「美女と野獣」のディズニーが、「ラ・ラ・ランド」でアカデミー賞を受賞したエマ・ストーンを主演に贈る実写映画最新作『クルエラ』が、ついに先週より公開中です。名作アニメーション「101 匹わんちゃん」に登場するディズニー史上最も悪名高きヴィラン“クルエラ”の誕生秘話が明かされるということで、世界中からの注目が集まる本作だが、公開直後から、「犬たちが皆可愛い!」、「犬に愛情溢れる映画だったな」、「犬好きも安心して観れる」とファンの間で反響を呼んでおり、犬好き・動物好きには見逃せない作品となっています。

本作の主人公は、親を亡くした少女エステラ。ファッション・デザイナーを目指し、仲間たちとともに支え生きてきたエステラが、伝説的なカリスマ・デザイナーのバロネス(エマ・トンプソン)との出会いにより、ファッショナブルで破壊的かつ復讐心に満ちたヴィラン”クルエラ”へと変貌を遂げていくストーリーが描かれますが、この物語の要所で重要な役回りを果たしたのが、“犬”たちの存在です。

過去にも、ディズニーの実写映画では、「101匹わんちゃん」の実写版「101」とその続編「102」でもダルメシアンたちの熱演が話題となりましたが、本作では、ダルメシアンほか本物の犬たちが登場し、迫真の演技を披露します。例えば、主人公エステラの仲間として登場するチワワのウィンクや雑種のバディ。愛らしくも起用な彼らは、エステラにとって家族同然の仲間であるジャスパー・ホーレスと共に、エステラを支える大切な存在です。そして、エステラにとっての天敵となるバロネスの寵愛するペットとして、3匹のダルメシアンも登場。賢く従順な彼らは観るも愛らしい存在ですが、バロネスの指示に従い行動する彼らが、エステラの人生を大きく変える鍵となっています。CGも組み合わせた彼らのダイナミックな動きにもご注目を。

物語に一層華を添えたこのこの犬たちの中には、一部演技のプロの動物やCGを駆使して描かれた犬たちもいますが、ほとんどは<保護犬>であり、その他もトレーナーがそれぞれの愛情ある家庭から連れてきた動物たちなのだとか。エステラの仲間、ウィンクやバディもそのうちのひとり。監督を務めたクレイグ・ギレスピーは、「ウィンク、バディなどは保護犬だよ。それが(保護犬を撮影に起用)できたのは良かったと思う。ウィンクは特にトレーニングで優秀なことをやってくれた。ウィンクとバディは主に、盗む役。スリをするようなシーンをやってもらっている。」と話し、悲しい過去を持つ彼らが、本作には欠かせない、大きな役割を担ってくれたのだと語っています。

そしてまた、クレイグ・ギレスピー監督は、本作に出演した犬たちのその後について、「若き日のエステラを演じる子が1匹を引き取ったよ。ウィンクがトレーニングを受けている時にすごく気に入ってしまったようだ」と話し、その他の保護犬たちも、今では全員が愛情ある家庭に引き取られているという、ハッピーな秘密も明かしています。

「101匹わんちゃん」のヴィラン誕生という気になるストーリー展開だけでなく、<ひとりのキャスト>として素晴らしい活躍をみせてくれた犬たちの迫真の演技をお楽しみあれ!

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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 保護犬をディズニー映画のキャストに大抜擢! 『クルエラ』監督が語る犬たちがみせた 迫真の演技とは