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2018年にスタートした「グラビア・オブ・ザ・イヤー」(主催:キネマ旬報社、協力:ガジェット通信、powerd by ビルト・イン) は、グラビアアイドルDVD販売会社のプロフェッショナルにより、売上、本人による商品アピール、ファンサービス、話題性、情報発信などの活動を総合的に判断し、最もショップに貢献したグラビアアイドルを選ぶアワード。
今年も厳しくも愛情溢れるプロの目によって、2020年のグラビア界を盛り上げたグランプリ1名、優秀賞5名を選出。座談会の模様と共にその結果をお届けします。
<選考委員>(五十音順)
飯森弘憲氏/イーネット・フロンティア
五島信幸氏/エスデジタル
今野大輔氏/スパイスビジュアル
伊藤昇氏/竹書房
――それでは今回で3回目となりますが、「グラビア・オブ・ザ・イヤー」の選考会を始めたいと思います。まずは事前に集計したリストを基に、各メーカーさんの推しのコメントからお願いします。
伊藤昇/竹書房(以下、伊藤):はい、うちは単純に売上だけで順番をつけていくと、森咲智美がダントツで、森咲にする以外にないですね。2位の松嶋えいみの倍くらい。夢見るぅも売れました。高橋希来も最初は凄い良かったですね。ちょっと足踏みという感じですが、葉月つばさ。あとは麻倉まりなが最近売れてきています。
飯森弘憲/イーネット・フロンティア(以下、飯森):うちはかなり偏った感じですが、森咲。これまで2連覇していますが、年間ランキング1、2が森咲なんですよ。圧倒的に誰がみても納得の数字です。続いて、金子智美。森咲がワンツーで年間の3位が彼女。そして、注目すべきは近藤みやび。今年デビューした中で1番売れた。レースクイーン・オブ・ザ・イヤーという冠も持っている。美脚が売り。顔も小さく10頭身くらいの子で、今年であれば彼女。4位の葉月あやは、レギュラー陣、ベテラン勢の中で、唯一数字が落ちないんですよ。毎年、良い位置にいるので推したいと思います。
今野大輔/スパイスビジュアル(以下、今野):うちは、朝比奈祐未は各社さん出していて直近の作品も頑張っているようですし、「続け森咲!」目指して頑張って欲しいという思いも込めてイチオシ。次は藤乃あおい、今月がファーストで皆さんあんまり知らないと思いますが、チェキの予約状況がとにかく凄かった。新人ですけど、今後の期待を含め2位にしました。3位は清瀬汐希。うちでは初めて出したけど、安定の数字を出してます。松嶋も皆さんご存じの売上と実績ということで4名を推したいと思います。
五島信幸/エスデジタル(以下、五島):1位の牧野澪菜はビジュアル含め、うちのスタンスに合った子。低身長・ロリ系の子。紺野栞は安定ですね。西原愛夏に関してはもう最初面接して2本決めようってくらい、ビジュアルも、スタイルもいい。4位の熊田曜子はまたやっても良いという感じの数字で安定している。
飯森:やっぱり予約の入りが早いのは熊田とかですよね。割と早い段階で数字が作れる。
五島:そうなんです、だから安心できる。TVも毎週出てますし、メディアの露出もあって、特別宣伝しなくても大丈夫。
――ありがとうございます。各社コメントをいただきましたが、もう森咲がダントツという印象を受けましたがいかがですか。
五島:ランキングみても圧倒的ですからね。
飯森:認めざるを得ないんですよ。誰よりも頑張っている。常にトップを取りたいっていう姿勢が凄くて頭が下がる。彼女より頑張ってる子いるかな? て思いますよね。今年2作出してますけども、本人はグラビア・オブ・ザ・イヤーを3連覇したいって、ずっと言ってる。去年も一昨年も仕事でいちばん良かったことはこのグランプリを獲ったことだって言ってます。ありがたい話です。
五島:3連覇にして殿堂入りにしましょう。後が育たないですしね。
飯森:私もそれが良いと思う。3連覇で殿堂入りでね。
――そうしましたら、あっと言う間に決まってしまいましたがグランプリは森咲、そして今回で殿堂入りということでよろしいですか。
一同:全く問題ないです。異論ないです。
――文句なしの圧倒的な結果ですね。3連覇おめでとうございます。本当に凄いですね。
五島:次の森咲を作らなければいけない、マーケットを作っていかなくてはいけないと思いますが、今年で考えると森咲が圧倒的でしたね。
▲森咲智美
――分かりました。それでは続いて優秀賞を決めたいと思います。単純に推しの集計順では朝比奈、藤乃、牧野と続いていくんですが拮抗しています。今後の伸びしろや実績を踏まえ意見をいただければと思います。
