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『日清のどん兵衛 限定プレミアきつねうどん 史上最もっちもち麺』が2020年11月16日に新発売されました。この『もっちもち麺どん兵衛』の特徴は、その名の通り“もちもちとした食感”にあります。
おもちのような特性を生み出す「もち小麦」を原料として配合することにより、“もちもち食感”とともに従来のどん兵衛で最も太い“太さ”を実現したそうです。
そして驚くべきはその調理時間。このどん兵衛、お湯を注いでから、なんと8分が必要とのこと!
スピードが求められるインスタント麺で、8分の調理時間を決断したどん兵衛、なにやら覚悟が感じられます。
ノーマルと比べると明らかに麺が太いですね。
しかしながらそれ以外については、(少なくとも外見からは)大きな違いは見られません。
ただし、七味については和山椒を利かせた「彩り七味」となっているようです。
カップめんの場合、個人によっては好みの硬さが存在しませんか? たとえば日清のカップヌードルの場合、筆者は2分15秒くらいが好みだったりします。
この“もちもち8分どん兵衛”にもひょっとしたら8分以外の“ベストの時間”があるかもしれません。今回はいつものどん兵衛と比較しながら、時間ごとの食感を確かめてみたいと思います。
0秒ってことは、つまりお湯も注がない状態です。万全を期するためにも、原点である0秒は確かめておきます。
・ノーマルどん兵衛の場合
まあ、硬いです。硬いけどボリボリと噛める硬さです。嫌いじゃない。
・もちもち8分どん兵衛の場合
ノーマルに比べると硬い! 太い分、硬さも増し増し。ちょっとこのまま食べられる感じではないです。
なんで8秒なのか。「8分どん兵衛だから、一応8秒も」という意見があったのは事実ですが、意味があるんでしょうか。とはいえ万全を期するためにも検証してみます。
・ノーマルどん兵衛の場合
何も変わりません。濡れただけで硬いです。
・もちもち8分どん兵衛の場合
こちらは端っこがほぐれましたが、大勢は変わりません。硬いです。
1分だと多少は変化があるはず……。
・ノーマルどん兵衛の場合
ややほぐれますが、ガチガチです。ほぐれただけの硬い麺。
・もちもち8分どん兵衛の場合
こちらも太いながらなんとかほぐれますが、噛みしめると芯が強すぎて美味しく食べるのは無理。硬いです。
・ノーマルどん兵衛の場合
食べられなくない状態に。でも、美味しく食べるには芯が強い。もう少し時間が欲しい。
・もちもち8分どん兵衛の場合
さっきの1分よりマシだけど、それでも食べるには無理がある。これまだまだ時間がかかりそうですね。
・ノーマルどん兵衛の場合
なんか「もういける!」感じすごい。もう平気だけど、少ーーしだけ硬いかな。人によってはこれイケるんでは?
・もちもち8分どん兵衛の場合
やや柔らかくなってきた。全体としてふくらみきってない印象がある。カップヌードルだとこれで終了だけど、8分どん兵衛の場合はこれから。
・ノーマルどん兵衛の場合
もう問題ないレベル。硬さもほど良いレベルです。個人的にはこの段階でも好き。
・もちもち8分どん兵衛の場合
折り返しの4分。8分どん兵衛の場合、ふくらみを感じるもののまだまだ芯があるなあ、という感じ。ただ、スープのダシを吸い込んで来て麺の美味しさも大きく感じられるようになってきました。
・ノーマルどん兵衛の場合
きました。公式設定でジャストの時間です。しっかりと水分を含んだ麺は、文句なしの柔らかさとコシです。
・もちもち8分どん兵衛の場合
ノーマルだと出来上がりの時間ですが、こちらはまだまだ。食べられなくはないがふくらみきっていない感じは相変わらず。ノーマルの3分状態の手前くらいの印象。
・ノーマルどん兵衛の場合
さらにスープを吸い込んだ麺は良き柔らかさ。まだまだコシもあり、このゾーンが好きな人も居そう。
・もちもち8分どん兵衛の場合
