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今ではすっかり定着した「おうち時間」という言葉。自宅にいる時間をいかに有意義に過ごすか……お酒を嗜む人にとっては「家飲み」の充実もおうち時間の重要なテーマではないだろうか。
2022年6月に発売から15周年を迎える「金麦」を展開するサントリービールは、ビール類を週1日以上飲用する男女1000人を対象に、家飲み事情についてのアンケートを実施。コロナ禍以降、自宅での飲酒頻度や家飲みに対する気持ちがどのように変化したのかを調査した。
コロナ禍以降の家飲み頻度は36.9%の人が「増えた(増えた+やや増えた)」と回答し、「家でお酒を飲むことが好きになった(好き+やや好き)」と回答した人も34.3%という結果に。特にコロナ禍で在宅時間が増えたとされる20代~40代は平均より高い割合を示し、30代は2人に1人が家飲み頻度が増え、家飲みが好きだと回答している。
また、家飲み頻度が増えた人の約7割(67.7%)が「家飲みが好きになった」と回答。その理由を尋ねたところ、「自分の好きなようにゆっくり楽しめるから」が100%に近い回答率(96.5%)で、コロナ禍以降の過ごし方にマッチした“ゆっくり家飲み”が今後も定着していきそうだ。
世代・トレンド評論家の牛窪恵さんによると、「金麦」が発売された2007年から2022年までの15年間に、大きな2つの社会変化があったという。
1つは、スマートフォンやSNS・LINEの普及、家庭内Wi-Fiの浸透を背景にした「デジタル社会の進化」。特にコロナ禍以降はテレワークが一気に受け入れられたこともあり、デジタルとリアルの二刀流で家時間を自分らしく、自分のペースでうまく回していこうとする意識が高まっている。
もう1つは、働き方改革や共働き夫婦の増加などによる「生き方、働き方の変化」。自身の生活や人生を第一に考える“ライフ・ワーク・バランス”が一般化し、自分が心地よいと感じられるペースを大切にしたい、夫婦や家族の“つながり”を大切にしたい、家事や育児もシェアして助け合いたい、との思いがますます高まっている。
コロナ禍で加速した「効率的に時間を使って、家での自由な時間をより充実させたい・楽しみたい」という生活者の意識は、お酒の飲み方にも広がり、今後も定着すると考えられるという。
金麦『同じ町』篇(YouTube)
https://youtu.be/nyCYSMmVktk
こうした社会の変化を受け、サントリービールは「金麦」をリニューアルして1月製造分から順次全国で展開。過去最大量の麦芽を使用し、「新・ていねい製法」で仕上げることで、澄んだ後味はそのままに、より麦のうまみを感じられる味わいを実現。「これからの日本の家時間をもっと豊かに」するべく、“日常的な家飲みに一番ふさわしい新ジャンル”を目指していくとしている。