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サイズが合わない指輪を付けて取れなくなり焦ったという人、けっこういるのではないでしょうか?
Twitterで『AIスピーカー×独身サラリーマン』など独創的なBLマンガを発表している江久井さん(@kei_kisyu)が誕生日に母親からプレゼントされた指輪が外れなくなり、消防署に助けを求めたという実録マンガを公開しています。
※参考記事 これが「令和の最先端BL」……!? マンガ『AIスピーカーと独身サラリーマン』にハマる人が増加中
https://otajo.jp/85877 [リンク]
【誕生日に母から貰った指輪が外れなくなった本当にあった怖い話】指輪が外れない時は消防署の皆さんが助けてくれます!(絵面の都合でソーシャルがディスタンスしていないように見えますが実際はバッチリでした) pic.twitter.com/7LJxQGsnP2—江久井(えぐい) (@kei_kisyu) September 4, 2020
9月3日。誕生日に母から指輪を貰った江久井さんですが、中指にはめたら抜けなくなります。「終わりだ」と思いつつ、洗剤や油で滑りをよくして、糸で巻く方法も試し、やれることは全部やったけれど無意味……。
「指輪が取れなくなった時、助けてくれるとテレビで言っていた」ことを思い出して、自転車で消防署に向かった江久井さん。その間にも指は青紫色に変色……。
消防署で「助けてください」とか細い第一声を放ち、早速処置に。「今日誕生日で貰ったんです…切らないで取れますか?」と尋ねると、隊長さんが「うーん」と唸った後に「痛いの我慢できる?」と聞き返されてしまいます。想像するだけで怖い……。
「どれだけ痛くてもいいので抜いて」と言ったそばから「あいたたたた無理」となる江久井さん。「やめる?」と聞かれて一応は数分格闘しますが、「このままだと折れるか肉を持っていかれる」と悟り、切る方針に変更。ですが、リングカッターでゴリゴリとされて、圧迫感と振動の激痛に見舞われます。「隊長、手抑えててください」という部下隊員さんの切迫感……。尋常でない痛みにペンチを使いますが、「さっきより痛い」となり、「大丈夫?痛い?」と聞く隊長さんに「人生でこんなに強く手を握られた事はない」といいます。
ここで、突然の出勤要請のサイレンとアナウンス! なぜか消灯して「消したらアカン!」と切れる隊長。そんなハプニングもありながら、「3つで1つの指輪だったので長い戦いだった」という江久井さん。「結構こういう人来ますか?」と聞くと「そこそこね。高い指輪も切ったよ」と雑談したとのこと。切断処置を訴えないという誓約書を書いて帰り、切れたリングとマヒしている右手中指に「一生忘れない誕生日になりました」といいます。
今回の経験を踏まえて、「朝は指がむくむので、夜のうちにつけないほうがいいです! きついなぁと思う指にはつけちゃダメです。地獄を見る可能性があります」という江久井さん。「私はテレビで消防署に行けば切ってもらえると知っていたので、いろいろ試したあとで諦めてその方法を取りました。ですが、消防署にすぐ行けない方や、それを知らない方のことを考えると……。この漫画がキッカケになって、誰かの指と指輪を救えたならいいなと思います。消防士さんは優しいです。痛くないか声をかけてくださいます。私は嗚咽で答えました」と語ってくれました。
「誕生日に貰った指輪を付けて約12時間後の大事件でした。このエピソードに対して、“来る一年の厄を減らしてくれた可能性”とおっしゃっていた方がいました。その言葉で、この一大事でぐったりしていた私と母は救われました! ここから沢山いいことが起きればと思います(連載や書籍化など)。指を心配してくださった方も沢山いらっしゃいました。漫画を描くのに利き手にこんなことが起こるなんて……。無事に外れて良かったです」という江久井さんですが、写真・動画撮影、このマンガの執筆許可を取ったというあたり、タダでは転ばない魂を感じさせてくれます。「散々な目にあった右手ですが、無事に指輪から解放されたのでこれからもこの手で様々な作品を作っていきます! いつもは創作BLを描いていますが、面白い事が起こった日常漫画もこれから描いていきたいなと思いました。目指すは連載と書籍化です!今後はより一層手を大事にして頑張っていきます」とのことなので、これからの活動に要注目です。
江久井さんのpixiv
https://www.pixiv.net/users/19904161 [リンク]
※画像はTwitterより
https://twitter.com/kei_kisyu [リンク]