- 週間ランキング
体内環境がBLACK化してしまった身体ではたらく細胞たちを描き反響を呼んでいるTVアニメ『はたらく細胞BLACK』の第3話「興奮、膨張、虚無。」(ED編)が収録されているBlu-ray&DVD第2巻が3月24日より発売中! 自身もED(勃起不全)の経験がある神田伯山さんが第3話を鑑賞したコメンタリー動画が公開されました。どのような内容になっているのか、コメンタリー収録現場のレポートとあわせて紹介します!
『はたらく細胞BLACK』は「月刊少年シリウス」の人気コミック『はたらく細胞』のスピンオフ作品となり、「飲酒」「喫煙」「睡眠不足」などの重なる不摂生やストレスにより、体内環境がBLACK化してしまった身体ではたらく細胞たちの過酷な労働を描いた作品です。終わりのない絶望に抗う、細胞たちの命をかけた戦い! 全世界の、過酷にはたらく人に勇気を贈る物語です。
若い頃にEDを経験している神田伯山さん。第3話のED編を鑑賞し、「こんなに大変なんだ」「科学的すぎる(笑)」「勃起は赤血球がメインで働いてたんだな、知らなかったなあ」「射精がすっごいエロくなくて、すごい」「普通に良い勉強になりました。素晴らしい」と感嘆しきり。「中学生のEDのときに観たかったな、孤独な闘いだった……」と、つぶやく場面も。
伯山さんは、中学生の頃から7~8年ほどEDを患い、なかなか病院に行けずに大学生でようやく専門医にかかりEDを克服。現在はお子さんもいます。
鑑賞後は、「中学生くらいって(周りに恥ずかしくて)言えないから、本当に世の中が全部面白くなかったですよ。グラビアアイドルとかその世代は興奮するものですけど、僕には関係ないものなんだ、みたいな。中国の宦官(かんがん※中国の宮廷に仕える去勢した男性)の日記とか読んでいましたよ(笑)。悲しい人生! でもそれがあったからこそ、講談や落語とかプロレスとか違うジャンルに目を向けたので、今に繋がっていて結果良かったんですけど」と振り返り、苦労話などを交え盛り上がりました。
また、「男性にとっては自分の陰茎が勃起しないというのは結構シビアな問題ですし、ストレスを抱える問題で、今は笑い話にしていますけど、もし僕がまだEDだったらこうやってコメンタリーに出られないです、キツくて。克服したから出られる」と、経験者だからこその実感のこもったコメントも飛び出しました。
ED克服の最終的な決め手は、精神的なものだったとのこと。お医者さんの言葉に救われたそうで、「克服できる病なので、臆せず病院に行っていただいて」とアドバイスを贈り、「EDで悩んでいるときにこのアニメを観たかったなと思ったので、良い時代になったなと思いました。観ていて前向きになれるなとつくづく感じました。擬人化してくれるので、自分の体も気をつけよう、とより思いますね。子どもたちに響く、勉強にもなるし、自分の体を大切にするという意味でも素晴らしい作品」と、感想を述べました。
また、神田伯山さんが“EDになった原因”についても語っているので、男性は特に動画を要チェックです!
――ご自身の中学生のときに観たかったとおっしゃっていましたが……。
意外に学校教育って性教育もそうなんですけど、ましてやED教育なんてしていないんですよ。そうすると、親にも言えない。今だとネットとかで調べられたりしますけど、当時はそういったものがなかったんですよね。無制限に怖がるんじゃなくて、「専門の人がいるよ」とか、そういう安心感をあの時代の大人たちは子どもたちに与えていなかったんじゃないかという気がします。だから、学校の保健体育とか、授業でも普通にこういった作品が流れる世界のほうがいいな、と思いましたね。
思ったよりも真面目にEDを描いているので、逆にそれが面白いという。勃起できなくてこんなにガッカリしている赤血球、みたいな様子が逆に笑いになっていて。“ふざけてはいないんだけど面白い”というギリギリのところを上手く描いてらっしゃって、見事だなと思いました。
――ご自身のお体はBLACK(ブラック)だと思いますか?
