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新型コロナウイルスの感染拡大以降、さまざまな感染症対策を施しながら新しい日常に適応しようと努めている飲食業界。その中でも、回転寿司チェーンの「くら寿司」が一歩先を行く取り組みを実施していたのでご紹介します。
これまでも店員を介さずに席まで案内する「セルフ案内」や、食べたお皿の枚数を自動でチェックする「セルフチェック」など、最先端の技術を活用した“非接触型サービス”を提供してきたくら寿司。
その取り組みはさらに進化し、くら寿司の池袋サンシャイン60通り店では、機器に触れずに操作できるタッチレスの受付案内機とセルフレジが導入されました。
https://twitter.com/stamina_taro/status/1315899944511836160
#くら寿司 の感染症対策がすごい!指の動きを認識し、タッチレスで操作できる受付案内機とセルフレジが導入されました。 pic.twitter.com/jqQcEYMuio
—よしだたつき@getnews.jp (@stamina_taro) October 13, 2020
機械についた特殊センサーが利用者の指の動きを判別し、モニターに触れずに操作が可能に。これにより、店員を介さずに受付や会計が可能になるだけでなく、不特定多数の人が接触するタッチパネルに触れる必要もなくなります。
テーブルでの注文時には、これまで専用アプリのみに対応していた「スマホで注文」がブラウザにも対応。
タッチパネル上に表示されたQRコードを読み込むとテーブル番号に対応した注文画面が表示され、1席あたり人数制限なくスマホで注文ができます。個々のスマホから注文できることで利便性も高まりますね。
ちなみに、くら寿司でよく見かける防菌寿司カバー「鮮度くん」は、なんと2011年から導入をスタートしていたそう。店員と来店者の双方がカバーに触れることなくお寿司を出し入れできる優れものです。
食べ終わったら皿投入口でお皿の枚数を計算して会計となるのですが、現状ではこの時の「投入完了」ボタンと合計金額の「OK」ボタンの2回のみ、タッチパネルの操作が必要となっています。今後、来春を目途に改修を完了し、機器への接触もゼロの“完全”非接触型サービスを目指していくとのことです。
くら寿司ではセルフ案内などの導入で店員のオペレーションを簡略化してきた一方で、感染症対策に係る対応で増えた業務も多いといい、今後もコンタクトレスな接客を取り入れながら待ち時間の低減やサービスの向上などを目指していくとしてます。
なお、タッチレスの受付案内機やセルフレジは、10月16日(金)になんば日本橋店にも導入予定。さらに、今後のくら寿司のスタンダードとなる「スマートくらレストラン」1号店として11月17日(火)にオープンする東村山店を皮切りに、2021年12月までに全店舗で導入する方針としています。