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「おはスタ」(テレビ東京系列毎週月~金あさ7時5分から放送中)にて毎朝放送中の、オリジナルTVアニメ『おにぱん!』。鬼と人間が共に生きる世界を舞台に、鬼のイメージアップのため奮闘する主人公のおにっ子(=鬼の子供)たちを演じる野崎 結愛さん、根岸 実花さん、野中 ここなさんの撮り下ろしインタビューをお届けします。
TVアニメーション『魔法使いの嫁』の監督を務めたクリエイターの長沼範裕氏、TVアニメ『Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-』や『王様ランキング』のアニメーション制作会社WIT STUDIO、小学館集英社プロダクションの3者による「おにぱん!プロジェクト」が原作を手掛け、アミューズが参画するAAO Projectによる原作企画の開発事業が、TVアニメーションとして実を結びました。
本作のアニメーションは、2022年に10周年を迎え、『進撃の巨人』などクオリティの高い作品で躍進を続けるWIT STUDIOが制作。監督は『みなみけ』『ゆるゆり』などを手掛けた太田雅彦氏、シリーズ構成はあおしまたかし氏が担当します。
主人公は、人間と鬼が共存する世界で“鬼のイメージアップのため”、生まれ育った故郷・鬼ヶ島から東京の中学校に転入してくる14歳の赤鬼のつつじ、黄鬼のひまわり、青鬼のつゆくさの3人です。
キャストを務めるのは、さくら学院で活躍していて卒業をした野崎結愛さん(赤鬼・つつじ役)、野中ここなさん(青鬼・つゆくさ役)、「ちゃおガール 2019」グランプリの根岸実花さん(黄鬼・ひまわり役)のフレッシュなメンバー。
3人はユニット<おにぱんず!>を結成し、6月1日(水)に「おにぱん!」のテーマ曲『おにパパパン!パン!』でCDデビューすることも決定しています。
キャストの3人に本作の見どころや注目キャラなどお話を伺いました。おにっ子のガオー!ポーズが可愛すぎる撮り下ろし写真とともにお楽しみください!
――ご自身が演じるキャラクターの印象と、自分と似ている、似ていない点を教えてください。
野崎:私が演じるつつじは、明るくて好奇心旺盛で、元気で感情の起伏が激しくてハッピーな女の子です。私との共通点は、明るいことと、感情の起伏が激しいことが共通点かなと思っています。違う部分は、つつじは好奇心旺盛でどんどん何でも挑戦していくんですけど、私は意外と慎重に考えて行動するタイプです。先のことを考える前に行動するというより、考えてから行動することが多いので、そこがつつじとは違うところかなと思います。
根岸:私が演じるひまわりは、本当に明るく元気で活発な少年みたいな女の子なんですけど、実は料理や家事が得意だったり、みんなのお母さん的存在でもあり、しかも本人はそれを否定して認めたくないという可愛らしいところもある女の子です。
自分との共通点は、ひまわりは実はしっかりしているので、天然なつつじや、意図的にボケているつゆくさに対してツッコミをよくするんです。私も学校の友達に天然だったり、ちょっと不思議な子が多くてツッコミをよくするな、と思っていて。元々共通点だったんですけど、ひまわりを演じていく上で染まってきて、さらに影響されて自分のその部分が強くなってきたなと思います。
――根岸さんは料理や家事はされますか?
根岸:全然できないです……(笑)。
野中:つゆくさは、とてもマイペースでクールに見えがちだけど、ただただおっとりしているだけ(笑)。1人の時間が好きで、アイスや甘いものが好きなんですけど、私は甘いものをあまり好んで食べないので、まずそこが全然違います。あとは、つゆくさと私は生き方が全然違うなと思って! あんなに1人でどこかに行かないし、人の話もちゃんと聞こうという気持ちはつゆくさよりもあると思うので(笑)、正反対だなと思います。でも、1人の時間が好きなところはすごく似ているなと思っていて。1人の時間も欲しいなというのは、つゆくさと似ている部分だなと感じます。
――出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。
野崎:オーディションで決まったときに、初めは「本当かな?」と思うくらい嬉しかったし、声優業というものをやったことがなかったので、不安な気持ちもあって。でも、私が挑戦できるんだ!とワクワクする気持ちのほうが大きかったと思います。
根岸:事前にオーディションの前にレッスンがあって、そのときに自分的にはとても自信がなくて。それで悔しくて家でいっぱい練習してオーディションに受かったので、本当に嬉しくて、家族も喜んでくれました。まさか自分が声優をやるなんて思っていなかったので、本当に驚いたし、すごく嬉しかったです。
野中:私も受かった知らせをもらったときは、「たぶん間違っているんじゃないかな?」と思ったくらいあまり自信がなくて。でも「つゆくさちゃんをやるよ」と言われたときは、心の底から嬉しかったし、家族にも「合格できてよかったね!素敵なアニメにしてね」とたくさん言われたので、頑張らないといけないな、という覚悟もできました。
――オーディション前のレッスンはどのようなものだったのですか?
