ガジェット通信では日々の取材活動のなかで知り合った企業さんから“プレスツアー”にお誘いいただくことがあります。プレスツアーとは、遠方だったり普段では訪れることができない場所にメディアが招待される、いわゆる“取材旅行”のこと。場合によっては移動や宿泊にかかる費用をサポートしてもらえる場合もあったりします。


筆者もこれまで国内外の企業本社や自社工場、映画・ドラマの撮影セットやロケ地などを訪問し、その模様をレポートする機会がありました。



さて、今回プレスツアーのお誘いがあったのは、東京・亀戸の……ホルモン屋! えええっ、そんなプレスツアーあるのおおぉぉ!?



しかも条件を見ると、おすすめメニューとアルコール類含むドリンクを提供してくれ、飲食代は「すべて無料」とのこと。マジかよ、太っ腹だな、おい! 年末だし、もう編集部の忘年会やっちゃえ! ってことでスケジュールの合ったスタッフ総勢7名で亀戸の「井上臓器」を訪れてきました。



ホルモンの聖地・亀戸で営業して7年、2019年10月に旧店名「きっちょう」から店舗リニューアルした井上臓器。


周辺の店は牛ホルモンを提供するなかで唯一、豚ホルモンをメインメニューに据えた専門店です。



まずは生ビールで乾杯!



サントリーからプレミアム超達人店に認定され、クリーミーな“神泡”を提供してくれるこのお店。認定の証、“泡アート”まで美味しくいただいちゃいましょう。


ホルモン専門で店名に「臓器」を付けちゃうってド直球だなと思ったのですが、聞くと埼玉県川口市にある同名のホルモン精肉・卸売「有限会社 井上臓器」から許可を得たものだそう。家業として井上さんが販売する新鮮な臓器(ホルモン)の味に惚れ込んだ店舗オーナーが頼み込んでネーミングが実現。上質なホルモンが入荷できるようになったので、きっちょう時代の炭火焼肉からホルモン専門店に方向転換したのだとか。



鮮度バツグンだからこそ提供できる名物ホルモン刺しは、5点盛りで1580円。今回は「タン」「ハツ」「ハラミ」「ガツ」「コブクロ」の盛り合わせでした。それぞれ単品、一皿390円でも注文可能です。



丁寧に低温調理された鮮やかなピンク色のタン、ハツ、ハラミはゴマ油と岩塩でいただくのがオススメ。豚ホルモンの刺し自体が珍しいのですが、いずれもホルモン特有の臭みはなく、フレッシュな肉の旨みがダイレクトに伝わる逸品。その日の早朝に〆た豚ホルモンだからこその味わいです。



淡泊でコリコリ食感のガツやコブクロはポン酢やタレで味付け。バリエーションが豊富だとそれぞれ食感の違いも楽しめるのがグッドです。




続いて焼きメニューの「レバー」「ハツ」を堪能。エッジの効いたカッティングが美しい……。各一皿390円。



厚切りでサックリ食感のレバーはクセが全くないとは言いませんが、新鮮かつ下処理をきちんとしているので、しっかり“血”を感じながらそれが濃厚な味とコクに変換されている、といった感じ。もちろん嫌な臭みはありません。レバー好きには是非とも他と比べてみて欲しい!




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#亀戸 のホルモン屋#井上臓器 で食べたレバーが激ウマでした。


♬ 黒毛和牛上塩タン焼735円 –大塚 愛





「薬味3点盛り」(100円)を注文すると、「むげん辛ニラ」「幻の味噌」「特製ネギ塩」がセットになっているのですが、これがどれもお酒のあてに最高のヤツ。



特に幻の味噌は、山形県鮭川村で年に一度だけ作られる完全手仕込みの特製味噌をオーナー自ら仕入れたこだわりの品。これだけで延々とお酒が飲めちゃうし、お肉の“味変”以外にもいろんな使い方ができそうなので、ぜひ瓶に詰めて販売を希望したい絶品調味料です。



幻の味噌を使った「ハツのなめろう」(390円)を食べて、味噌が商品化されたら間違いなくバカ売れを確信しました。



希少部位「チチカブ(乳房)」「ホーデン(睾丸)」「フワ(肺)」の焼きメニューもいただきましたよ。各一皿390円。






ホーデンは納得の(?)歯ごたえと弾力でコッテリ濃厚な味わい。都内で提供しているお店自体きっと少ないので、これを食べたらホルモン通を名乗っても良いのでは。






コブクロと小腸を使った「ホルモンアヒージョ」、タンした、てっぽう、シビレを使った「ホルモンの唐揚げ」、定番の「特製みそもつ煮」、豚のレバーを低温調理してレバーパテのように仕上げた「下町のフォアグラ」といったホルモン尽くしの居酒屋メニューも。


アヒージョや唐揚げに使われるホルモンは日によって入れ替えがあるそうです。




アヒージョにはバケットが添えられており、レバーパテと組み合わせてもバツグンの相性を発揮(バケット単品の注文も可)。ワイン持ってきて~。調理してもなおホルモンの鮮度を感じるのが凄い。ここでも薬味のネギ塩あたりが大活躍します。



紹介した通り、アルコール類を含めたほとんどのメニューを390円で提供しているので、コスパの面でもかなり推しやすい井上臓器。


広めの店内にテーブル席と座敷席があり、少人数でも団体でも利用しやすい空間となっています。高タンパクかつ部位によっては低脂質のメニューも多いホルモン。忘年会の選択肢としてはこれまで思いつきませんでした、女性スタッフにも大好評でした。



ちなみに、井上臓器のお隣の店は同じくホルモン屋の「初代 吉田」。亀戸がホルモン激戦区となった元祖といわれる「亀戸ホルモン」の総料理長が独立してオープンしたお店です。井上臓器の店主からは「吉田さんもオススメなので是非寄ってみてくださいね~」と教えてもらい、ホルモンの街全体を盛り上げようという情熱が伝わってきました。



ホルモン屋が点在する商店街の雰囲気を感じながら、ハシゴして楽しんでみるのもおつじゃないでしょうか。


※記載した料金はすべて税抜き表記です。


井上臓器 店舗概要


住所:東京都江東区亀戸5-13-7

交通アクセス:JR総武線 亀戸駅 北口 徒歩3分

営業時間:

月~金、祝前日/ 11:30~14:30(料理L.O. 14:00 ドリンクL.O. 14:00)、17:00~翌0:00 (料理L.O. 23:00 ドリンクL.O. 23:00)

土、日、祝日/ 11:30~14:30(料理L.O. 14:00 ドリンクL.O. 14:00)、16:00~翌0:00(料理L.O. 23:00 ドリンクL.O. 23:00)

定休日:年中無休

公式サイト:https://akr9994176483.owst.jp/


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 編集部で忘年会をした亀戸のホルモン屋「井上臓器」を紹介! 新鮮な朝〆豚ホルモンを390円で提供