今野:朝比奈は結構出している中で、高い数字を保てるのは凄い。これまで入ってこなかったですが、朝比奈はいいんじゃないですか。
五島:朝比奈は去年うちからも出して良かった。
飯森:彼女は心技体が兼ね揃っていますね。声も低くてちょっとエッチだし。暗い感じの陰な魅力という。あとカラオケが尋常じゃなく上手ですよ。
今野:藤乃はうちの面接に来た時に即決した新人なんですが、まだこれからですからね。来年とか、例えば期待の新人賞があれば是非入れたかった。
五島:牧野は、イベントの集客が1番。本人の取り組む姿勢もファン対応も良いので、会った人が好きになっちゃうタイプです。イベントをやっていけばもっと売れる。ファンサービス、礼儀正しいところも評価したい。
飯森:彼女のイベントは中の上くらいだったかな。印象としては凄く良いですよ。小柄で北川景子似でロリ要素もある。いそうであんまりいないタイプですよね。女優もできそうな雰囲気もある。
五島:松嶋は事務所変わりましたよね。
今野:竹書房さんから出て、それで事務所移籍してラインさん、2月にエスデジさん。
伊藤:露出が上がったっていうのがあるかもしれないけど、うちの松嶋は売れました。
飯森:竹書房さんの松嶋は売れてる気がします。タレントとメーカーの相性ですかね。スタイルは究極の神ボディです。趣味がサバゲーで、家族でやってる。仕事的にも人間的にも前向きです。
五島:清瀬は今度出すんですけど、身長高いですし、良く仕上がってるんで期待です。
伊藤:うちは7月に出てますね。中の中くらい。
今野:清瀬は推したいですね。
五島:熊田が入っているのもいいじゃないですか。ベテランが入っているっていうのは、そのくらい続けて欲しいっていうのもありますし。
飯森:じゃあ、私は葉月あやを。
伊藤:うちは麻倉にしておきましょうか。
――各社、候補を上げてもらいましたがここから絞っていくとどうでしょうか。
飯森:営業だから、数字の高い金子はやっぱり入れたいですけど、ほかで出していないですからね。
五島:紺野を推してるのはうちだけかな。本数はけっこう出てますけど。
飯森:それなら朝比奈じゃないですかね。
五島:うちも過去出してますが実績もありますね。
伊藤:うちも出していますね、1年以上前ですが。
五島:どこからも出していて実績もちゃんと出ているって話であれば、良いんじゃないですか。
伊藤:今後もラインナップがあって、コンスタントにグラビアの活動があるかどうかも判断材料にしたいですね。
今野:それを考えたら、松島、熊田、清瀬はあるかなと。
飯森:松嶋は各社リリースされてますし、実際は朝比奈の次くらいのポジションにあるんじゃないかなと思います。特に今年特別な動きをしたってことではないんですけども、平均点が高い。
伊藤:逆にいうと、ここ数年数字が落ちてないってのは凄いことですよ。
飯森:葉月もそうです。常に上にいるから。SNSは滅茶苦茶バズる。頭いいんですよね。
今野:清瀬、松嶋については各社さんの実績もありますし、脱ぎっぷりも含めて、グラビア・オブ・ザ・イヤーにふさわしいと思います。
五島:西原は推したいけど、数字だと熊田ですね。
今野:子供を産んだ後もグラビアやってることを知らしめる意味ではありかな。今後のためにレジェンド、新人枠があっても良かったかな。
伊藤:松嶋はいいじゃないですかね。うちは麻倉を推したいですけどね。
――朝比奈、松嶋、牧野は当確ということで良いですね。
飯森:葉月は入れたいですね。ずっと安定しているんでね。松嶋と比べてもいい勝負です。神ボディに対して、低身長、巨乳でロリっぽい顔で、でもさばさばしている。まだまだ売れるんじゃないですか。よく頑張ってます。
五島:清瀬か葉月かどっちか。伸びしろは清瀬、実績は葉月。
伊藤:だったら、葉月を。ずっと落ちずに安定している。今後も頑張ってくれるんじゃないかなという点も良いです。
――清瀬、葉月っていう声が多い感じですね。
飯森:それは納得です。異論ないです。
今野:清瀬は来年も頑張ってもらいたいので、清瀬。目指せ松嶋って感じです。松嶋と清瀬は同じ和顔ですし(笑)。
――ということでまとめますと、森咲智美がグランプリ3連覇で殿堂入り。優秀賞が朝比奈、牧野、松嶋、清瀬、葉月の5名ということで良いでしょうか。
一同:良いと思います。
――ありがとうございました。今年も圧倒的な強さを印象づけた森咲智美がグランプリ、そして殿堂入りが決定しました。来年は今回優秀賞になった5名を始め、期待の新星がこのグランプリを勝ち取る活躍を見せてくれることを願っております!
