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全国各地にはB級グルメと呼ばれる、全国的には知名度が低くてもそれぞれの地域で親しまれている麺料理が数多く存在しています。
そのなかでも、新潟に存在する「イタリアン」と、那須塩原に存在する「スープ入り焼きそば」、さらに船橋の「ソースラーメン」の間の子的な麺料理がここに誕生しました。それがもう感動のウマさだったのでご報告です。
このたび誕生した麺料理は「チリトマトU.F.O.」とでも名付けましょうか。作るためには日清焼そばU.F.O.とチリトマトヌードルが1個ずつ必要になります。
それぞれ用意できたら、まずはチリトマトヌードルに熱湯を注いでいつも通り作ります。
続いてU.F.O.のほうもフタを開け、熱湯をすぐに注げるようにしておきましょう。
3分後、チリトマトヌードルが完成するので、麺を中心に食べ進めましょう。もちろんこの状態でも最高にウマい!
チリトマトヌードルの麺を3分の2くらいまで食べ進めたタイミングで、U.F.O.にも熱湯を注ぎましょう。
チリトマトヌードルはそのまま食べ進め、U.F.O.が湯切りの時間を迎えるタイミングで食べ終えることができれば理想的です。
U.F.O.を湯切りしたら、いつも通りソースとふりかけを混ぜて完成させましょう。もちろんこちらもそのまま食べても最高にウマい! チリトマトヌードルもU.F.O.も文句なしで完成されている食べ物なのですが、ここからもうひと手間加えることで、どちらともまったく異なる麺料理へと進化します。
最後はチリトマトヌードルの残ったスープを豪快にU.F.O.にぶっかけてしまいましょう。
チリトマトのスープの海にプカプカと浮かぶU.F.O.の島! これにて「チリトマトU.F.O.」の完成です!
これがもうびっくりするほどにウマい。トマトの酸味とチリソースの辛味がU.F.O.の濃厚でフルーティーなソースが見事に混ざり合い、あまりほかの料理に例えようのない味にまとまります。しかしそんなことはどうでもいい。とにかく甘味と辛味と酸味のバランスが絶妙なのです。
そんな完璧なスープを真っ向から受け止めるのがU.F.O.の中太ストレート麺。これがまた抜群の相性なのです。縮れていないのでラーメンのような感覚でも食べられるし、スープパスタのような感覚もある。なんだかわけがわからないけどウマい!
チリトマトヌードルそのままの方が好きだとか、U.F.O.そのままの方がウマいとか、そんな比較をするのは野暮というもの。これは新しい麺料理としか言いようがない、新しいウマさなのです!
ただしこの「チリトマトU.F.O.」に問題があるとすれば、カップラーメン1個分の麺を食べ終えないと作り始められないということになるでしょう。少食の人はきっとチリトマトヌードルを食べ終えた時点で満足してしまうはずです。チリトマトヌードルだけ食べても十分美味しいわけですからね。
一気に食べるのは難しいという場合は、先にチリトマトヌードルの麺を食べて、スープを冷蔵庫などで保存しておき、次にU.F.O.を食べるときにぶっかけるという手もありますよ。
(執筆者: ノジーマ)