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1999年より「週刊少年ジャンプ」にて連載がスタートし、累計発行部数6000万部を突破し、アニメ、舞台、実写、ゲームと様々なメディアミックスにより多くのファンを獲得している、許斐剛原作の人気漫画「テニスの王子様」(集英社 ジャンプ コミックス刊)。 本作初の3DCG劇場版アニメ―ション『リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』が9月3日(金)より公開となります。
本作は「テニスの王子様」と、現在連載中の「新テニスの王子様」を繋ぐ「空白の3か月」のストーリーを原作者自ら紡いだ作品。映画上映終了後にこれまでの『テニプリ』キャラクターソングの人気曲メドレーを、原作の漫画やイラストを使用して映像化した『シアター☆テニフェスpetit!(プチ)』が上映されることも話題となっています。
漫画連載開始から22年、アニメ放送スタートから20年という歴史を持つ「テニスの王子様」。映画公開を前に、テニプリファンの皆さんで、「テニスの王子様」の魅力や、『リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』の展開予想まで色々と話してみました!
【プロフィール】
曽我美芽:カメラマン。主にアイドル、俳優の写真を撮影し、数多くの媒体で活躍中。
https://twitter.com/mimeeeeeeee [リンク]
すがふじ:未来検索ブラジルスタッフ。「テニラビ」レポート記事↓
https://getnews.jp/archives/2554893 [リンク]
non:ガジェット通信ライター。
https://getnews.jp/author/nonon [リンク]
藤本:本日はよろしくお願いいたします!まず最初に皆さんが「テニスの王子様」に触れたきっかけ、ハマったきっかけについて教えてください。
曽我:小学生の時にTVアニメの放送が始まって、それを観て好きになりました。その後しばらくして「テニミュ」(ミュージカル「テニスの王子様」)が始まったのですが、最初はアニメが好きだったのでミュージカルになることが受け入れられなくて…。でも2代目から観て、まんまとハマりました(笑)。
non:テニミュは本当にすごい俳優さんたちをたくさん輩出していて、「若手俳優の登竜門」的な存在でしたよね!
曽我:本当に! 私が大好きな手塚国光くんを城田優さんが演じていて、他にも加藤和樹さん、宮野真守さん、改めて当時のキャスト名を見るとすごい方ばっかりです。
すがふじ:小学生の時に、いち少年としてアニメを観て、カッコいいなと思ってそれをきっかけにテニスをしていました。周りの友人はクラブに入ったりしていましたけど、僕はラケット買ってもらって公園で一人で打っている感じで。リョーマもやっていましたけど、ラケットにボールを紐で結んで練習して。
その後はしばらく観ていなくて。中学校一年生で少年漫画が好きになったのですが、「新テニスの王子様がすごいらしい」という噂を聞いただけで止まっていて。中高テニス部には所属していたので、本当は危ないのですが、台風の日に「白鯨」(不二周助の持つカウンター技の一つ)を出来るかチャレンジをしたりしていました(笑)。
その後、某サイトで「テニミュ」の動画が人気だったりして、「そうだ、テニプリを観よう!」とアニメをまた見始めたんです。そして「テニラビ」(ゲーム「新テニスの王子様 RisingBeat」)にハマって、だんだんグッズも集めはじめて…今に至るという感じです。
non:私は「週刊少年ジャンプ」と単行本がいとこの家にあって、自然に読み始めた感じです。
アニメはリアルタイムで観ていて、最初は普通のテニスをやっていたはずなのに…身体能力がどんどん限界を超えていく所がすごいなと思います(笑)。初代のテニミュも見ました! 今4thシーズンがちょうど公演中でこちらも拝見したのですが、初代で仁王雅治を演じていた中河内雅貴さんが、今南次郎を演じていて、15年ぶりにテニミュに出演というのがすごくアツいなって!
藤本:皆さんの推しについてお聞きします。曽我さんは手塚国光さん推しでしたよね?どんな所が好きですか?
