邦画・洋画・韓流・歌舞伎など上質エンターテインメントチャンネルでおなじみ「衛星劇場」でマンスリーで連続放送している、あのスーパー反戦映画『シベリア超特急』シリーズが、とうとう第5作目の放送に入った。



https://www.eigeki.com/series?id=21571&category_id=8&ym=201908


本作は、故・水野晴郎〈MIKE MIZNO〉監督・原作・脚色・主演による 『シベリア超特急5~義経の怨霊、超特急に舞う~』(04)で、パッと見の映像が一番豪華に見えているシリーズ第5弾。物語の舞台は1941年、満州里に向かうシベリア超特急の車内で、義経の秘宝のありかを書いた古地図を求めて複数の男女が同車内に乗り込み、ほどなく殺人事件が発生するというもの。山下陸軍大将と佐伯大尉の推理劇を中心に、ミステリーあり、アクションあり、反戦のメッセージありと、脚本レベルでは重厚な悲劇だが、映像になると完全なる喜劇という〈MIKE MIZNO〉マジックが破裂。20日(火)深1:15~/29日(木)深1:30~と、連続で観てしまいそうだ。


【関連記事】オリ急よりシベ超! お正月こそ楽しみたい名画『シベリア超特急』基礎講座 [リンク]


【関連記事】水野晴郎が衛星劇場で戦争反対を問う!シリーズ連続放送「今夜もシベ超!」 あの人のコメントも緊急お取り寄せ [リンク]


また、「シベ超」ファンの間でも超異色作となっている<舞台版>『シベリア超特急4』の放送も(8月22日(木)深1:30)。

https://www.eigeki.com/series?id=21570&category_id=8&ym=201908 [リンク]


この<舞台版>の衝撃は凄まじく、故・水野晴郎の観客に媚びないアーティスト性と、それでももてなしたいファンサの精神が奇跡的に混ざり合い、いまだにファンの間で語り継がれているほど。そこで今回も「シベ超」ファンにはおなじみ、中野ダンキチ氏に緊急コメントを依頼! サメ映画を世に広めるサメンテーターの中野氏も興奮気味に次のように語る。



■中野ダンキチ氏コメント


「佐伯大尉役のぼんちゃん(西田和昭)曰く、“シベ超”の舞台をみうらじゅんさんに見せたくて、上演したのが『シベリア超特急4』。

新宿のシアターアプルで1度切りの上演でしたが、普通の芝居や舞台では起こりえない、想像を超えるハプニングの連続に観客の皆さん大爆笑。

建物の上には新宿コマ劇場があり、あまりの笑い声の大きさに、その日に公演していた小林幸子さんの関係者から「何やってんの?」とお尋ねが入ったほどでした。

ラストは水野の監督名マイク・ミズノの名前を呼ぶ「マイク」コールが鳴りやまず、控室に引っ込んだ水野を慌てて呼びに行ったのも良い思い出です。

当時の私は水野事務所に入って3か月の“ただの素人”。

しかし、ひょんなことから代役で、謎の中国人役として初舞台を踏ませていただくことになったのもこの作品です。

“シベ超”という作品に名前を刻めたのも嬉しかったし、何より稽古も含めて毎日が夢のような世界を体験できて楽しかったな~!

あれからもう16年が経過しました。

今でも悔いが残っているのは、一観客としての立場で舞台を観られなかったことです」


と複雑な胸中を吐露。なお『シベリア超特急5』は、その後大ブレイクした歌舞伎俳優の片岡愛之助が、万里の長城で階段落ちをするという、日本映画史に残る名場面で大熱演を披露しているので、じっくり観てほしい。


■中野ダンキチ、イベント最新情報(近日詳細発表!)


9月16日(月・祝) サメ映画音楽イベントのサメ~フェス

10月12日(土)  サメトーク

いずれも会場は高円寺パンディットにて


―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』

(執筆者: ときたたかし) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか


―― 会いたい人に会いに行こう、見たいものを見に行こう『ガジェット通信(GetNews)』
情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 片岡愛之助が万里の長城で階段落ち!のけぞり必至作『シベリア超特急5』で最強の納涼