かなりイイ感じに仕上がってきてる! せっかちさんはここでも食べられそうだけど、ベストじゃないという確信もある。噛み始めたときは「おっ!」という柔らかさなんだけど、噛み切るときの硬さで「もっとイケるのではないか」って思います。
・ノーマルどん兵衛の場合
さらにもっちもちになってきてる。そろそろコシは消えかけ。でもまだ平気に柔らかくておいしい。
・もちもち8分どん兵衛の場合
わずかにわずかに硬いけど、これってもうコシとよべる範囲内かも。もちもちの弾力と太さがある、生めんのような仕上がり。でもここまで来てみるとさらにしっかりと「戻った」状態で食べてみたい。
・ノーマルどん兵衛の場合
まだまだ平気。ツルツルののど越しで麺表面の弾力もあるけどかなり柔らかい。スープのうま味はたっぷり。
・もちもち8分どん兵衛の場合
仕上がった! ジャストです。柔らかさとコシの両立した、太っといモチモチ麺の完成です。
スープをノーマルと比較すると、こちらの8分どん兵衛の方が甘めで塩味は控えめのまろやかな仕上がり。昆布とかつおのダシがものすごく良く感じられ、麺の小麦の味わいもしっかりと楽しめます。
・ノーマルどん兵衛の場合
だいぶコシが無くなってきました。ちょっとテロテロになってきてますが、箸でつまんでもすすれます。ツルツルのテロテロな麺です。
・もちもち8分どん兵衛の場合
変わらずモチモチでコシがある麺。前よりしっかりダシの効いたスープを吸い込み、麺とスープが調和した印象。このゾーンでも楽しめる太麺、耐久性高いです。
・ノーマルどん兵衛の場合
ちょっとふにゃふにゃかな?箸で持ち上げるとプツリと切れます。
・もちもち8分どん兵衛の場合
すごく柔らかいんだけど、まだ麺としての食べ応えがある。この許容範囲はすごいかも。麺のコシすら感じられます。
・ノーマルどん兵衛の場合
16分とときと大差ないくらいの柔らかさ。めっちゃ切れますので、歯が弱くても食べられちゃうレベル。
・もちもち8分どん兵衛の場合
形はしっかり保ちつつやわやわのツルツルで、ちょっと生めんぽさがある食感。この段階で気づいたのですが、おあげがノーマルどん兵衛よりも厚みが出てます。乾いているときや8分段階ではわからなかったのですが、ここにきておあげの違いが出てくるとは。
ノーマルの方がおあげが甘いんだけど、それと何か関係あるのかしら??
ここから一気に100分までワープしてみます!
100分どん兵衛の場合、それぞれどんな風に変わるのでしょうか。
・ノーマルどん兵衛の場合
30分段階でMAXの柔らかさかと思ってましたが、さらにトロトロの麺に仕上がりました。口の中でほどける食感です。しかしながら、麺の形状は意外としっかり保ってるのです。いつものどん兵衛とは別物になっていますが、とろける麺に味がしみしみで美味しい。汁は無くなってきてます。
・もちもち8分どん兵衛の場合
麺としての形状はしっかり保ってます。さすがにかなり柔らかくコシはさすがにないです。ダシの味がしっかりと麺にしみ込み、まだツルツルとしているのも驚き。
そして、スープなのですが、ノーマルのほうは麺がスープをほとんど吸ってしまっていたのに対し、こちらのスープはしっかり残っています。もちもち麺がそこまで吸水してない事の証明ですね。
もちもち8分どん兵衛は100分でも美味しかったです。
さすが8分を要する「究極の麺」だけあって、時間経過の違いが如実に現れました。
スープやおあげの味のバランスも麺に合わせたチューニングになっているので、時間経過しても全体のバランスが崩れにくかった印象です。
ノーマルどん兵衛の場合、硬さも楽しむ4分くらいから柔らかさとツルツルのど越しを楽しめる7、8分くらいまでが良さそうでした。
対してもちもち8分どん兵衛の場合、おススメはジャスト8分以降。10分くらいまでは余裕で美味しいうどんとして楽しめますし、温度さえ気にしなければ30分から100分どん兵衛でも楽しめてしまいます。
「究極の麺」が持つ「驚きの食感」は伊達じゃない、と感じました。
もち小麦のおいしさをぜひ、試してみてください。
税別205円で2020年11月16日(月)から全国で発売です。