曽我:自分の事ももちろん、部員のことを大切にしている所です。部長として青学テニス部の皆を引っ張っていくのですが、肩を壊してもギリギリまで試合に出る所とか…。「新テニ」でも手塚くんが1年生の時の部長である大和祐大さんとの対決が描かれていて。そこでもチームのために戦っていました。そこまでの軌跡や、家族とのお話を許斐先生が描いてくれたことも感謝です。家族に「最近楽しそう、よく微笑ってるもの」と言われているシーンはとても嬉しかったです。絵は全然笑っていなかったのですが(笑)。
一同:笑
藤本:許斐先生は自分が生み出したキャラクターたちに感謝したり、成長や続きを描いたり、本当に実在する一人の人として描いている感じが素敵ですよね。
曽我:本当にそう思います。なので私も実際にいる人として扱っているというか、中学生の時に自分の好きなものを語る授業があって、手塚くんのことを皆に紹介していたら、周りが途中まで実在の人物のことと勘違いしていて、後で漫画のキャラクターということに驚かれたりしました(笑)。
藤本:曽我さんの手元にあるのは…?
曽我:今日は手塚くんのソロ曲のCDと、手塚くんが所属していたユニット「青酢」のCDを持ってきました!
すがふじ:青酢の「ホワイトライン」本当に良い歌ですよね。すごくジーンときて。会社帰りに聴いて、何度泣きそうになったか分かりません。
曽我:本当に良い曲ですよね!
すがふじ:僕の推しは不二先輩(不二周助)なのですが、男の人にときめく、というかカッコいい憧れの存在です。僕の名前が「すがふじゆうた」なのですが、中に「ふじゆうた」が入っていて、自分を投影してしまうというか(不二周助の弟が不二裕太)。「お兄ちゃん!」みたいな感じの好きもあります。不二先輩は普段はクールなんですが、弟が観月にちょっかい出された時に、試合でボコボコにするという弟思いな所があって。
あとは、手塚を常に意識していて、「勝てない!」という葛藤を持ちながらも必ず這い上がってくる意外と人間臭い部分も好きです。
▲グッズを持参してくださったお2人
藤本:そんな皆さんが『リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』に期待することや、こんなストーリーじゃないのかな?という予想を教えてください!
曽我:まず、製作総指揮・許斐剛先生の安心感! 私は「テニプリ」というのは「どういう解釈をしてもいいんだよ」という世界観が一つの魅力だと思っていて、どんな事が起こっても、許斐先生が言ってくれるなら、肯定出来るなと。
non:予告編の映像も衝撃的だったし、リョーマと(竜崎)桜乃ちゃんのデュエットシーンを観た時に、「ディズニー映画じゃん!」と思ったんですね。テニプリにファンタジー要素が加わって、すごく綺麗なシーンになっているなと。後は、脚本が秦建日子さんで、ミステリーを多く書いている方なので、どういうストーリーになるんだろう? と思いました。
【動画】『リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=lescJjb_WY8
すがふじ:展開予想なのにこんな事を言って申し訳ないのですが、「テニプリ」ならなんでもいいから欲しい!というのが素直な気持ちです。3D映画ということを聞いた時に、また新しいものを吸収できる、この先にも色々な展開があるかもと楽しみになりました。
曽我:劇場版第1作の『二人のサムライ THE FIRST GAME』(05)でリョーマの兄・リョーガが出た時も衝撃だったのですが、この家族が3人でいる状態が映像で出てないから、今回許斐先生が製作総指揮をする映画で観れるというのが本当に貴重だなと思います! 今まで勝手に想像していた余白を許斐先生が考えてくださるなんて。
すがふじ:南次郎とリョーマの関係が、教える、教えられるというものから外れるというのが面白いですよね。南次郎のテニス以外の部分って、回想シーンでの奧さんとの馴れ初めの話とか以外はほとんど出てきていないと思うので、昔の南次郎を観れることが楽しみです。
non:南次郎は、伝説的なテニスプレイヤーということで、彼がアメリカでどんな活躍をしていたのかが知れるのが楽しみです。予想ですが、強いテニスギャングに揉まれてきたから、センスがあるのかな?とか。
藤本:本作は映画上映終了後にこれまでの「テニプリ」キャラクターソングの人気曲メドレーが流れます!ラインナップを見ていかがですか?
