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海外のブランド豚といえばスペインの「イベリコ豚」が最も有名なのではないでしょうか。等級にもよりますが赤身の濃厚さと脂身の芳醇さが特徴の高級ブランド豚として、日本でもよくその名前を聞くようになりました。
そんなイベリコ豚に次ぐスペイン産のブランドポークとして最近は「デュロック豚」という銘柄が注目を集めているそうです。
デュロック豚はイベリコ豚よりも希少性が高く、柔らかくジューシーでとろけるような旨味を堪能できるとされていて、生ハムの素材としてもよく使用されているそう。
そんなデュロック豚を使ったとんかつが、人気とんかつチェーンの「とんかつ新宿さぼてん」にて期間限定販売中です。こちらを実際に食べてみたのですが、これがもう驚くほどウマかったのでご紹介します。
こちらの「SaboREDロース」と「SaboFilet Gold Medalヒレ」がデュロック豚を使用した期間限定メニューです。盛り合わせ御膳はレストラン店舗限定での取り扱いのようですね。
もちろんオーダーしたのは盛り合わせ御膳。150グラムのロースカツに40グラムのヒレカツがついてボリュームも満点です。ウマそう~!!
早速ロースカツの方からいただいてみましたが、肉の断面に脂がジワリと浮かび上がっています。
これはデュロック豚が一般的な豚肉よりも脂が溶ける融点が低く、なんと人間の体温よりも低い32度で溶け始めるからだそう。
そして実際に食べてみるとびっくり。サクッとした食感とともに口の中で豚肉がジュワッととろけていくような感覚! しかもあふれ出てくる脂が甘い! この独特な甘味が絶妙なアクセントになっていてメチャクチャ美味しい~!!
同行してくれた撮影者は熟成三元麦豚のロースカツをオーダーしていたので比較用に食べさせてもらいましたが、断面の見た目からして全然違います。
熟成三元麦豚のロースカツも肉厚で旨味があって最高に美味しかったのですが、柔らかさとジューシーさはぶっちぎりでデュロック豚のほうに軍配が上がりますね。
見るからにジューシーなデュロック豚のロースカツですが、脂自体はサッパリしていて食べ過ぎたら胃もたれしちゃいそうな感覚はまったくありませんでした。
生ハムの素材として知られているデュロック豚ですが、こりゃあとんかつにも使っていかないともったいないですね!
ちなみにデュロック豚のヒレカツのほうも美味しかったのですが、ヒレ肉はもともと脂身が少ない部位になるので、どちらかというとデュロック豚の魅力を堪能しにくい部位になってしまうのかもしれません。どちらを食べるか悩んだらロースカツの方を食べてみることをおすすめします!
現在はとんかつ新宿さぼてんにて期間限定発売中となっているデュロック豚のとんかつ。今後さらに流行りそうな気もしますが、とんかつ愛好家の皆さまはぜひこの機会を逃すことなくお試しください!
(執筆者: ノジーマ)