根岸:オーディションを受ける人達で集まって、オーディションで使用する台本をもとに、色々アドバイスをもらって、「こういうことに気をつけてオーディションを受けてください」みたいなものでした。
野中:みんなキャラクター1人だけではなくて、つゆくさも、つつじも、ひまわりも全部練習してオーディションを受けたんです。
野崎:3キャラともオーディションではやったんです。それでどのキャラクターに決まったのか、お知らせが来ました。
――自分がどのキャラクターを演じるかは、まったくわからなかったのですね。今のキャラに決まったときはどう感じましたか?
根岸:私は最初のオーディションではつつじが一番声が近いと言われていたので、ひまわりに決まったと聞いたときはすごくビックリしました。私はあまり声が大きいほうではないので、ひまわりみたいな元気で活発な役はやると思っていなかったんですけど、その分、事前に一番多く練習したので、結果的には良かったなと思いました。本当に自分と真逆の性格の女の子だったので少し不安だったんですけど、自分じゃない新しい性格のキャラクターを演じることができるというのは、すごく楽しみでした。
野崎:私もつつじが一番近いと言われていて、自分でも3人のキャラクターの中ではつつじが一番近いんじゃないかなと思っていたので、演じられると決まったときは「やったー!」とすごく嬉しかったです。
野中:私はオーディションではひまわりに近いと言われていたんですけど、決まったのはつゆくさだったので、「真逆じゃん!」と思って。たぶん最初の印象ではテンションや表情でひまわりと感じられていたと思うんですけど、声だけ聴いたら意外と大人しめだったりして、だから、つゆくさは自分っぽいのかなと思いました。
――根岸さんと野中さんは自分の性格と真逆のキャラクターの声をどう出していこうと思いましたか?
根岸:ひまわりは少し乱暴な言葉を使う子なのですが、私はそういう言葉を扱うのが最初は難しくて、まずそこからどうにかしようと思いました。他のアニメで少年のキャラクターの声をたくさん聴いて、どういう風にそういう言葉を扱っているのかを勉強しました。あと、声の幅を広げられるように、普段の声よりも低めに話したり、大きめに話したり、ちょっと男の子っぽさを意識してやりました。
野中:私は本当に正反対だったということもあって、声に感情が乗りやすいので、頑張って抑えてみたり、アニメや映画などでつゆくさに雰囲気の似たキャラクターの子を真似してみたり。家であまり喜怒哀楽の波が乗らないようにセリフをたくさん練習しました。あと、あまり表情を使わずにセリフを言ってみたりして、自分を抑えようと頑張りました。
――野崎さんがつつじを演じるにあたって意識したことは?
野崎:私はつつじと似ている部分もあったんですけど、つつじは感情表現が激しいので、そこがすごく難しくて。自分が思っている何倍も出さないと聞いている人や観ている人には伝わらないので、大きく感情を出すことが大変でした。自分でセリフの音源を録音して聴いてみたりして客観視して練習するようにしました。
――おにっ子の3人の他にも魅力的なキャラクターが登場しますが、好きなキャラや注目キャラを教えてください!
野崎:私は一寸法子ちゃんが好きなキャラクターです。法子ちゃんはすごく中二病な感じで。私の周りでそういう子に出会ったことがなかったし、あまり知らなかったので、初めて台本を読んだときは「何この難しいセリフ!」と思って。「これを言えるのすごい!」と尊敬するくらいでした。法子ちゃんにはもう1つ違う面もあると聞いているので、それもすごく楽しみです。
根岸:私は桃園桃ちゃんがすごく好きで。元々、前田佳織里さんの声が可愛くてすごく好きだったというのもあるんですけど、桃ちゃんはとてもキャラが濃い目で。生徒会長だし、前に出ようとする勢いのあるお嬢様で、見ていて面白いなと思います。言葉遣いや笑い方のクセが強くて、毎回台本を楽しみにしています。
野中:私はクマがとても好きです(笑)。クマなのに髪の毛も生えているし、ピアスもしているし、ちょっといかつい子に見えるんですけど、ところどころ私達の会話の間に「クマー」って入ってくるところが愛くるしかったり、井上喜久子さんが声を担当されているということで、本当に唯一無二の方がクマの役をやってくださることが本当にワクワクしていました。毎回クマがどこで入ってくるのかな?とか、私達おにっ子はパンツを穿いて変身するんですけど、そのパンツを渡してくれるのもクマなので、見ていていつも支えられているなと思う部分もあって、一番好きなキャラクターです。
――アニメの主題歌もおにっ子3人のユニット<おにぱんず!>として担当されますが、どんな楽曲になっていますか?
