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全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。
ラーメンはいまやラーメン専門店、中華料理店だけでなく、レストラン、立ち食い蕎麦店、焼肉店など様々なお店で提供されるようになった。そんな中でも注目に値するのは“回転寿司”チェーンのラーメンだ。
サイドメニューとしてこれまでは椀物が中心であったが、近年ラーメンを提供するお店が増えてきて、現在ではラーメンがサイドメニューの売上の1、2を争っているところも少なくない。
ラーメンを提供している回転寿司チェーンがいくつかある中で筆者が3年以上にわたって注目しているのは「はま寿司」だ。2015年11月に『贅沢一杯 コク旨煮干しラーメン』を食べて衝撃を受けて以来、注目し続けている。
「はま寿司」は日本人の“ダシ文化”を重視していて、醤油も数種類のダシ入り醤油を置くなど、他チェーンと差別化を図ってきた。そんな中でラーメンのメニュー開発を行い、全国の行列店の味をセントラルキッチンで再現するというとんでもないチャレンジに打って出た。日本人の“ダシ文化”にしっかりマッチする行列店のスープを再現しようというわけだ。
時期によってメニューを変えているが、現在は『博多とんこつラーメン』だ。数ある季節限定ラーメンの中で、博多とんこつは4年連続で登場している気合いの入ったメニュー。
今回の博多とんこつの何が凄いかって、その豚の旨味の厚さだ。長浜ラーメンをイメージして作ったというが、まさに現地で食べるような豚のワイルド感が丼から伝わる一杯だ。
正直「ここまでしなくても……」と思うぐらいの豚の強さで、よくぞ踏み切ってくれたと拍手を送りたい。
よく考えてみると寿司のネタもそれぞれ独特の風味を持つものが多い。そこにある程度豚のワイルドさがきても実はそれほど違和感がないことに気づく。
このラーメンが味玉やチャーシューも入ってなんと380円で食べられてしまうんだから驚きだ。
ぜひ寿司をつまみに博多とんこつラーメンを啜りに行っていただきたい。
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(執筆者: 井手隊長) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか