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6月より大阪と東京で上演される男子新体操をテーマにした青春感動ストーリーの舞台『タンブリング』のW主演となる、高野洸さんと西銘駿さんの撮り下ろしインタビュー後編をお届けします。
2010年4月期にTBS系で放送された青春ドラマ「タンブリング」。知られざる“男子新体操”の魅力を描き、俳優陣が吹き替え一切なしで男子新体操に挑む姿も多くの視聴者を感動させました。その後、舞台化された初演ではドラマの主要キャストだった大東駿介さん、翌年のvol.2では若手実力派俳優の菅田将暉さんが主演を務めるなど注目を集めてきた本シリーズ。
完全新作となる舞台『タンブリング』が10周年のメモリアルイヤーとなる2020年に上演が予定されていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大のため一旦は断念。しかし、復活を幻に終わらせたくないとキャスト・スタッフが再集結します!
昨日の記事に続き、航南高校に通う野村朔太郎役:高野洸さんと、悠徳高校に通うライバル・北島晴彦役:西銘駿さんに、稽古場の様子やお互いの印象についてお話を伺いました。
プライベートでよく遊んでいた仲良しの2人。今回は制服衣装での撮影ということで、「学校といえば……!」のカメラマンの案のもと、カーテンにクルクルくるまってもらいました。2人も思わず笑顔になった、フェアリー感溢れるお写真と一緒にインタビューを楽しんでください!
――昨年から練習もされていたので、中止を経て再度上演が決まってよかったですね!
高野:そうですね。
西銘:ひとまず良かったです。それと、「よし!またあの大変な稽古が一からか!」という、自分の中の気合い入れはしました(笑)。もちろん嬉しかったのもありましたし、いろんな感情がね?
高野:うん。
西銘:上演が再び決定したと聞いた時、本当にすごくいろんな感情になった(笑)。
高野:高校受験みたいな(笑)。
西銘:本当にそれ! 受かったときの達成感はすごいけど、もう1回やるのか、みたいな(笑)。
――中屋敷法仁さんの演出は、他の作品でも運動量が多いなと感じますが、今作はいかがですか?
高野:確かに運動量は多かったかもしれないですね。僕は元気な役なので、昨年の芝居稽古では結構走らされました。「ここからここまで行って、ここでイメージしているダンスを踊って」みたいな。
西銘:あと、舞台上にどちらか片方のチームしか出てない、というシーンが少なめで。後半になるにつれて、悠徳がメインのシーンは航南がどう思っているかなどが見えます。
高野:タンブリングのマットをステージ上に敷いているんですけど、それが正方形みたいな形なので奥行きがあって。いろんなバリエーションの配置があったので、面白そうだなと思いました。
――昨年の稽古段階からの変更点はあるのでしょうか?
西銘:キャストが一部変わったので、そこに関連したセリフの変更などはあります。
高野:タンブリングの新体操パフォーマンスで、航南は最初の出だしが変わりました。ちょっと進化しました。
西銘:カッコよかった!
高野:新しいことにも挑戦しています。
――それは、より難しいパフォーマンスを取り入れたということですか?
