ウズベキスタンのサマルカンド国際空港が、延長した滑走路と新ターミナルをオープンしたことを、駐日ウズベキスタン大使館で観光・広報を担当しているイザティリャ・ガルヤムブ氏がツイートで紹介。ターミナルのデザインについて、称賛する声が多数寄せられています。

ロンドンに本拠を置く空港業界専門ニュースサイト『AIRPORT TECHNOLOGY』によると、1967年に開設されたサマルカンド国際空港は、旅客輸送の増加に対応するために2018年11月に近代化・再開発が決定され、滑走路の3105mへの延長やレーダーシステムが近代化が行われましたが、目を引くのは地上4F・地下1Fの総面積41,216m²のターミナルビル。1階には、28のチェックポイント、着陸エリアへの6つのゲート、2つのボーディングブリッジ、20のパスポートコントロールポイントがあるとのこと。また、3200m²の商業施設も入っています。

開かれた本をイメージしてデザインされたというターミナル。ティムール朝第4代君主のミルゾ・ウルグ・ベク(1394-1449)は優れた天文学者・数学者・文人としても知られていますが、このターミナルは彼の天文表に触発されたといい、屋根には星座が美しく彩られています。

サマルカンドはウマイヤ朝時代の759年にイスラーム世界で最初の製紙工場が設立されたといい、ウルグ・ベクの天文台と合わせて、都市の歴史を象徴するような建築となっているこの国際空港。ネットでは「素敵すぎる」「現代的でかっこいい」「素晴らしいデザイン」といった反応が上がっていました。

「ぜひ行ってみたい」という気持ちにさせられるサマルカンド国際空港。今回の拡張で、これまで1時間あたり350人だった乗客が1000人に、年間の乗客数は46万人から200万人に、飛行処理能力は週に40機から120機に増加すると予想されています。

※画像はTwitterより
https://twitter.com/i_gulyamov/status/1506265587843940357 [リンク]

(執筆者: ふじいりょう)

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 都市のルーツでもある本と星座をイメージ! ウズベキスタン・サマルカンド国際空港新ターミナルに称賛多数