ホラー通信がセレクトする今週公開の映画をご紹介します。


今週も個性豊かな3作が公開。まずはホラーじゃないのに恐ろしすぎる、実在のタイの刑務所を舞台に描かれるヘヴィーな実話ドラマ『暁に祈れ』が公開に。とあるイギリス人ボクサーが収容された刑務所は、殺人・レイプ・汚職なんでもありの無法地帯だった! 主人公を演じているのはジェレミー・ソルニエ監督のスリラー『グリーンルーム』で、バンドメンバーのリース役を演じていたジョー・コール。見違えるほどムキムキになった彼はまさしく本物のボクサーのよう。撮影場所は本物の刑務所、共演している囚人たちは本物の元・囚人の皆様なので絵面のリアリティがハンパない。ぜひスクリーンでお楽しみあれ。


続いて、邦画からは澤村伊智によるホラー小説『ぼぎわんが、来る』を映画化した『来る』が公開に。原作小説は日本ホラー小説大賞で大賞を受賞しています。監督・脚本を務めるのは『告白』『渇き。』などで人気を博す中島哲也監督です。


最後は、監督作『コールドスキン』やプロデューサーを務めた『HOSTILE/ホスティル』が今年立て続けに日本公開されたザヴィエ・ジャンのオカルト・ホラー『死霊院 世界で最も呪われた事件』。タイトルがものすごく『死霊館』を彷彿とさせますが、脚本を務めたのが『死霊館』のチャド・ヘイズとケイリー・W・ヘイズのコンビ。こちらはヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催される特集上映『モースト・デンジャラス・シネマグランプリ2018』での上映となります。


それでは今週も行ってらっしゃい!


『暁に祈れ』 12月8日公開



<ストーリー>

ボクサーのビリー・ムーアは、タイで自堕落な生活を過ごすうちに麻薬中毒者になってしまう。ある日、警察から家宅捜索を受けたビリーは逮捕され、タイで最も悪名高い刑務所に収容される。そこは殺人、レイプ、汚職が横行する、この世の地獄のような場所だった!死と隣り合わせの日々を過ごすビリーだったが、所内に設立されたムエタイ・クラブとの出会いが彼を変えていく。世界的なベストセラーをベースにした真実の物語。


上映館:ヒューマントラストシネマ渋谷&有楽町、シネマート新宿ほか全国順次

この映画の記事:そこは、この世の地獄だ…… ヤバすぎる実話映画『暁に祈れ』特別映像 “実録!タイの刑務所24時”

リンク:映画公式サイト


『来る』 12月7日公開



<ストーリー>

オカルトライター・野崎のもとに相談者・田原が訪れた。最近身の回りで超常現象としか言いようのない怪異な出来事が相次いで起きていると言う。 田原は、 妻・香奈と幼い一人娘・知紗に危害が及ぶことを恐れていた。 野崎は、霊媒師の血を引くキャバ嬢・真琴とともに調査を始めるのだが、田原家に憑いている「何か」は想像をはるかに超えて強力なモノだった。民俗学者・津田によると、その「何か」とは、田原の故郷の民間伝承に由来する化け物「××××」ではないかと言う。対抗策を探す野崎と真琴。そして記憶を辿る田原…幼き日。「お山」と呼ばれる深い森。片足だけ遺された赤い子供靴。名を思い出せない少女。誰かがささやく声・その声の主‥‥そ・う・か!・あ・れ・の・正・体・は・あ・い・つ・だ!

決して「××××」の名を呼んではならない。「××××」は、声と形を真似て、人の心の闇に……来る!!!どんどんエスカレートする霊的攻撃に、死傷者が続出。真琴の姉で日本最強の霊媒師・琴子の呼びかけで、日本中の霊媒師が田原家に集結し、かつてない規模の「お祓いの儀式」が始まろうとしていた。 彼らは、あれを止めることができるのか!?


上映館:TOHOシネマズ新宿ほか全国

リンク:映画公式サイト


『死霊院 世界で最も呪われた事件』12月8日公開



<ストーリー>

2004年、ルーマニアの修道院。悪魔祓いで23歳の修道女が死亡する事件が起きた。「その修道女には、悪魔が宿っていた」警察に逮捕された神父は、そう証言した。そして、「悪魔はまだ消え去っていない」と―


上映館:ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田

リンク:映画公式ページ


―― 面白い未来、探求メディア 『ガジェット通信(GetNews)』
情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 【ホラー通信セレクト 今週公開の映画】2018/12/7号:『暁に祈れ』、中島哲也監督作『来る』、MDGP2018『死霊院 世界で最も呪われた事件』