高野:そうですね、また信頼が必要なパフォーマンスになりました。
西銘:僕たち悠徳も進化はしているんですよ。けれど、そこは時代の進化でもあるので、そこを見てほしいです。時代の進化によって僕たちのタンブリングも変わっていく、というところが取り入れられています。
――昨年一緒に稽古もされてきて、お互いの印象を教えてください。
高野:18歳のときに初共演していて、同い年のキャストが珍しい現場だったのと、しかも僕が福岡出身で駿が沖縄出身ということで、すぐに仲良くなりました。その時は駿が映像作品の主演でやっていたんですけど、駿も話しかけてくれたし、僕も共演がすごく嬉しくて憧れの存在でした。それから4年ぶりくらいに今回の稽古が入って一緒に芝居をしたんですけど、やっぱり流石だな、上手いなと思いました。昔と変わらないところもあるし、現場に一緒に居れることがちょっとだけ不思議でしたけど、面白くてさらに刺激を受けましたし、楽しいですね。
西銘:今回お芝居の役でもライバルだし、僕たちも常にライバルだと思っています。同年代のライバルと、同級生のライバルってまた違うと思っていて。僕たちは同級生のライバルだと思っているので、すごく刺激をし合っている状態で稽古をしています。お互いのチームには負けたくない、という想いはみんなあると思いますし、そういった作品ってすごく切磋琢磨し合って良い作品になると思っているので、稽古をしている段階でも面白かったです。あと、これまでプライベートで遊んでいて、4年前に共演した時は映像作品だったので舞台で一緒にお芝居をすることがなかったから、僕も新鮮で。「あ、本当にちゃんと仕事してるんだ!」みたいな(笑)。
高野:わかる(笑)。
西銘:普段、本当にふざけてるだけじゃん、ゲームの話したりとか。だけど、「あ、2人ともちゃんと仕事してるんだ」みたいな、変な感じがしたよね(笑)。本当にプロとしてちゃんと仕事をしているというか。そりゃそうだよね、と思うんですけど(笑)。改めて、普段から仲が良いからこそ感じる不思議な感覚で。だけど楽しかったので、今回の稽古もすごく楽しみです。
――久々の共演で新たな発見はありましたか? 稽古場でこんな感じなんだ、とか。
高野:久々にプライベートですごく遊んでいる人と芝居を一緒にやったら、目を合わせた瞬間に笑っちゃうんじゃないかな、と思っていたんですけど、芝居が始まって駿のほうを向いた瞬間、駿じゃなくて晴彦という役の存在がもうその場に居たので、スイッチが変わりました。
西銘:良かった。嬉しいです。いや、(高野さんも)朔太郎でしたよ、もちろん。結構、洸は気を使うのかな、と思っていたんですよ。お芝居のことで言えないこととかあるのかな?って思っていたんですけど、割と気になったポイントだったり、すぐに「こう歩いたほうがいい」とかをフラットに言ってくれてめちゃくちゃ嬉しくて。自分も「こうしたほうが良くない?」とか、お互いすぐに話し合えたのは新たな発見というか、やっぱり仕事としてきちんと伝えることが出来ていて、本当に嬉しかったです。
――今作の見どころを含め、楽しみにしている方にメッセージをお願いします。
西銘:前回までは1チームでの起承転結があって最後にはタンブリングのパフォーマンスをして、という流れだったと思うんですけど、2チームがいることによって、その起承転結がそれぞれのチームごとに色々なところで起きていきます。それを同時に見られる楽しさと、朔太郎と晴彦の性格の違いがより一層すれ違いを生んで、だけどお互いが好きだからこそぶつかり合って違うチームでどういう演技をするのか……、そういうところがラストに向かってどんどん面白くなっていくと思うので、そこを見ていただきたいですね。
高野:キャスト1人1人が本当にスキルも高くてパワーもすごいし、やる気もとても高いので、ぜひ楽しみにしていてほしいな、と思います。もう、僕が何も言わずとも、みんなやる気がすごいので自分も自信を持ってやれるし、良い作品になることが保証されているような感じがするので、胸を張って仲間を信じて頑張って行こうという気持ちと、結構な努力が積み重なってきているので、その汗を見て感動してもらえるんじゃないかなと思います。
――ありがとうございました!楽しみにしています!
それぞれのチームや練習の様子、パフォーマンスについて語っているインタビュー前編はこちら↓
恐怖と隣り合わせの新体操パフォーマンスは「奇跡的」舞台『タンブリング』高野洸×西銘駿 マットが弾かれる音が揃うと「超気持ちいい」
https://getnews.jp/archives/3001216
[撮影:周二郎]
舞台「タンブリング」
大阪公演:2021年6月11日(金)~6月13日(日) 会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
東京公演:2021年6月17日(木)~6月24日(木) 会場:TBS赤坂ACTシアター
チケット一般発売日:2021年5月9日 10:00〜
プレミアムシート【航南高校】17,000円(全席指定/税込)
プレミアムシート【悠徳高校】17,000円(全席指定/税込)
指定席11,000円(全席指定/税込)
舞台「タンブリング」HP
https://tumbling.jp/[リンク]
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