- 週間ランキング
どうも、不動産ポータルサイトの編集長を務めているライターの丸野裕行です。
引っ越しシーズン到来ですが、ここで質問があります。
賃貸物件情報サイトなどで、住みたい物件を見つけ、いざ不動産屋さんに「この物件内見させてください!」と、日程も決めて、実際にそのお家を見に行くことになりました。そんなとき、あなたは何を持っていきます? 答えられない人! 手ぶらなんてもってのほかです!
実はこの物件内見、万全の準備で臨みたいものなんです。じっくりと時間をかけて、住みたい家を決めたいと考えるのであれば、二度手間にならないように万全の準備をして不動産屋さんに出向きましょう。
さらに2~4月は繁忙期なので、事前予約を入れると内見がスムーズにできますので忘れないでくださいね。予約を取るだけで時間のロスを減らせます。不動産会社というのは業界内での繋がりを持っている場合が多いために、他社が扱っている賃貸物件の情報だけを紹介しているケースも稀ではないのです。
しかしそのような物件に関しては部屋へ入れる鍵を持っていない可能性が高く、突然不動産会社に出向いた場合は管理している業者のところまで物件の鍵を借りにいく時間が必要となってしまいます。そうした場合は大幅な時間のロスになることが予想されます。
今回は、物件内見のときに準備するべき持ち物、内見できないときの対処法などを解説していきたいと思います。
進学や就職、転職、転勤などで遠方に引っ越さないといけない場合、やはり一度の内見で家を決めておきたいものですよね? 不動産賃貸物件は実際に足を運び、自分の目でちゃんと確かめてから選ぶことを絶対にオススメします。ここで一度の内見を成功へと導く必需品を紹介したいと思います。
実際に物件内見に持っていくと便利なものはこちら!
<便利な内見グッズ>
・物件の間取り図
・不動産情報サイトなどの画像
・3.5メートル以上のメジャー
・スマホ
・2~3個のビー玉
基本的にこの5つがあれば心配はありません。
間取り図はできるだけあなた自身で用意し、内見直前にどの場所に何を置くのかの配置場所をしっかりと想定しておきましょう。実際に内見する際にメジャーでサイズを測ればその家具が入るのかがわかります。
特に入居したてから必要なブラインドやカーテンの丈と幅を測ることが重要なので、長めのメジャーを用意したほうがいいでしょう。サイズはスマホのメモ帳にでも書き込んでおきましょう。
次は、実際の物件をスマホ撮影しましょう。内見のときの雰囲気を感じ、自宅でそれを思い出しながら、家具をレイアウトするときに役立ちます。
最後のビー玉ですが、ご存知の通り、直接床に置いて、建物自体がどの程度傾いているのかを調べるためのものです。これを水平器代わりに使うことによって、それがわかります。傾きは建物の土台や基礎工事に問題があるため、地震などの災害が起こったときに危険なんです。
さらに家賃が安い物件だからといって傾いている物件に住み続けていると、平衡感覚が乱れて、ひどい場合はめまいに悩まされるという事態に陥ることもあります。しっかりと確認しておきましょう。
遠方から上京するなど簡単に内見することができない場合はどうすればいいのでしょうか?
内見もせずに間取り図や物件の画像だけを見て、契約を決めるなんてことは絶対にやめてください。スマホがひとつあれば、簡単に物件内部の動画を撮影できて、映像をそのまま閲覧することだって可能です。
ですから遠方で内見に行けない場合は、希望の物件を扱っている不動産会社に電話を入れ、「動画を撮影してもらえますか?」と相談してみてください。今では、管理物件の映像をYouTubeでアップしている不動産会社も多いのでやってくれるはずです。
さらに「バスルームなどの水回りをメインに撮影してください」や「セキュリティーの状況が見たいので、ドアの前、オートロック、建物の周辺なども撮影していただけると助かります」というように、一番チェックしたいポイントはあらかじめ伝えるようにしましょう。
特にゴミ置き場、エレベーターホールなどの画像は、サイトの物件情報には掲載されていないことが多いので、そういった場所をチェックするために動画撮影を頼むのが一番です。
入居者退去が決定した時点で入居者募集をスタートする不動産会社は少なくありません。あなたが気になる物件が見つかったとしても、まだ入居者が居住している場合であれば内見できないこともあるんです。このような物件の場合、入居者退去後に内見できるまで待つと、他の入居希望者に契約されてしまうこともあります。
オススメなのは、同建物内で空き部屋が出ていないかを聞いてみてください。あなたの希望が2LDKであったとしても、1LDKの空き部屋があれば設備品やバスルームやトイレの広さはまったく一緒だったりします。他の部屋を見て、雰囲気を感じてみてください。
いかがでしたか? 内見は重要です。しっかりと内見準備を行うようにしましょう。
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: 丸野裕行) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか