンを味わいながら楽しんでみてはいかがでしょうか。
「新解釈つがる辞典」広告展覧会 開催概要
開催期間:2022年5月11日(水)~6月12日(日)11:30-17:30(月・火を除く)
開催場所:果房 メロンとロマン 2Fカフェスペース(東京都新宿区神楽坂3-6-92)
今回制作したポスターは”果房 メロンとロマン”以外でも、つがる市内や全国でのつがる市のPRイベント等で広告ポスターとして活用されます。
また、今後キャンパスラボはつがる市と共に様々な企画を行いながら、つがるファンを獲得することを目指していきます。
このワークショップをプロデュース・設計したキャンパスラボ 代表/プロデューサー 中山柚希さん コメント
「つがるファン獲得大作戦withキャンパスラボ」では、各大学を代表する女子大生アンバサダーが社会課題に取り組むキャンパスラボが、つがる市と一緒につがる市の関係人口を創出することを目的に取り組んでいます。
今回の取り組みでは、つがる市の“つがる”という、最後の母音が「u」であり平仮名である、動詞のようにも見える珍しい名称に着目しました。つがる市の魅力を新しい動詞「つが-る」の意味として定義し、思い思いの「つが-る」の意味を辞典風に表現することにより、「つがる市で過ごすと、こんな魅力を体験できるんだ。私も“つがって”みたい!」と思っていただきたいと考え、広告ポスターのテーマに決定しました。
地域の魅力の発想においては、どこの地域でも言えるようなありきたりな魅力ではなく、つがる市の方々の日々の暮らしや文化、風習から魅力要素を発見することが大切だと考えました。地元の高校生と首都圏のキャンパスラボで魅力要素をディスカッションする際に、あえて「つがる市の変なところ/いやなところ」を挙げ、その要素を「いいところ」に変換するというプロセスを取り入れることにより、「方言が難しい」など一見マイナスに思えるような要素も、「スルースキルが身につく」などとプラスに捉え、オリジナリティやユーモアのある魅力要素として掘り起こし、表現することができました。
今後もキャンパスラボでは、首都圏の若者の視点を活かしながら、地元の方々と一緒に地域の独自の魅力を発見・発信する企画を考案し、引き続き地域活性化に貢献していきたいと考えています。