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全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が8月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。コロナ騒ぎでなかなか外食が厳しいという方も多いと思いますが、一日でも早く終息することを願って。
それでは発表します!
川崎の地下街“川崎アゼリア”に昨年オープン。「特製味噌バラそば」を注文。
具はチャーシュー、ひき肉、ネギ、タマネギ、メンマ。麺は太めストレートの打ちたて麺。
スープは割とサラッとした味噌スープだが、豚骨ベースのマイルドさに、ちょっと札幌ラーメンの雰囲気もあって旨い。麺もツルツルと美味しく、バラのチャーシューが柔らかくて良い。ネギもたっぷりで最高。
きちんと満足感もあり、個性もあり、なかなか他で食べられない一杯に仕上がっている。
2010年オープン。“九段 斑鳩”出身店。蔦の絡まるおしゃれな店構え。店の前には「千産千消」の文字が。千葉産の食材にこだわってラーメンを作っている。
「醤油らあめん」注文。具はチャーシュー、ゴボウ、カイワレ、ネギ、ノリ。麺は細め。
鶏ベースの清湯系だが、醤油がキリッとしっかり効いていてそれが個性になっている。鶏は旨味を分厚くしすぎず、醤油の香りと旨味が立ちながら口の中に広がり、とても美味しい。ゴボウは成田山に祀られるゴボウをヒントに地元産のものを使っている。これも食感のアクセントに良い。
シンプルながらかなり美味しく、拘りもしっかり見える一杯。
1981年創業の府中の老舗。2006年に商業ビルの“くるる”1Fに移転。府中のソウルフード的な存在として長年愛されている。
「らいおんらーめん」を注文。らいおんらーめんはネギラーメンのこと。
具はチャーシュー、白髪ネギ、ノリ、メンマ、コーン。麺は中太ストレートの自家製麺。
醤油の濃いめのスープが独特で旨い。懐かしさも感じながらパンチのある美味しさ。チャーシューも美味しくて、麺もモチモチで大満足。ネギもいいアクセント。
派手さはないがど直球の旨さで貫録すら感じる。流行に全く流されない味でこれはクセになる一杯だ。
“麺屋 青山”出身の店主が独立し2011年オープン。駅から結構離れているのに10年続いているのは凄い。
「豚そば」注文。具はチャーシュー、味玉、穂先メンマ、ネギ、ノリ。麺は極太ストレート。
厚みバッチリの濃厚豚骨スープに魚介を効かせた一杯。極太の麺がしっかり絡み、旨い。
チャーシューはしっとりしていて、シャッキリとしたネギでナイスな清涼感。非常に丁寧な作りで、理想的な豚骨魚介ラーメンといえる。名店!
成田の鶏白湯の名店。『TRYラーメン大賞』の鶏白湯部門5年連続1位の殿堂入り店。2001年オープンの創業20年の老舗だが、昨年9月にボイラー事故で店舗が全焼。隣で息子さんが営む中華料理店“SABOTEN”を閉め、店を復活させて存続している。店舗の2階はビジネス旅館“福一旅館”。
「特製鶏白湯塩ラーメン」と「フク辛」を注文。
具はチャーシュー4種類、味玉、キクラゲ、茹でキャベツ、九条ネギ、ノリ。麺は中太ストレートの“麺屋 棣鄂”製。
鶏の旨味を凝縮した絶品の鶏白湯スープ。一口飲んだだけで名店だとわかる。濃厚ながら上品なまとまり。
具のチョイスも抜群で、味だけでなく食感でも楽しませる。特に茹でキャベツが素晴らしい。チャーシューが4種類も乗っているのも凄い。
フク辛はひき肉の辛いペーストで、レンゲでスープを5杯分入れてつけダレにし、つけ麺のようにして食べる。結構辛さがあるので、これを食べてからラーメンに戻ると舌が麻痺して味がしないかなと心配したが、しっかり鶏白湯の旨味が抜けてくる。これも凄い。今まで訪問できなかったことを悔やむレベル。
復活を遂げてくれて本当に良かった。名店!
※こちらのランキングは筆者のYouTubeでも紹介しています。合わせてチェック!
(執筆者: 井手隊長)