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新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために「ソーシャルディスタンス」の重要さが訴えられています。
ソーシャルディスタンスとは意図的に人と人との物理的距離を保つことを意味する言葉です。最近ではコンビニやスーパーのレジ前に2メートル間隔でテープが貼られている店舗が増えてきたり、社会全体でソーシャルディスタンスを意識するような取り組みが広まってきました。
ソーシャルディスタンスの取り組みは日本だけでなく全世界でおこなわれていますが、そんななかアメリカのオハイオ州保健省がTwitterに投稿した、ソーシャルディスタンスの重要性を訴える動画がわかりやすすぎると話題になっています。
Social distancing works. We are all #InThisTogetherOhio. https://t.co/jU4ZAkm3Pypic.twitter.com/uKJtfi4cuP—Ohio Dept of Health (@OHdeptofhealth) April 9, 2020
動画を再生されるとまず流れるのは、ピンポン玉が設置されたネズミ捕りがいわゆる“密”の状態で500個敷き詰められている様子です。
そこに上から1個のピンポン玉が落下していくと……
1個のネズミ捕りが弾け飛ぶと同時に周囲のネズミ捕りにも被害が広がり、一瞬にしてほとんどのネズミ捕りが吹っ飛んでしまいました。
ところが今度は一定間隔に配置された、いわゆるソーシャルディスタンスをとった状態のネズミ捕りの上にピンポン玉を落としてみると……
そもそもネズミ捕りが弾け飛ぶことがなく、まったく被害が発生しませんでした。もし運悪くひとつのネズミ捕りが弾け飛んでしまったとしても、密集していた状態と比べると被害は圧倒的に少なく済んだことは容易に想像できますよね。
新型コロナウイルスという見えない敵を相手にしていると、ソーシャルディスタンスがどこまで効果があるのかいまいちピンときませんが、この動画のように視覚的にわかりやすいとその重要性がとてもよくわかります。
この動画を紹介したツイートは4月12日現在で3.9万リツイート、6.7万いいねを集め、世界中から「いい広告。いかにオハイオがクリエイティブにウイルスと戦おうとしているかわかる」「がんばろうオハイオ!」「これ以上家の中の生活は長引かせない!」などとたくさんのコメントが寄せられていました。
ちなみにこちらの動画を実際に撮影したのはAndy Nick氏(@nickAD)で、ネズミ捕りが爆発するシーンの準備には8時間かかったという裏話と別アングルでの動画を公開しています。
A lot of people have been asking how we did the @OHdeptofhealth video (aka –the Mouse Trap project). Here's an iPhone clip of our first "shot", which took 8 hours to set up. pic.twitter.com/3xxjiiz2N5—Andy Nick (@nickAD) April 9, 2020
人間とピンポン玉では被害の広がり方がそもそも違うかもしれませんが、いずれにせよ人と人との距離を保つことが重要であることは間違いありません。引き続きソーシャルディスタンスに気をつけながら過ごしていきたいものですね。
(執筆者: ピータン)