曽我:「Never Surrender」だー! 手塚くんの曲の中でも、歌詞と手塚くんの気持ちがリンクしていて特に印象的です。本当にそれぞれの代表曲が並んでいますね。手塚、跡部(景吾)、幸村(精市)、木手(永四郎)、白石(蔵之介)と部長が並んでいるのも感慨深いです。
すがふじ:木手くんの「スパイダー」好きです。あと「エメラルドライン」は真田さんは楽器みたいに綺麗な声なのでキュンとしてしまいます。
曽我:(チラシの画像を見ながら)劇中の限定楽曲<Decide>の「リョーマの想い部長の声」は、「青学の柱になれ」と言っていそうな所が良いですね。
non:リョーマと桜乃ちゃんの「peace of mind〜星の歌を聴きながら〜」は本当に美しいシーンなので、大きなスクリーンで観るのが楽しみ!
【動画】リョーマ&桜乃が息ぴったりのデュエット曲を披露!
https://www.youtube.com/watch?v=TKLNBoBxfNQ
曽我:この曲の時の桜乃ちゃんがポニーテールで。ポニーテールはリョーマくんの好きな髪型なので楽しみです。テニプリって恋愛要素がほとんど無い中で、この2人は可愛らしくてすごく好きです。
すがふじ:映画で新しいストーリーが観られるだけで嬉しいのに、この曲をメドレーで聴けるなんて…。
曽我:許斐先生はハッピーメディアクリエイターと名乗っていらっしゃるだけあって、人を喜ばせることを考えるのが本当に上手ですよね(涙)。
すがふじ:素晴らしい才能があって、それを全部ファンに届けてくれるっていうのが素敵すぎますよね。「これが許斐 剛先生だ」と思わせてくれる演出に感激です。
non:テニプリってキャラソンの先駆けでもあると思っていて、昔「CDTV」を観ていて、上位にランクインしていたのがすごく印象的でした。
曽我:「CDTV」でのテニプリCDのランキングを観るためだけに起きてました! MVが無いから、ジャケ絵がぐるぐると回っていて…(笑)。
藤本・non:(爆笑)懐かしい!!
non:「淋しい熱帯魚」や、今では冬の風物詩となった「バレンタイン・キッス」など女性アイドルの曲を、男性キャラクターがカバーするってすごく斬新だなと思います。
すがふじ:「テニラビ」で、「バレンタイン・キッス」が全キャラ分あるんですよ。5日間くらい聴き続けていると、さすがにちょっとおかしくなってきます(笑)。
一同:笑
non:先ほどキャラソンの先駆けですよね、という話をしましたが、キャラクターにバレンタインチョコを贈ったり、生誕企画とか、跡部王国のグッズを作るとか、今では色んなコンテンツでスタンダードになっていることを昔からやっていてすごいなと思います。
すがふじ:今でこそ色々なキャラの祭壇的なものを拝見しますが、テニプリは本当に早かったですよね。
藤本:我々の思い出話で恐縮なのですが…。数年前、9月生まれのnonさんと、ローストビーフを食べながら遅めのお誕生日のお祝いをしていた時に、その場にいた女性たちに話しかけられて。「もしかして、跡部様のお誕生日祝いですか…?」って。
non:跡部様の好物の「ローストビーフ ヨークシャープディング添え」が、有名なお店だったんだよね(笑)。当時は今ほどはコラボカフェとかも無かったので、みんなありものでお祝いしていたんだと思います。
曽我:跡部くんのお誕生日が10月4日で近いからですね!
藤本:オシャレして、推しの好物を食べながら推しのお祝いをするのって、本当に素敵だなと思いましたね!
