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豆や焙煎にこだわり、一杯ずつ丁寧にハンドドリップで淹れるスタイルで人気のサードウェーブコーヒー。このスタイル、実はマスターが一杯ずつ丁寧にハンドドリップする日本の喫茶店のスタイルそのもの。喫茶店のマスターが淹れてくれるコーヒーを自宅のリビングで手軽に楽しめるというコンセプトのコーヒーマシン「&Drip」のクラウドファンディングプロジェクトが、10月3日にMakuakeで公開されました。
ブラックコーヒーはカプセル1コ、カフェラテは専用のコーヒーとミルクのカプセル各1コを装着して、1杯分180mlのコーヒーを淹れるカプセル式のコーヒーメーカー。エスプレッソベースのコーヒーマシンとは異なり、ハンドドリップにこだわる点が大きな特徴です。
カプセルの底のシールをはがしてマシンにセット、カップを置いたらボタンを押すだけで、ハンドドリップ同様のコーヒーを淹れることができます。カフェラテでは、コーヒーのスモールボタンを押してコーヒーを淹れ、続いてミルクのカプセルをセットしてミルクボタンを押すことで完成します。
カプセルに、「コーヒー豆」「フィルター」「ドリッパー」という、ドリップコーヒーを淹れるためのすべての要素を集約しているのがポイント。カプセルの底にはフィルターがあり、カプセル側面の溝によりお湯が内部の豆のすべてに行き渡るように注ぐことができます。湯量と抽出温度、お湯を注ぐ際にかける圧力など、コーヒーの香りや旨味を引き出す工夫がこらされているとのこと。実際に淹れたコーヒーを飲んでみましたが、コクを感じつつクリアなハンドドリップならではの美味しさが味わえました。
プロダクトデザインは、nendoの佐藤ナオキ氏が担当。リビングに置いて使うことを意識し、タッチパネルは必要なときのみボタンが表示されます。コーヒーが飛び散りにくい構造で、5回の抽出につき1回、洗浄ボタンを押すだけというメンテナンスの手軽さにも注目できます。コーヒーが出来上がった際には、ギターの音色で通知するというオシャレ仕様。
付属の水タンクの代わりに、水のペットボトルを取り付けて使うこともできます。水タンクの給水や洗浄を意識しなくてよいのは便利ですね。
このプロジェクトは、日本コカ・コーラの新規開発事業本部が社内ベンチャーとして立ち上げたもの。豆の選定や抽出など、同社のノウハウを生かしつつ、アーリーアダプター層の声を聞きながら開発を進めるためにMakuakeでのクラウドファンディングを実施したとのこと。プロジェクトは10月30日まで公開中。記事執筆時点で、本体とカプセル2箱のセットで50%OFFの8389円(税込み)のコースが、ダークレッドの本体でわずかに残っています。
Makuake|日本人好みのドリップコーヒー。コカ・コーラのカプセル式コーヒーメーカー&Drip|マクアケ –クラウドファンディング
https://www.makuake.com/project/and-drip/