野崎:すっごくハッピーな曲調で、聴くだけでテンションが上がるような曲です。でも、歌詞の中には鬼だけど人間と仲良くやっていける、みたいな多様性を尊重するような素晴らしい歌詞がたくさん曲の中に散りばめられているので、聴くとすごい楽しい気分にもなるし、現代にピッタリな曲だと思います。
根岸:本当にポップで明るくて思わず口に出しちゃったり、体が勝手に動いちゃったりするような感じで、アニメにとても合っている曲だと思います。レコーディングのときもガヤを3人で1つのマイクに向かって録ったりもしたので、聴いている人にもその楽しさが伝わったらいいなと思います。
野中:リズミカルでとても中毒性があって、歌詞の中にもアニメに繋がる言葉があったり、絆について書かれていたりします。もちろん、『おにぱん!』の主題歌と思いながら聴いてもいいし、普通に毎日を彩ってくれる曲としても聴いてくださったら、テンションも上がったり、楽しくなれる曲じゃないかなと思います。
@onipansofficial#おにぱんず おにぱーんチェーンジ! TVアニメ「#おにぱん!」主題歌 #おにパパパンパン#おにぱん#onipan#おにっ子ダンス#振付動画#振付ダンス#ダンス振付#振付#踊ってみた#踊ってみた動画♬ ONIPAPAPAN!PAN! –ONIPAN'S!
――野崎さんと野中さんは久々にさくら学院のような制服衣装を着られていかがでしたか?
野崎:なんかさくら学院時代に戻った気分で、懐かしい気持ちになりました(笑)。
野中:しかも、私はさくら学院のときはリボンを付けたことがなくてネクタイだけだったので、リボンが嬉しかったです。あとは、1人1人のキャラカラーに合った衣装でとてもカラフルなので、着るだけでテンションが上がりました!
――根岸さんはキャラクターの衣装を再現した制服を着てみた感想は?
根岸:私はこういった衣装を着るお仕事はやったことがなかったので、単純にすごく嬉しかったです。しかも、アニメの制服が忠実に再現されていて、着ているだけでも楽しかったし、すごくテンションが上がって、アニメの世界に入った感じになりました。ヘアスタイルは角も作っていただいて(笑)、本当に楽しかったです。
――おにっ子風の髪型で可愛いです。では、本作のキーポイントとなってくるのが、パンツで変身する<おにぱんチェンジ>だと思いますが、自分だったら何に変身したいですか?
野崎:私は医者や看護師さんに変身したいです。ナース服とか可愛いし、医者や看護師さんは命を助けるという大きな仕事をしているから、小さい頃からの夢だったんです。でも、自分には向いていないんじゃないかなと思って諦めたので、衣装だけでもなった気分になりたいです。
野中:私は消防士になりたいです。学校で1年に1回消防士の方が訓練を見せてくださる機会があって、そのときに「すごいな、カッコいいな!」と憧れたので、変身してみたいです。あと、おにっ子たちはすごく運動能力が高くて、建物を走って登ったりもするので、消防士のような重たい服装でも着て動き回ったり、ホースとかを持ってすぐに人の命を助けられるんじゃないかなと思いました。
根岸:私はキャビンアテンダントさんの制服に変身してみたいです。幼稚園の頃からCAさんに憧れていて、カッコよくて将来の夢にもしていたんですけど、飛行機が苦手ということがわかったので、その夢を諦めたんです……(笑)。だから、せめて制服だけでも着てみたいなと思って、ぜひなってみたいです。
――飛行機が苦手なんですね。今、旅行などのときはどうされているんですか?
根岸:怖くてトラウマで……お母さんが一緒にいないと乗れないんです。
野崎・野中:可愛い~!!
――また、作中に鬼ヶ島名物の微妙に売れていない「おにがしまんじゅう」が登場しますが、自分だったら、どんな名物やお土産を考えますか?
野崎:お土産だったら金棒!
根岸・野中:ああ~!イイ!!
野崎:金棒だったら、持って写真も撮れるからSNSが流行っている現代にも合っているし、「鬼に金棒」と言うから、作品に合っているんじゃないかなと思います。ストラップとかにしても可愛いし、大きめの野球のバットみたいな形にしても可愛いんじゃないかなと思いますね。
――売れそうです!