BLACKですね。僕は太ってますからね。若干、腰も痛いです。ただ、たばこを吸わないし、お酒を飲まないからいいんですけど、この作品でもたばこのシーンになったときに、細胞たちが「おい、まじかよ」みたいなことを言ってうろたえる描写があるのを見て、たばこ吸っている人は嫌だろうな、と思いました(笑)。だから、自然とみんなが健康的なほうに目が向くような良いアニメだなと思うのと同時に、たぶん赤血球たちも僕の体重過多でみんな嫌がっているんだろうな、と頭の中で思い浮かべながらクリームパンを食べるのが楽しいですね(笑)。
でも、体を見直す機会になる、良いアニメですね。お医者さんとかに血圧だとか数値で言われるより、改めてこうやって擬人化してくれたほうがグッと胸に来るものがありました。
――レギュラー番組でご共演されている爆笑問題の太田さんもアニメ好きですよね。
そうなんですか? なんか無理しているんじゃないですか(笑)? でもやっぱり太田さんてすごいと思うのは、ありとあらゆるジャンルのものをまったくバイアスをかけずに観て、面白いか面白くないかを忖度なしにお話するので、そういう意味でいうと、自然にアニメでも何でも受け入れる人ではあると思いますね。
――本作を太田さんにオススメできますか?
ED編を太田さんに持って行ったら、ちょっと笑うんじゃないですか? 「お前、俺をEDだと思ってるのか!」って。太田さんに限らず、EDの人に観てほしいですよね。今、病で苦しんでいる人に観てほしいかな、と思います。
細く長く愛される作品だと思います。初めて観たときにものすごく衝撃だったんですよ。「あ、画期的!」というか。何でもそうですけど、社会的に意義があるものが今求められている気がしていて、この作品はアニメ自体が楽しいというのは当然なんですけど、社会的に意義があるアニメだな、と。しかも、それが日本だけじゃなく、世界中に意義のあるアニメなので、こういったアニメが日本で出てくるのは、本当に日本の誇るジャンルだなと、希望みたいなものを感じました。
「一生懸命働くこと」と「自分を大切にすること」は両立できるのか?「仕事が忙しいことを理由に自分を変えられないまま……」『はたらく細胞BLACK』担当編集者の言葉が大人たちに刺さりまくる
https://getnews.jp/archives/2924264[リンク]
爆問・太田光「声の仕事は好きだからやりたい」実はコアなアニメ好き!? ハライチ・岩井より先に目をつけたイチ推しアニメとは?
https://getnews.jp/archives/2151595[リンク]
TVアニメ「はたらく細胞BLACK」Blu-ray&DVD第2巻まで好評発売中!
第3巻は4月28日より発売。
<価格>
Blu-ray:¥6,800+税 ANZX-15105~15106
DVD:¥5,800+税 ANZB-15105~15106
<収録内容>
第4話、 第5話
<特典>
◆キャラクターデザイン・安彦英二描き下ろしデジジャケット
◆スタッフオーディオコメンタリー(劇伴音楽:菅野祐悟×音楽プロデューサー:
山内真治)
◆キャストオーディオコメンタリー
(白血球(1196):日笠陽子×白血球(8787):Lynn×白血球(1212):内山夕実)
◆オリジナルドラマCD
◆特製ブックレット
※商品仕様は予告なく変更となる場合がございます。
◆スタッフ
原作 原田重光・初嘉屋一生・清水茜(講談社「モーニング」連載)
監督 山本秀世
シリーズ構成・脚本 森ハヤシ
キャラクターデザイン 安彦英二
メカニックデザイン 氏家嘉宏
アクションエフェクト作画監督 神谷智大
美術監督 佐藤正浩、 塚原千晶
美術監督補佐 大田麻友香
色彩設計 岡亮子
3DCGIディレクター 原一晃(旭プロダクション)
撮影監督 高津純平
撮影監督補佐 高村真実
編集 長谷川舞
音響監督 田中 亮
音響効果 北方将実
音響制作 スタジオマウス
音楽 菅野祐悟
音楽制作 アニプレックス
アニメーション制作 ライデンフィルム
製作 アニプレックス・講談社・NetEase Games・TOKYO MX
◆キャスト
赤血球(AA2153)榎木淳弥
赤血球(AC1677) KENN
白血球(1196) 日笠陽子
白血球(8787) Lynn
白血球(1212) 内山夕実
主細胞 鳴海崇志
血小板 久保ユリカ
マクロファージ 椎名へきる
肝細胞 ブリドカット セーラ 恵美
脳細胞(司令) 平川大輔
ナレーション 津田健次郎
◆作品情報
【アニメ公式サイト】saibou-black.com[リンク]
【公式Twitter】@cellsatworkbla1(推奨ハッシュタグ:#細胞BLACK)
(C)原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社・CODE BLACK PROJECT