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実在のアーティストの伝記映画『ボヘミアン・ラプソティ』『ロケットマン』、耳にしたことがある楽曲が多数劇中で使用される『ベイビー・ドライバー』『シング・ストリート 未来への歌』など、音楽が印象的な映画は傑作揃い! 楽曲に乗せて登場人物の心情をリズミカルに届ける音楽映画は、人々の心を魅了します。この夏公開される音楽映画を3本ピックアップいたしました。音楽×映画の組み合わせは観る者の心を捕らえて離さない!カントリー、ロック、そして現代の音楽シーンをリードする豪華アーティストによって彩られた作品にご注目ください。
■ワイルド・ローズ (6月26日公開)
カントリー・ミュージシャンとしての成功を夢見るシングルマザーのローズ。夢と家族との狭間で葛藤する姿を『ジュディ 虹の彼方へ』での好演が光るジェシー・バックリーが主演を務める。劇中では新旧さまざまなカントリー・ミュージックがバックリー自ら歌い上げられ、女優であり、シンガーでもある彼女の本領が発揮される。映画のクライマックスで歌われるオリジナル楽曲である主題歌「GLASGOW」は賞レースを席巻。英国アカデミー賞(BAFA)授賞式での見事な歌唱に、アデルを初め客席から大喝采が送られたほどで、世界中から称賛の声が贈られる音楽映画。
(C)Three Chords Production Ltd/The British Film Institute 2018
■カセットテープ・ダイアリーズ (7月3日公開)
イギリスの町ルートンで暮らすパキスタン移民の高校生ジャベド。音楽と詩を書くことが好きな彼は、閉鎖的な街の中で受ける人種差別や、保守的な親に価値観を押し付けられる鬱屈とした生活から抜け出したくてたまらない。だがそんなある日、そのモヤモヤをすべてぶっ飛ばしてくれる、ブルース・スプリングスティーンの音楽と衝撃的に出会い彼の人生は変わり始めるー。ロックミュージシャン”THE BOSS”ことブルース・スプリングスティーンでの名曲に乗せて彩られた青春音楽映画。
(C)2019 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
■WAVES/ウェイブス (7月10日公開)
フランク・オーシャン、ケンドリック・ラマー、カニエ・ウェスト、アニマル・コレクティヴなど、現代の音楽シーンをリードする豪華アーティストによる31の名曲が主役といえる作品。
トレイ・エドワード・シュルツ監督が楽曲のプレイリストを事前に作成し、脚本を執筆した本作は、すべての曲が登場人物に寄り添うように使用され、時にセリフ代わりに“心の声”を語る。
ある夜を境に、幸せな日常を失った兄と妹。傷ついた若者たちが、再び愛を信じて生きる希望の物語で、スクリーンいっぱいに躍動するサウンド、息を呑むほど美しい色彩と独創的なカメラワーク、登場人物の心情を疑似体験するストーリーテリングは、いまだかつてない映画体験をもたらし、映画の持つ無限の可能性を感じさせる。
(C)2019 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.
■LETO レト (7月24日公開)
ロシアに実在した伝説のバンド「キノ」のボーカルと、その才能を見出した妻をモデルに、自由と音楽を追い求めた若者たちの姿を描く。1980年代前半、西側諸国の文化が禁じられたソ連時代のレニングラードを舞台にした青春映画。T.レックス、デビット・ボウイ、イギー・ホップなどロックスターたちの名曲で彩られる。カンヌ・サウンドトラック賞最優秀作曲賞を受賞。
(C)HYPE FILM, 2018