2020年7月8日に単行本が『少年チャンピオンコミックス』から刊行となる矢村いちさん(@yamuraichi)のマンガ『声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている』。2020年6月22日にTwitterで発表された話では、失声症の真白さんと心が読める心崎さんがゲームセンターへ遊びに行きます。





前に約束したこともあってゲーセンに来た心崎さんと真白さん。1人では来るけれどほかの人とは来ない心崎さんは、「何すればいいんだ?」と思いますが、真白さんはいろいろなゲームに興味津々の様子。ただ、「音がスゴいな」と思っています。



一方の心崎さんは音よりもプレイヤーの「今のちゃんとボタンが反応したら勝てた」「糞ゲー」「まじイラつく」といった心の声が気になって若干イラっとします。その耳に、ピトっと手が伸びて……。



「やっぱり音スゴいよね。これで楽になるかな」と心崎さんの耳をふさぐ真白さん。「ゲームの音じゃないし、効果はないんだけど……」と思う心崎さんですが、思わず笑ってしまいます。


その後も、UFOキャッチャーをやったり、プリクラを撮ったり、ワニワニパニックをプレイしたり……。十分にゲーセンを楽しんだ二人。



プリクラをスケッチブックに貼る真白さんに、「いつか使い終わるのに」と言う心崎さん。「使いおわってもめっちゃ見ます」と伝える真白さんを見た心崎さんの「ま、その時はまた撮りにくればいっか」という言葉を聞いて、嬉しそうに笑うのでした。


矢村さん自身が「小さい頃から親に大きなゲームセンターに頻繁に連れてかれていて、“勝手に遊んで”という感じだったので馴染み深くて親しみがあります。高校のときも帰りにたまに寄って遊んだりしてたので、自分の中では気軽な遊び場のイメージです」というゲーセンの話。ちなみに心崎さんは「UFOキャッチャーあたりをたまにやっていて、結構うまいです。主にお菓子のビックサイズ的な景品を暇つぶしにとって遊んでます」とのことだったので、真白さんが取れなかったぬいぐるみを代わりにゲットしてあげたのではないでしょうか。


「尊い」「微笑ましい」という反応が多数あっただけでなく、心崎さんの笑顔に「やられた」という声もあったこのマンガ。矢村さんは「今回は2人の説明を入れなかったのですが、感想で2人のことを知っていて親しみを持っていただけていると伝わってくるものが多くて嬉しかったです」といい、「最初にふたりが手を繋いでる!?」という質問があったことに関しては「答えないでおこうと思います」と読者の想像を膨らますコメントを寄せてくれました。


2020年7月3日11時まで受付中の『次にくるマンガ大賞2020』コミックス部門にノミネートされているこの『声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている』。真白さんと心崎さんのやさしさに触れたいという人は単行本も含めて要チェックです。


※画像はTwitterより

https://twitter.com/yamuraichi/status/1274975413324771330 [リンク]


―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』
情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 ゲーセンの“雑音”にイラつく少女に声の出せない少女が取った行動は? 「尊い」「微笑ましい」の反応続出