野崎:絶対に売れると思います!
根岸:私は真っ赤な入浴剤とか。
――鬼や地獄っぽい!
根岸:見た目のインパクトはあるけど、成分はすごく体に良くて疲れを取ってくれる入浴剤だったら、パッケージとかで鬼というイメージも植え付けられるし、効能も良かったらリピーターも増えると思うので、売れると思います(笑)。
野崎・野中:リピーター(笑)!
野崎:確かに、入浴剤いいね!
――めちゃくちゃいいですね!
野中:私は鬼の角の美顔ローラー。桃太郎とかは、昔話で鬼を倒すじゃないですか。その倒された鬼の角って使えそうだなと思って。
野崎・根岸:ああ~(笑)!
野中:鬼の2つの角でフェイスラインを挟んでコロコロできたり、効果はありそうじゃないですか? 女子高生とかにはウケそうな商品だなと思います。
野崎:確かに。
根岸:いいよね。
――全部の案がとても素晴らしいので、全部公式番組グッズとしてぜひ商品化して欲しいですね! 改めて作品の印象や魅力を感じる部分はどこですか?
野崎:鬼の女の子3人が主役という、他のアニメにはない設定がまず1つの魅力だと思います。鬼のイメージアップのために3人が一生懸命頑張っていく姿というのは私もすごく心を打たれるし、観ている方も心がぽかぽかしてくれるんじゃないかなと思うので、観ているだけで気持ちが温かくなるというのも『おにぱん!』の魅力だと思います。
根岸:鬼のイメージアップという使命に向かって3人のおにっ子たちがめげずに頑張っていく物語なんですけど、3人や周りのキャラクターたちもすごく個性が強くて見ているだけでとても面白いし、ちょっと使命から脱線してしまうところも可愛いなと思います。思わず応援したくなっちゃうようなおにっ子たちで、ビジュアルも物語に合ったとてもポップで可愛い感じの画なので、ぜひ注目して観てほしいなと思います。
野中:3人のおにっ子が都会に出てきて毎日喜怒哀楽を楽しみながら頑張っていくお話で、まず本当に色がカラフルで観ているこっちも「可愛いな、楽しいな」と思いながら、毎日がとても色鮮やかになって「今日も頑張ろうかな!」と思える作品になっています。そしてたぶん、つつじか、つゆくさか、ひまわりかで皆さん推しを選ぶなら悩むんじゃないかなと思います(笑)。そうやって好きなキャラクターが出来るのも『おにぱん!』の魅力だなと思います。
――今後の放送を楽しみにしています、ありがとうございました!
鬼ヶ島名物のお土産案が本当に売れそうな素敵なアイデアが出たので、ぜひグッズ化して欲しい! そして、おにぱんず!の主題歌にも注目してお楽しみください!
[撮影:周二郎]
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TVアニメ「おにぱん!」
テレビ東京系列「おはスタ」(毎週月~金あさ7:05から放送中)にて放送中!
【イントロダクション】
「鬼は悪者」
そんなイメージはもう古い。今では人間ともすっかり仲良し。
―…昔々のヤンチャのせいで、誤解されたりいじられたりすることもあるけれど。
これは、人間と鬼が共に生きる世界で、
3人のおにっ子が鬼のイメージアップのために奮闘する物語。
鬼ヶ島から東京の中学校に転入、そして…
時に人助け、時に町おこし、時に学校行事へ飛び込み、時には…アイドル活動!?
キーアイテムは、鬼族に伝わるぱんつ ―…その名も「おにぱん!」
どんな能力が秘められているのか、それともいないのか!?
さらには桃太郎や一寸法師の子孫も登場して…!?
大忙しのおにっ子たち、たまに失敗して落ち込むこともあるけれど、今日もめげずにひたむきに頑張ります!
【スタッフ】
原作:おにぱん!
プロジェクト原案・原作監修:長沼範裕
おにっ子デザイン原案:トマリ
監督:太田雅彦
助監督:橋口淳一郎
シリーズ構成:あおしまたかし
キャラクターデザイン・総作画監督:柳隆太
美術監督:鈴木俊輔
3DCG監督:廣住茂徳
色彩設計:小松亜理沙
撮影監督:頓所信二
編集:小野寺絵美
音響監督:えびなやすのり
効果:山谷尚人
録音:鶴巻慶典
音楽:三澤康広
アニメーション制作:WIT STUDIO
企画協力:AAO Project
【キャスト】
つつじ:野崎結愛
ひまわり:根岸実花
つゆくさ:野中ここな
桃園桃:前田佳織里
一寸法子:富田美憂
クマ:井上喜久子
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