――このたびは「グラビア・オブ・ザ・イヤー 2020」グランプリ受賞おめでとうございます。受賞を知った時の率直な感想からまずお聞かせください。
森咲智美(以下、森咲):とっても嬉しいです! 最初聞いた時はびっくりしました。去年授賞した時から関係者の方に、グラビアの後輩の子たちを育てたいので来年の受賞はないよ、と言われていたので今年は半ば諦めていました。なので3連覇できて本当に嬉しいです!!
――選考会では圧倒的な支持を集め、文句なしの受賞でした。前回の受賞の際は、「エロ」をもっと世界の人に広めたい、バラエティなど活動の幅を広げたいと今年の抱負を語っておりましたが、ご自身の今年1年の活動を振り返ってみていかがでしたか。
森咲:「エロをもっと世界の人に広めたい!」という点についてはできたんじゃないかと思います! 今インスタで337万人のフォロワー様がいますが、半分は海外在住の方のフォローだったりするので、エロやグラビアの魅力を微力ながら伝えられたかと思いますし、引き続きSNSを使って広めていきたいと思います! いつになるか分からないけど、世界中がコロナを恐れない時が来た時には、海外でも森咲智美イベントをやってみたいです!
また、バラエティなどの活動は、今年はチャンスをたくさんもらいました。12月には大好きな大泉洋さん主演の映画『新解釈・三國志』にも出演させてもらい、本当に毎日貴重な経験をさせてもらっています!
――森咲さんにとって、2020年を一言で表すと?
森咲:「闘った年」ですね。2020年は本当に皆で闘った年だったと思います。コロナ禍で外出自粛になり、その時の過ごし方を、関係者、ファンの皆様と試行錯誤しながら過ごした日々。去年グラビア・オブ・ザ・イヤーのグランプリをいただいてから、受賞者としての振る舞い方、そして自分自身にどう負けないでいられるか、エロの見せ方、常に向上心を忘れないで頑張って活動しました!
――イベントなどこれまでできていた活動が制限されることも多かったと思いますが。
森咲:そうですね。自粛中は予定していたお仕事がすべてなくなっちゃって本当に大変でした。ただオンライン上でのファンの方との過ごし方が、そのおかげで見つめ直せて、新しいアプリ「チェキチャ」「FOLLOW ME」に参加してみたり、率先してYouTubeで生配信をするなど、お家でもできることが分かりました。お家を公開したことがほぼなかったし、機材とか何もなかったので、通販サイトでライト、三脚など買い揃えるのは大変でしたが……(笑)。活動を制限されてもできることがあるなと思いました。そして、会えなかった分、今ソーシャルディスタンスを取りながらですが、実際にファンの方に会えるのは凄く嬉しいです!
――新しく始めた活動で特に力を入れたことはありますか。
森咲:YouTubeの生配信には特に力を入れました! 毎週金土日のどこかの曜日に生配信をして、ファンの方との交流する場を設けました。オンライン上でも同じ時間を共有出来るのは嬉しいですね! あとは自粛中にやっていたのは生配信サイン会や、オンライン飲み会です。普段イベントに来るのはハードルが高いよ、地方でこの時期には行けないよという方からとっても好評でした(笑)。
――今回、3連覇という偉業を達成されましたが、グラビアのトップを走り続けている秘訣はなんでしょうか。
森咲:関係者の皆さん、今の環境、マネージャー、そして応援してくれる「ともラバ」(注:森咲さんのファンのこと)がいてくれて今の私がいます。決してひとりでは3連覇できなかった。私に関わってくれる方、すべての人に感謝して活動することを心がけています。そしてモチベーションとしては、自分自身との戦いかと思います。グラビアでNo.1に選んでいただいて、ライバルは1年前の自分だと思ってます。なのでどんな状況にも満足せずに常に貪欲にベストを尽くす。毎日勉強! だと思ってます。
――今回の受賞、3連覇によって殿堂入りとさせていただきました。
森咲:正直ホッとする気持ちもあります。この3年間、頑張らなきゃ頑張らなきゃってずっと肩の力が入ってた気がするので、少しホッとします。ただ、殿堂入りということで、恥ずかしくない活動をしていかなきゃいけないとも思います。そして、グラビアを少し極められたのなら、グラビアを中心に、もっともっと後輩のために沢山の道を作っていく作業をしていきたいと思います。バラエティ、女優業、ロケもチャレンジしつつ、私は女の子の為の下着や水着のプロデュースをしたいんです! グラビアからそんなことができる人がいたら、凄く夢が広がると思うんですよ。 私は殿堂入りになってもまだまだ進化し続けます!
