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平井卓也デジタル担当大臣は、マイナンバーカードについて、PRキャラクターのマイナちゃんと疑問に答えて解説する動画を2020年11月27日にYouTubeの内閣官房・内閣府マイナンバー制度公式チャンネルに公開。今後も動画を普及啓発に活用していく意向を示しています。
マイナちゃん・平井大臣がマイナンバーカードについて解説してみた(2020.11.27)
https://www.youtube.com/watch?v=hRTvuZsU8Kk [リンク]
動画では、マイナンバーカードの使い道について平井大臣が「対面でもオンラインでも大人でも子供でも、マイナンバーカードは最高位の身分証明証である」と述べて、2021年3月予定で健康保険証としても使えるようになることを説明。また、悪用を心配する声について、「カードの中には情報は溜まりません。キーホルダーのようなものと考えてください」などといい、安全性を強調。今後、運転免許証との紐付けなどを進めることで、利便性向上についてアピールしています。
電子政府の取り組みの先進事例であるエストニアには、国民全員に番号を割り振るID制度があり、eIDカードの保持が義務付けられていますが、平井大臣は「罰則を伴わない義務化よりも、メリットが増えることの方が普及につながっている」という認識を示し、今回の動画が普及啓発の一環として「やってみた」とします。
一方で、マイナンバー制度公式YouTubeチャンネルの登録者数は4000人以下。解説動画の再生数は1500回程度に留まっています。平井大臣は「作り方にもよるのだと思うけれど難しい。丁寧に説明すればするほど長くなる」というだけでなく、「政府広報全般に言えることだが、動画を各省庁が作っていても動画に到達するような手段など、ちゃんとマーケティングを講じているかというとそこまでやってない」と課題意識を述べ、「本当は事細かにカードの使い方を説明するものがあってもいい。試行錯誤しながらやっていく」と今後も動画を活用していくことを示唆しました。
自身のTwitterなどのSNSでも動画を重視している印象の平井大臣。Youtuber並みの注目を集めることができるのか気になるところです。