2021年11月15日(米国時間)は、マイクロソフトが北米でXboxを発売して20周年を迎える節目の日。20周年を祝う「Xbox アニバーサリーセレブレーション」が配信され、70タイトル以上のXbox/Xbox 360タイトルがXbox OneとXbox Series X|Sの後方互換に対応したことや、12月8日の発売日に先行して「Halo Infinite」のマルチプレイヤーベータを公開するといったトピックが発表されました。

Xbox本体を持っていなくても、定額制ゲームサービス「Xbox Game Pass Ultimate」に加入していれば、Android/iOS/Windows/Mac/Chromebookといったマルチデバイスで100タイトル以上のXboxゲームが遊べるのがクラウドゲーミングサービス「Xbox Cloud Gaming」です。

筆者は昨年11月から開始したプレビュープログラムに参加していたのですが、10月1日の正式リリースから遊べるタイトル数が一気に増え、その後も続々とタイトルが追加されていることから、日々クラウドゲーミングを楽しんでいます。さまざまなデバイスでプレイできるのですが、最も手軽に遊べるのはAndroidスマートフォン。「Xbox Game Pass」アプリを起動するだけでよく、ちょっと時間ができたときにサっとプレイするのに都合がよいのです。

スマートフォンだけで遊べるタッチ操作対応タイトルも用意されているのですが、やはり遊びやすいのはゲームコントローラーを使ったプレイ。

最初はゲームコントローラー用のスマホホルダーに装着して遊んでいたのですが、以前から気になっていたスマホ用のゲームコントローラーを買ってみることにしました。

前置きが長くなりましたが、今回紹介するのはRazerが販売するスマホ用ゲームコントローラー「Razer Kishi for Android」。スマホに装着することで、ゲーミングUMPCや「Steam Deck」、Nintendo Switchのように一体型の携帯ゲーム機として遊べるようになるゲームコントローラーです。

使用前は左右のコントローラーがコンパクトにドッキングした形状。持ち運びにも重宝します。

背面のプレートを固定するラッチを外すと、全体が左右に伸びてスマホを装着できます。

右側のコントローラーにはUSB Type-Cコネクタがあり、まずこれをスマホ下部のUSBポートに接続します。スマホと直接接続するので、Bluetooth接続と比べて遅延の少ないプレイが楽しめるのが特徴。USB-Cポートの代わりにLightningコネクタを備える「Razer Kishi for iPhone」もラインアップします。

あとは背面のベルトを引っ張るようにして、スマホ上部をはめ込んで装着が完了。

押し込み可能な左右のアナログスティック、D-Pad、ABXYボタン、R1/R2、L1/L2ボタン、ファンクションボタン、ホームボタンを搭載し、Xboxコントローラーとの互換性は問題なし。

コントローラー本体に電源は不要で、プレイしながらスマホを充電できるパススルー充電用のUSB-Cポートを搭載しています。

高さ160.4mmの「Pixel 4 XL」を装着して使っていますが、安定した装着感でプレイできています。レビューしていた他の端末で試してみたところ、高さ158.6mmの「Pixel 6」は装着できるものの、カメラバーの厚さが左側のコントローラーと干渉して安定しなかった他、高さ163.9mmの「Pixel 6 Pro」もカメラバーが干渉してしまいます。高さ169.86mmの「REDMAGIC 6S Pro」は、厚さが9.8mmとPixel 6シリーズと比べて薄いためか、問題なく装着できました。

Razerのウェブサイトでは、サポートするスマホや本体サイズとして、下記を記載しています。

Samsung Galaxy S8, S8+, S9, S9+, S10, S10+, S20, S20+, S21, S21+, S21 Ultra
Samsung Galaxy Note 8, Note 9, Note 10, Note 10+
Google Pixel 2/ 2 XL/ 3/ 3XL/ 4/ 4XL
Razer Phone 1 &2 (グリップインサートはカスタマーサポートから入手可能)
サポートされている寸法内のその他のデバイス (145.3 – 163.7 mm x 68.2 –78.1 mm x 7.0 –8.8 mm)

最近は、11月9日のリリース当日からXbox Game Passに対応、クラウドゲーミングにも対応している「Forza Horizon 5」を楽しんでいます。メキシコの自然や街を舞台にしたオープンワールドで展開するレースイベントは、リモートワークの息抜きにピッタリ。トリガーの感触はXboxコントローラーと比べて若干チープですが、すき間時間に遊ぶにはRazer Kishiの方が手軽で便利な印象です。

今回購入したのは、価格が安くなっていたことも理由のひとつ。Razer直販サイトの定価は9880円(税込)なのですが、不定期にセールを実施しているらしく、筆者は6817円(税込)で購入できました。これに送料980円がかかります。購入を考えている人は、直販サイトでセール価格になっているかどうか、定期的にチェックしてみるとよいのではないでしょうか。ちなみに、ABXYボタンのカラーをXboxコントローラーとそろえた「Razer Kishi for Android(Xbox)」は1万1880円(税込)、Razer Kishi for iPhoneは1万2880円(税込)です。

Razer Kishi For Android
https://www2.razer.com/jp-jp/store/razer-kishi-for-android[リンク]

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 祝!Xbox20周年 USB-C接続のスマホ用ゲームコントローラー「Razer Kishi」で「Xbox Cloud Gaming」を満喫