――最後に来年2021年に向けてメッセージなどをお願いします。
森咲:いつも応援してくれてありがとうございます! 2020年も大変お世話になりました。今年、グラビア・オブ・ザ・イヤーのグランプリをいただけて本当に嬉しく思います。ありがとうございます! 今後はたくさんの子の夢や道が広がるような活動をして行けたらと思います!! こんな大変な時でもSNS上とかで皆に元気とセクシーな写真をアップしているグラドルさん達をたくさん見ました。今後が楽しみです!
そして、私は日本一エロすぎるグラビアとしてエロの新しい見せ方の追求を今以上にどんどんしていこうと思ってます!! 今後ともこんな森咲智美についてきてくれますか? すべての方が素敵な年になりますように。2021年もよろしくお願いします!!
撮影:オサダコウジ
寸評:グラビアアイドルとして常に全力疾走する姿勢を評価されてグランプリ3連覇、そして殿堂入り。勢いは止まらない。
リリース作品:
19/12/20『森咲智美/花びら』(竹書房)
20/4/23『森咲智美/淫ら』(リップ/Eネット)
20/8/21『森咲智美/Dangerous Love』(リップ/Eネット)
20/11/20『森咲智美/恋一夜』(ライン)
寸評:「 週刊プレイボーイ」の美尻番付2017で東の張出横綱に。観る者を妄想世界にぐいぐい引き込む力量が秀でている。
リリース作品:
20/1/17『朝比奈祐未/悦楽のカルテ』(双葉社)
20/6/26『朝比奈祐未/琉球悦楽-終わりなき碧の目眩-』(スパイV)
20/10/20『朝比奈祐未/蠱惑な林檎 -聖職者の汚されたキャンバス-』(ライン)
寸評:Gカップ美巨乳に高身長の彼女は、アイドルグループ・sherbetのメンバーとしても活躍中。涼し気な目元に引き込まれる。
リリース作品:
20/7/25『清瀬汐希/ご主人様とメイドさん』(竹書房)
20/10/30『清瀬汐希/イケない関係』(スパイV)
寸評:小麦色のギャル系グラドルとして存在感を放っている。ミニマムボディにGカップという“黄金調和”が眩しい。
リリース作品:
20/2/17『葉月あや/FANTASY』(双葉社)
20/6/ 24『葉月あや/僕の天使』(E ネット)
20/10/20『葉月あや/Reversible』(ライン)
寸評:マイクロボディながら抜群のプロポーション。上品な透明感を放ち、舞台で培った表現力でファンを虜にしている。
リリース作品:
20/2/21『牧野澪菜/れいなのあと数センチ』(Eネット)
20/6/20『牧野澪菜/れいなは一生懸命!!』(ライン)
20/10/30『牧野澪菜/聖澪 』(Sデジ)
寸評:非の打ち所がない“ミラクル神ボディ”の持ち主。大胆衣装や際どい演出にも果敢に挑む綺麗なお姉さんにドキドキ!
リリース作品:
19/12/20『松嶋えいみ/Feel Special』(スパイV)
20/7/25『松嶋えいみ/元カノはえいみ』(竹書房)
20/11/20『松嶋えいみ/えいみに会えてよかった』(ライン)
―― 表現する人、つくる人応援メディア 『ガジェット通信(GetNews)』<先行概要>
選考対象:2019年12月1日から2020年11月30日までに発売されたイメージDVD(BD)に出演しているグラビアアイドル
選考基準:上記期間内に、最もショップに貢献したグラビアアイドル
選考委員:イーネット・フロンティア・飯森弘憲氏/エスデジタル・五島信幸氏/スパイスビジュアル・今野大輔氏/竹書房・伊藤昇氏(五十音順)