曽我:すごい! 「テニプリ」ファンって本当にアツいですよね。
すがふじ:それこそ、僕もコラボカフェに一人で行くんですけど、話しかけてもらったりして。優しいんですよね。
non:改めて「跡部景吾」というキャラクターを生み出した功績が素晴らしいと思います。主役じゃないのにCMに出演したり。どのキャラクターもそうですが、本当に愛されているなあと思います。
【動画】Miloha(ミロハ)CM「オレ様に、甘えちゃいな。(新テニスの王子様 跡部景吾)」篇
https://www.youtube.com/watch?v=sEUVgwaqdu4
藤本:それでは最後に…皆さんにとっての「テニスの王子様」とは?
曽我:今日皆さんとお話させていただいて、自分の人生の半分以上をテニプリと過ごしているんだなと思いました。原作も、ゲームも、グッズも、何かしらずっと続いているので、ずっと手塚くんを好きでいられることが有難いです。仕事で疲れた時にふと、テニプリの新情報を目にすると、手塚くんを一番好きだった頃の時を思い出して励まされたり。テニプリを大好きになれたから、他のことも好きになることが出来たというか。「好きになり方」を教えてくれた存在というか。
non:すごく分かります! 私は「好きになり方」を教わったのは別ジャンルのコンテンツなのですが、そのおかげで、オタクのマナーも学べましたし。
すがふじ:テニプリのおかげで、「のめり込み方」を知れたというか。好きなコンテンツはたくさんあるけれど、テニプリだけが自分にとって巨大な存在です。他の作品にハマっても、また戻る人生のベースなのかなと思います。
曽我:歴史のある作品に最初の頃から触れることが出来て、すごく幸せなのですが、この作品をきっかけに、これから好きになる方も増えたら嬉しいなといちファンとして思っています。
藤本:今日は本当に素敵なお話をありがとうございました!
☆この座談会の後、試写を観させていただいたのでレビューも後ほどご紹介いたします!
【動画】Love Festival / テニプリオールスターズ
https://www.youtube.com/watch?v=nTWdgt2n1xo
『リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』
9月3日(金)全国ロードショー
<公開形態>
リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様~Decide~
リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様~Glory~
原作・製作総指揮:許斐 剛
原作:許斐 剛 「テニスの王子様」(集英社 ジャンプ コミックス刊)
「新テニスの王子様」(集英社「ジャンプSQ.」連載)
監督:神志那弘志 脚本:秦 建日子 劇中歌全作詞作曲:許斐 剛
CG スーパーバイザー:菱川パトリシア
アニメーションディレクター:由水 桂 CGディレクター:山田桃子 システムディレクター:城戸孝夫
エグゼクティブCGプロデューサー:千田 斎
音響監督:高寺たけし 音楽:津田ケイ 音楽プロデューサー:松井伸太郎
3DCG制作:The Monk Studios/株式会社ケイカ 協力:スタジオKAI
総合プロデューサー:依田 巽 プロデューサー:新井修平
制作・配給:ギャガ 製作:新生劇場版テニスの王子様製作委員会
<キャスト>
越前リョーマ:皆川純子
越前南次郎:松山鷹志
竜崎桜乃:高橋美佳子
エメラルド:朴 璐美
ウルフ:杉田智和
ブー:武内駿輔
フー:竹内良太
アダム・アンダーソン:山路和弘
クリス・バークマン:奈良 徹
ベイカー:楠見尚己
ウェズリー・ヴォーン:伊藤健太郎
<Decide>
手塚国光:置鮎龍太郎
幸村精市:永井幸子
<Glory>
跡部景吾:諏訪部順一
白石蔵ノ介:細谷佳正
公式サイト:gaga.ne.jp/RYOMA_MOVIE/[リンク]
公式Twitter:@ryoma3dtenipuri
(C)許斐 剛/集英社 (C)新生劇場版テニスの王子様製作委員会