多くの名作を生み出してきた脚本家・小説家の内館牧子氏が「源氏物語」を題材に、奔放で強い女性によって成長していく青年の姿を描いた長編小説「十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞」を元に実写化、映画『十二単衣を着た悪魔』が、11月6日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開します。



本作の主演は、ひっきりなしに出演作が続き、主演作の『今日から俺は!!劇場版』含む出演作が今年6本も公開となる若手実力派俳優伊藤健太郎さん。就職試験59連敗中の実家暮らしのフリーター・伊藤雷を演じます。


そして、自身の美しさと比類なき意思の強さでまるで“悪魔”と例えられることもある弘徽殿女御には、『ダンスウィズミー』 (19)、『犬鳴村』 (20)、『Daughters』(20)など主演作が続く三吉彩花さん。そのほかに伊藤沙莉さん、戸田菜穂さん、ラサール石井さん、山村紅葉さん、笹野高史さん、そして田中偉登さん、沖門和玖さん、細田佳央太さん、先日発表されたMIOさん、YAEさん、手塚真生さん、LiLiCoさん、村井良大さん、兼近大樹さん(EXIT)と若手実力派からベテランまで個性豊かな豪華キャストが集結し、現実と源氏物語の世界を華やかに彩ります。



誰もが一度は目にする物語と言っても過言ではない源氏物語。源氏物語と言えば光源氏が主人公ですが、内館先生がフィーチャーしたのは、桐壺帝の正室で、源氏物語では少ししか登場しない弘徽殿女御。内館先生は、彼女を自立した強い女性として、自らの手で未来を切り開こうとする弘徽殿の思想や生き方は、現代女性の共感を得られる魅力的な人物に書き上げています。



そして黒木監督は、「ネガティブな大学生・雷を演じた伊藤健太郎さん。撮影は、ほぼ順番通りに行ったのですが、彼の顔が日に日に変わっていったのです。ダメンズだった(もちろんお芝居ですが)彼が、様々なシーンを経て、ラストでは見事なまでの清々しい顔へと変化していきました。演技的にも申し分なく、偽りの陰陽師・雷鳴ではなく、等身大の雷として自分の人生を迷いながらも歩こうとするこのキャラクターにしっかりと寄り添ってくれました」と雷に寄り添った伊藤さんの演技と、「潔いトップレディの生き様、時代を冷静に見つめることのできる才能、一報で母親として息子への無償の愛が見え隠れするこの難しい弘徽殿女御を演じてくださった三吉彩花さん。十二単衣が似合う女優はこの方の右に出る人はいないでしょう。そして、この美しい彼女からは想像できないような、センセーショナルなセリフの数々。“悪魔”とは、人の英知を超え凡人には太刀打ちできない心の強さを持った人なのだと、彼女の演技を見ていて感じました。とりわけ弘徽殿女御役の三吉彩花さんはカツラも着物もとても似合い、その美しさに見とれました。そしてその渾身の演技で、画期的なキャラクターに命を吹き込んでくれました」と弘徽殿女御を演じた三吉の演技を絶賛。


また、日本を代表する監督等から絶賛のコメントも寄せられています。


「人物だけでなくそこにあるものすべてに狙いがあって、それが一点の曇りなく最後まで突き抜けているさまが、この作品のおもしろさに繋がっている。観れば、ここ暫くの憂鬱も晴れて、世界の見え方さえ変わってくるよ!」阪本順治監督


「伊藤健太郎さんが、ドンドンと平安時代の人に変貌していくのに驚嘆!千年の年を超え、人の心根が寸分変わらぬことを痛感しました。」中田秀夫監督


「闇があるから、そこにある光に気づけるのだ。嫉妬や憎悪や痛みに目を背けずに描いたからこそ、伊藤健太郎演じる雷の変化を信じることができる。黒木監督はフィクションの中のフィクションという難題を乗り越え、そこに生きる人々の心情を描き切った。」市井昌秀監督


「驚くべきストーリーだが、俳優陣の演技に引き込まれ、時空を易々と飛び越えてしまった!波状的にやってくる面白さは、監督の作品愛の為せる業か。映画マジックを観た!」堤幸彦監督


「自分の生き方を貫こうとした皇妃の真実が、黒木監督にしかできない多彩な演出によって強く楽しく伝わってきました。」本木克英監督


「いつの時代も人間の内面は多面的で、ドロドロしていたりキラキラしていたりする。その中から高純度のピュアな部分を抽出する黒木監督の手腕に脱帽。本作の続編はもとより、宮廷もの大河ドラマとかを黒木監督で期待してしまう。」白石和彌監督


フリーターだった青年の成長と、彼に関わる登場人物の生きざまを、煌びやかな源氏物語の世界と現在を舞台に、今最も旬な豪華キャストとスタッフによって描かれた異世界トリップエンターテインメント。「千年後の今、自信を持って弘徽殿女御に捧げます。」と原作者・内館先生からの賛辞に加え、日本を代表する監督たちに絶賛される、この秋観るべき映画として間もなく公開する本作に注目です。




動画:黒木瞳監督・伊藤健太郎主演 映画『十二単衣を着た悪魔』予告編

https://youtu.be/1x0k_8K7ogw


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『十二単衣を着た悪魔』11月6日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開

【あらすじ】

現在、就職試験59連敗中!フリーターの伊藤 雷は文武両道な弟に引け目を感じていた。そんなある日、『源氏物語』に関するイベント設営のバイト帰りに、家の付近で激しい雷雨に見舞われ、バイト先でも目撃した不思議な光に吸い込まれて気を失った。目が覚めるとそこは何と平安時代、あの紫式部によって書かれた『源氏物語』の世界だった!タイムスリップしてしまった雷は、皇妃・弘徽殿女御と息子の一宮に出会う。口から出まかせで陰陽師“雷鳴”を名乗り、息子を帝にしようと野心に燃える弘徽殿女御に翻弄されながらも次第に触発され、一念発起する─。


伊藤健太郎 三吉彩花

伊藤沙莉 田中偉登 沖門和玖 MIO YAE 手塚真生 / 細田佳央太 LiLiCo 村井良大 兼近大樹(EXIT)

戸田菜穂 ラサール石井 伊勢谷友介 / 山村紅葉 笹野高史

監督:黒木瞳 内館牧子「十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞」(幻冬舎文庫) 脚本:多和田久美 音楽:山下康介 雅楽監修:東儀秀樹

主題歌:OKAMOTO’S 「History」 (Sony Music Labels)

制作・配給:キノフィルムズ 制作:木下グループ

(C)2019「十二単衣を着た悪魔」フィルムパートナー

公式サイト:juni-hitoe.jp[リンク]


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 堤幸彦「映画マジックを観た!」白石和彌「黒木監督の手腕に脱帽」映画『十二単衣を着た悪魔』に日本を代表する監督たちから絶賛コメント続出!